昨日3月22日(土)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・禁煙条例、話し合い「平行線」/神奈川県と小売業界が懇談』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
横浜市中区の神奈川県総合医療会館で、たばこの受動喫煙防止のために
神奈川県が制定を検討している『神奈川県公共的施設における禁煙条例』
《仮称》をめぐり、神奈川県と、神奈川県内の小売業者らが加盟する
『神奈川県たばこ商業協同組合連合会』の幹部らが懇談し、
約1時間半にわたって条例制定の必要性や対象施設の
範囲などについて意見交換をしたものの、押し問答が続き、
平行線のまま終了したということです。
話し合いはなかなか上手くはいかないだろうと思いましたが、やはり
『平行線』に終わった感じですね。『神奈川県たばこ商業協同組合連合会』
にしてみれば、条例が制定されて、公共施設等で禁煙になれば、
小売業界にとっては死活問題になるという危機感があるからこそ、
条例の施行は困るし、宮嶋会長の『分煙すればよく、あえて条例まで
制定する必要はない』というコメントが出るんでしょうが、
では現状では、しっかりと分煙されていて受動喫煙を
防げているのか?たばこメーカーや小売業界が協力して、
完全分煙化に取り組んでいるのか?というとそうではない
現状があるのではないでしょうか?だからこそ、昨年2007年12月14日(金)に

喫煙の規制に神奈川県民の88%が賛成!!』
《記事元の『カナロコ』の記事はすでに消滅》
として取り上げたように、無作為抽出方式で実施した神奈川県の
『県民意識調査』で、受動喫煙を防ぐため、神奈川県民の
90%近くは公共的な施設での喫煙を規制すべきだと
考えていることが分かっていますし、
この神奈川県民の声はすごく重いと思いますが・・・。
完全分煙化を望み、受動喫煙《副流煙》の危険性をキチンと
認識しているのであれば、たばこメーカーや小売業者側も、まず
完全分煙化の取り組みを積極的に行って、その姿勢を神奈川県民に
見せるべきだと思います。