昨日10月27日(土)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・妊婦搬送拒否が増加傾向/神奈川県内』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
神奈川県内の救急隊が医療機関から3回以上、
妊産婦の受け入れを断られたケースは、
2006年は154件に上ったそうです。
2004年は86件、2005年は103件と年々増えており、
周産期救急のリスクの高まりを如実に示しているということです。
神奈川県内の消防は医療機関の受け入れ拒否が増加する背景として、
分娩《ぶんべん》施設の減少で産科医の
手が回らないことに加えて、かかりつけ医のない
妊婦の『飛び込み出産』が挙げられているようですが、
これに関しては、10月15日(月)に
『神奈川県内の医師や分娩施設が不足し手が回らない
産科医療の実態が、救急対応の面からも浮き彫りに!!』
として取り上げたように、産科医と分娩施設の不足から
『別の患者の手術などに対応中』が多く、手が回らないと
いったことがこの時点で明らかになっていました。
しかも各消防の救急担当者は『検診を1度も受けていない妊婦は
敬遠されがちで、受け入れ先がなかなか見つからない』
と明かし、そのリスクを指摘しています。
これは、安全なお産のために、また妊産婦の救急搬送がいわゆる
たらい回しになるリスクを少しでも少なくするためにも、
神奈川県産科婦人科医会の八十島会長がおっしゃるように、
妊娠の兆候があったら早めに受診することが大切ですね。
この妊産婦の緊急搬送拒否の増加は、産科医や分娩施設が
深刻な状況にある現状は、日に日に増える一方でしょうから・・・。
本当にこの問題は、国が深刻に受け止めて、
早急に取り組まないと大変なことになるのは、
目に見えていますからね・・・。少子化問題の重要な取り組み
としてしっかりやらないといけないです。
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