フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

サツマイモの唐揚げを食べてから、読書会に。死と生を考えさせられました。

2017-11-22 23:45:50 | 読書会
今日は10時から読書会の日。
数日前の予報だと今日は雨が降ると言われていたけれど、寒くても良いお天気でした。
昨日川越の町を歩きながら、サツマイモを棒状に切った物の唐揚げを食べ、美味しかったので、
読書会のお茶うけに作ってみました。

唐揚げしたサツマイモに、少しお塩を振りかけただけなので、大学芋ほど手間は掛からないし、
個人的にはさっぱりしていて、大学芋より気に入って居ます。
サツマイモを揚げながら、違うガスコンロでサツマイモを蒸かしていました。

何故か、読書会の人たちは、皆さんサツマイモがお好きなようで、あっという間に一皿完食し、
二皿目に。その他に蒸したサツマイモも、ほぼ完食しました。富士宮のお隣さんのお芋は美味しいです。
干し芋にする為に、収穫してしばらく陽に当てていたと言う事ですから、尚のことです。

熱々のお芋を食べることが先で、読書会は後回しでした。
今日は川村元気著「世界から猫が消えたなら」を読みました。
癌に冒され、すでにステージ4で余命を宣告された若い男性が主人公の物語です。

独身の若い男性が、余命の宣告を受け、不思議な現象に迷ったり悩んだりします。
その現象の中で「明日、君は死ぬ」と言われ、「世の中の何か1つ消すことで1日命が延びる」と、
言われます。消して良い物を探し、電話を消されたり映画を消されたりします。

可愛がっている猫が居るのですが、「猫を消そう」と言われ悩みます。
大事な猫です。猫が居ない生活など考えられないと言う思いから、大好きだった母親を想い、
絶縁状態の父親を想い、以前は理解出来なかった両親の気持ちが理解出来、憎しみが消えていきます。

死を直前に感じたときの心の内を、巧みに描いています。読みながら胸が苦しくなりました。
死に直面した人間の心情の表現に感動しながら一気に読んでしまいました。興奮状態でした。
メンバーの方たちも、皆さん思いは同じだったようです。
少し時間を空けてから、個人的にもう一度この本をじっくり読み直してみたいと思っています。

80才代の方がお二人居られる後期高齢者の読書会ですから、死への思いは全く違います。
メンバーの意見を頭の隅に置き、再度読んでみたい、と想いが強くなっています。
コメント
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