フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

半世紀以上経過した、若い頃の長襦袢を再生・復活作業中。乞うご期待。

2017-02-07 21:30:34 | 雑感
2月7日 火曜日 晴れ

外は冷たい空気でしたが、陽射しがありましたので部屋の中は暖かかったです。
陽射しで暖かい食堂のテーブルで、「ウソつき」を作りを頑張りました。
ミシンで縫えばそれ程大変では無いと思っていましたが、甘かったです。

長襦袢を解き手洗いをして、軽く洗濯機で脱水。生乾きの状態でアイロンをしています。
その処置に問題があったようで、布幅に斑が出て仕舞い、縫い合わせるのが大変でした。
更に、地の薄い絹ですから、布が動いて縫い合わせるのが大変でした。

待ち針で止めて縫い初めても、知らないうちに動いてしまうのです。
手縫いでしたら避けられるのでしょうが、運針は苦手なのでミシンを使いますから尚のこと。
布を広げて裁断をしようと何度も挑戦するのですが、布が動いてしまい実行出来ず、足踏み状態でした。

蹴出し(腰巻き)と襦袢の袖だけ作り、その他は別の布を使うので、「ウソつき」と言うのだとか。
わたしも大人になってから知りました。群よう子さんの著作にも「ウソつき」が出て居ました。
サラシの肌襦袢は既製品でもありますが、縫った物が何枚か手元にありますので、それを使います。

体調は良い状態では無いので、休憩をしながらなんと無く一日「ウソつき」にじゃれていました。
先日まで袖にじゃれていたのですが、どうしても縫い方が解らないので、今日は蹴出しに挑戦です。
市販の蹴出しを採寸して、絞めやすい様にサラシを上部分に使い、何とかそれらしく作れました。

初めてですから結構時間を掛かってしまいましたが、2枚目からはもう少し手際よくなると思います。
ただ、今縫っている布地は50年以上前、大学の卒業式に着た長襦袢です。
振り袖を普通の袖丈に直しずっと着ていたので、縫い合わせた所の布が切れていたり薄くなってます。

そのままでは直ぐ切れて仕舞いますので、繕おうと思い、布を当てましたが、何とも格好が悪い。
それで、ふと買ったまま放置していました、布を貼り付ける糊を使ってみました。駄目元です。
縫い付けるより、見栄えが良くなりました。洗濯しても大丈夫、と書いてありますが、どうでしょう…。

50年以上前の長襦袢が蘇るのです。下着ですから、どんな方法でも良いと思って居ます。
母の好きな紅葉の柄で、母が仕立てた長襦袢です。初めのうちは外出着で、その後は普段着でした。

半世紀以上前の衣類を蘇らせるのですから、その「ウソつき」から元気を貰えそうな気がしています。
コメント
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