Living by Bay and Canal

登場人物:海くん(夫)、キリン改めタクミ(長男)、ちびちび改めてんちゃん(次男)、そして私(妻)。最近は、お弁当日記

Lost&Found クリスマスのできごと 2

2018年12月26日 | Weblog
椅子にかけて待っている間は、
ドキドキ、ハラハラ。
こんなとき、祈るべきか、どちらでも驚きはしない平常心でいるべきか。
いや、落ち着こう…。

駅員さんが持ってきてくれたのはまぎれもなく、見慣れた、さわり慣れたそれだった。
約10年間使ってきたものだ。
「これです!」
「見つかって良かったですね。親切な方が届けてくれました。」

拾って届けてくれた人は、朝の忙しい時間もあってか、
名前や住所を告げずに置いていったそうです。
本当にありがとうございました。
この安心感は何にも代えがたいです。

前日に遺失物届けのメールを出していたのでそれに返信が来た。
大切なものが見つかって良かった、また何かあったら気軽におたずねください、と。

ディズニーランドのホスピタリティは有名だが、
東京メトロに感動した。

遺失物検索システムで、どこの駅からも、日付と時間、乗った区間で素早く検索できることや、
乗客の落とし物を大切に扱って管理し、なくした人に丁寧に対応していること。
そして、届けてくれる人がいること。

最後にサプライズがもう一つ。

遺失物管理センターは飯田橋にあるが、
そこまでの乗車料金は無料なのだ。
書類をつくってくれて、改札で見せると、そこまでの料金を返却してくれる。

なくしたのは自分が悪いのだから、仕方がないのだけど、
センターを訪れても落としたものが見つからないこともある。
きっと、とてもがっかりするし悲しい気持ちになる。
そんな時に少しでも心がホッとするサービスなのだろう。

朝の9時。とても嬉しいことがあった。
クリスマスに起こったハプニングだったが、
たくさんの人の優しさのこもったキーケースになって戻ってきた。
今、感謝の気持ちでいっぱいである。
これって、クリスマスプレゼントだったのかな。

若干、人間不信かつ自分不信になっていた私にとって嬉しい出来事だった。

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Lost & Found クリスマスのできごと

2018年12月26日 | Weblog
クリスマスの日。
サンタさんにもらったプレゼントを開ける息子たちを横目に朝からバタバタと出勤。
夕方は少し早めに帰宅して、近所のスーパーへ。
偶然?パパも来て夕飯の相談をしながら一緒に買い物。

そして、事件は起きた。

家に帰ってきたら、鍵がない。
バッグ、服のポケット、車の中、全て探したけどない!
一日、いつ、どこで、最後に使ったのは??
あまりにも無意識に当たり前に使っているので思い出せない。

マンションの管理人さん、前日行ったネコカフェ、さてはイオン?
いろいろ電話した。
もう何も手につかない。
息子たちに話しかけられるのも困る。
「ちょっと、黙ってて!
ママ、今、大変なんだから。」
前日に乗った車は2度探した。


沢口靖子の物まねの物まねをてんちゃんがしている。
「事件だわっ!」
ピリピリした気分が和む。
パパはご飯をつくってくれる。
ありがたい、んだけどそう思う余裕もない。
うーん・・・心配だ。一体どこに?
どこで、いつ落としたのか見当もつかないので手あたり次第聞いてみることにした。

翌朝、駅へ向かう途中の交番で聞いてみた。
「昨日は東京都でキーケースが30個届いています。」
ありゃ…私みたいなのが30人もいるんだね。
「西新井の駅に青のキーケースが届いているけど、ファスナーだし、違うね。まだ警察の方には届いてないから、鉄道で聞いてもらうといいですよ。」
交番でお礼を言って、最寄り駅の事務所を訪れた。
駅員さんが、検索システムでさがすと、
乗換駅にそれらしきものが届けられていた!
通った時刻、色、特徴がだいたい一致する。
その時間に何個も落ちているものではないはず。見つかったのかもしれない。

出勤前だったが、いてもたってもいられず、飯田橋へ。
9:00のオープンと同時に中へ入ると、
駅員さんが丁寧に対応してくれた。

「それらしきものが届いてるので、少しお待ちください。」

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