昨日1月25日(金)の神奈川新聞地域面から
『カナロコ・医師不在で診療再開めど立たず/山北町立山北診療所』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
山北町谷ヶの山北町立山北診療所が、医師不在のために、
昨年2007年4月から診療を休止したまま再開のめどが
立っていないそうです。山北町でも医師探しに奔走しているものの、
目立った成果は上がっておらず、山間地医療継続の難題に
直面しているということです。
深刻な状況にある医師不足の現状の中で、その医師不足がもろに
直撃するのがこういった山間部や町の診療所などと呼ばれる
ところですよね・・・。本当に困った問題ですね。
丹沢湖周辺の住民のみなさんは松田町に転出した診療所の
前任医師にかかったり、あるいは山北町の中心街や
静岡県小山町などに出たりしているということですが、
自家用車がないと1日がかりになるようですし、
路線バスを利用してでの通院となると、交通費は往復で2,000円以上に
なるということですし、肉体的負担、精神的負担、経済的負担の
3重苦になっていますね。これは、お年寄りの方たちや身体の不自由な
方たちなどには相当キツイですよね・・・。昨年2007年12月13日(木)には
『横浜市立大学が、2008年度の入試から、医学部医学科の
入学定員を60人から80人に20人増員!!』
として取り上げたように、横浜市立大学が、2008年度入学者の入試を皮切りに、
医学部医学科の入学定員を60人から80人に20人増員するなど、
市町村や神奈川県、各医療機関もいろいろ対策を打ち出していますが、
現状は、大学病院、総合病院、救急センター等でも、
深刻な医師不足にあり、救急搬送のたらい回しのあげくに、
患者さんが亡くなるなんていう痛ましい問題も各地で浮き彫りに
なっている現状ですし、限界があるのは確かです。何度も
書いてきているように、国が、過酷な労働条件・
労働環境にある医療現場の現状をしっかり把握し、
給与面や待遇面などの見直し・改善に取り組まないといけない
ということはもう目に見えていますね。
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