福島虐待問題研究会 (エフパネットふくしま)

ファミリーバイオレンスをなくして
家族と地域が豊かに育つ社会のために・・

平成25年度公開学習会終了しました

2013-11-10 22:30:43 | 事業報告

平成25年11月9日

年5回の電話相談員養成講座の最後の学習会として

公開学習会

「ファミリーバイオレンスと子どもたち~スクールソーシャルワークに期待すること~」

を開催しました。

ファミリーバイオレンスとは

家庭内で起こるすべての暴力行為のことであり

身体的虐待のみならず

精神的虐待

性的虐待

経済的暴力

社会的隔離

などがあり

そのような暴力の場面に子どもが居合わせること、

暴力場面を見せつけることも虐待である。

という共通認識を確認しました。

 

  その後 

 

福島県内の各市町村にも配置が進み

現在38名が配属になっているスクールソーシャルワーカーについて説明がありました。

ソーシャルワーカーとは

社会福祉の専門知識・技術を活用し

困難な問題を抱えている方の環境に働きかけて

その方の関わる関係機関との橋渡しを担う専門家で

 

スクールソーシャルワーカーは

問題を抱えた児童生徒を取り巻く環境に働きかけ

家庭、学校、地域の関係機関をつなぎ

児童生徒の悩みや抱えている問題の解決に向けて支援する専門家であること。

 

子どもたちの様々な問題が

家庭の中でおこっており

それは、

家庭全体の何らかの困難な要因と密接に結びついていることから

その解決のために

その家庭の生活を支える機関との調整などが得意な

スクールソーシャルワーカーが学校と共に支援を行うことに期待が寄せられていることについて学びました。

 

子どもたちの最善の利益という同じ目的を持つ専門職が増えることで

支援の幅が広がる期待が持てること。

その期待を実現するために

関係する機関のチームとしての調整が大切になってくることについて教えていただきました。

 

まだ歴史の浅いスクールソーシャルワークが

学校、地域で認知され、スムーズに活用されるためには時間がかかるかもしれません。

しかし、子どもたちの最善の利益という共通の目的を持つ関係機関同士が理解を深め

チームとしてそれぞれの役割が有効に活用され

子どもたちが今よりもずっと過ごしやすい社会となることを

切に願います。

 

 

 

参加者からは

「学校だけでは対応できない問題が増えているので

学校と福祉をつないで欲しい」

などの感想が寄せられました。

 

お忙しい中ご参加くださった皆さん

ありがとうございました。

 

この様子は福島民報新聞にも掲載されました。


全国一斉子育てホットライン 特設電話相談終了

2013-11-10 22:11:55 | 電話相談

H25年11月8日・9日の二日間

全国一斉子育てホットライン特設電話相談を実施・終了いたしました。

今年も

県内に限らず全国からのご相談をいただきながら

私たちも、いろいろなテーマについて考える機会をいただきました。

ありがとうございました。

 

子育てをして苦しくなってしまった時

ひとりで抱え込まないでください。

私たちがお話を伺います。

ひとりでは見つけられない道も

だれかが一緒なら見つけられるかもしれません。

あきらめないで

誰かに話を聞いてもらってくださいね。

 

私たちは

これからも毎月第2土曜日

10:00~15:00

相談をお待ちしています。

これは、子育てだけではありません。

 

家族の間の暴力に悩んでいる方からのご相談にも

対応することができます。

 

エフパネットふくしま直通電話番号

024-990-1343

 

私たちの相談時間以外には↓↓

 

 

 


全国一斉子育てホットライン 特設電話相談のお知らせ

2013-11-04 23:13:40 | 電話相談

今年も11月の児童虐待防止月間にちなんで

全国一斉子育て・虐待防止ホットラインの
特設電話相談を実施します。

子育てのことで悩んでいる方
ご近所で気になるお子さんについて
あるいは
虐待の相談を持ちかけられて対応に困っている方
どうぞ、気軽にご相談ください。

 相談電話番号 

024-990-1343

特設相談日

平成25年11月8日(金)  午前10時~午後5時

平成25年11月9日(土)  午前10時~午後3時

 

特にエフパネットふくしまは
児童に限らず、高齢者・障害者・女性の虐待相談にも対応いたします。

 

相談には
実際に福祉・教育・保育・医療に関わる
専門職の相談員が対応いたします。

秘密厳守いたします。

 

後 援 厚生労働省、全国社会福祉協議会、日本子ども虐待防止学会、福島県県各行政、報道機関

 

 

上記の時間外の相談の場合は全国ネットのナビダイヤル相談をご利用ください

 

 

 


リラックママ in 川内村復興祭

2013-11-04 22:02:24 | ボランティアグループおれんじキャット

平成25年10月20日

福島県子育て支援課「ふくしまキッズ夢サポート事業」の助成を受け

川内村復興祭の会場にて
子育てサロン『リラック・ママ』を
ブース出店させていただきました。

  

                      

                                 

                                            

       

 

学生ボランティアの
おれんじキャットメンバーが
紙芝居や絵本、手遊び、パペットなど
子どもプログラムを進め
一方で保護者の方
ハンドマッサージさせていただき
少しでもリラックスしていただきたい
という企画でした。

 

復興祭当日は
あいにくの御天気でしたが
予定通りイベントは開催。
環境大臣も出席され
たくさんの報道陣が見守る中
大勢の参加者が集い
会場は大変なにぎわいでした。

会場で目を引くのは
笑顔のプロジェクト

           

会場のあちこちにたくさん並べられた
子ども達の笑顔の傘
「笑顔でカエル川内村」のメッセージ

   

           

                            

                                         

大きな笑顔のカエルに
たくさんの笑顔のお皿の服


川内村に帰村した方だけでなく
避難中の方達も大勢協力され実施され
川内村への思いがあふれるイベントでした。

現在帰村している子どもたちは
幼児13名
小学生26名
中学生が26名と伺っていましたが

私たちのブースには
子ども16人
大人14人
もの方が参加してくださりました。

   

                  

                                  

村外に避難している子ども達も
この日は、帰村しているおじいちゃんやおばあちゃんの家に戻ってきた
そんなお孫さん連れの方も多くおられました。

帰村して出産1カ月の赤ちゃんを連れた
優しい笑顔の母さんにも
お姉ちゃんが、学生ボランティアのプログラムに参加している間
赤ちゃんを抱っこしながら快くハンドマッサージを受けてくださいました。

やっぱり、
ハンドマッサージは
心も柔らかくする効果があるかも・・・
みなさん、いろいろなお話しを聞かせてくださりました。

ハンドマッサージスタッフとして
先日講師をしてくださった井上さんも駆けつけてくださりました。

川内村を愛する皆さんと共に過ごさせていただいた本当に貴重な一日ありがとうございました。

川内の皆さんの元気と笑顔にたくさん触れ合って
私たちも笑顔で
これからの福島のために
私たちができることをひとつずつ
やっていきたい
そう思いました。

 

 

 

 

 

 川内村の関連サイト  笑顔でカエル川内村 http://www.merryproject.com/news/2013/10/3185/