Family Flumのひとこま

たわいもないこと。それでも忘れたくないこと、大事なことを書き留めていきます。

残暑のスイス

2011-09-12 14:09:21 | 日々

夏ももう終わりだ、、なんて何回言ったでしょうか。

そのたびに水着をしまったり、夏物を片付け始めたりするんでしが、9月にはいってもぐっと一気に冷え込む気配がありません。

それでも、朝方はジャケットを着ないとひんやりしたり、風が吹くとすっかり秋の風になってしまっているのですが、最高気温28度になるほどのスイスで残暑を感じるこのごろです。

道ばたには、いよいよかぼちゃの無人販売が並んで、緑緑した大好きな芽キャベツがお店に並んで、これからは秋まっしぐらの気配です。

気がついたらもう9月の半ばへ。

口からでるのは文句ばかりで、余裕がなくて人を思いやる気持ちだとか気配りに足りない日々ですが、楽しく優しく過ごすことのほうが断然ヘルシーに思います。

文句を言うのを我慢してストレスたまって何がヘルシーだ?と自分に問うこともありますが、心穏やかに一呼吸すること、忍耐力を養うことは決してストレス増強にならないはず。

今年の新年の目標、半分が達成されていないので、パソコンの前に座る時間をちょっと我慢して、残りの2011年頑張ろうと思います。

いつもながら更新の少ないブログですが、目標のゴールが見えるまで今年はさらにのんびり更新となりますことをご了承ください。

がんばるぞー!

 


日本での夏 2011

2011-08-16 10:24:40 | 日々

暑い暑いと言われて覚悟していったにも関わらず、私たちが日本についてからというもの、最高気温も28度以上は上がらずお天気も不安定で、過ごしやすい毎日を送りました。

平日は両親は仕事のため、私たちはもっぱら近くの公園を散歩したり、夫やタータ、スイスにいるお友達に日本の絵葉書を書いて郵便局に届けに行ったり、子供たちも退屈せずに過ごしました。

フルムスコは朝の教育番組を見たくて見たくて、毎朝6時半に起きては自分でリモコン操作をして一人で見ていました。

いつもならば、朝からテレビなんて、、と言いたい所ですが、日本語の勉強にもなるしね、、と特別に。

2男坊も3男坊も次々と起きてはみんなで教育番組を見て、3男坊はすっかり「いないいないばぁ」のファンになってしまいました。

近くに住む上の姉も休みの日にはいつも顔を出してくれては、子供たちを児童館に連れて行ってくれたり子供たちや私の喜ぶのものを買ってきてくれたり、本当にお世話になりっぱなしでした。

じいじは仕事から帰ってくると、疲れているのに、フルムスコと2男坊とサイクリングに行ってくれたり、子供たちが飽きないようにとプールも用意してくれたり、毎晩のように花火もしました。

ばあばも忙しい仕事の中頑張って早く帰ってきてくれて、くたくたの中おいしいものをたくさん作ってくれて、子供たちもいろんな日本の味を知ることができました。

夫が日本に着てからは、それはそれは忙しい毎日。

とにかく、毎日のように予定を入れてでかけました。

これが日本の夏!というような夏が、夫の到着と共に始まりました。

高校時代の友達も何人も結婚して子供もできて、高校時代とは違った状況なのに、集まるたびに当時に戻ってしまいます。

日本に帰るときには、友達の誰かが必ずみなに声をかけてくれてこうやって集まってくれます。本当にありがたい大事な友達です。

全員そろえなくて残念な気持ちもありますが、また次回会えるときの楽しみにとっておきましょう。

そして、真ん中の姉家族も一緒に、姉家族が住む近くの温泉へと出向きました。

なんせの大人数ですから、じいじも頑張って大きな車をレンタカーしてくれました。

富士山が目の前に見える旅館のなんとすばらしいこと。

今まで泊まったことのある旅館の中ではナンバー1です。

とにかく、富士山の眺めもよいうえに、庭園の広く美しいこと。

京都とかに行かなくても、ここで十分日本の美しさを満喫できるぐらい。

入道雲ももくもくと、ゲリラ豪雨とよばれる突然の大雨もあったり。

やっとせみも鳴き始めました。

早朝5時ぐらいから鳴かれたときはびっくりしましたが、子供たちも、初めて見るせみのぬけがらにちょっと恐がりつつも興味津々。

夫もせみという昆虫をしりませんでしたし、せみの抜け殻を初めてみながらせみの一生を説明すると、こちらも興味津々でした。

暑い日中を避けるため夜のディズニーランドへ行ったり、お台場へ行って思いっきり遊んだり、大好きなカーズ2に出てくる東京タワーに上ったり、水族館へ行ってたくさんの魚を見たり、電車にもたくさん乗って、児童館へもたくさんいって遊んで、フルムスコの七五三の写真も撮ったり、同い年のいとこたちと遊んで、それはそれは忙しくも楽しい毎日を過ごしました。

あっという間に帰国の日になってしまい、残念な思いでいっぱいでした。

いつもはスイスでの生活を思い出しては寂しく思うこともありましたが、今回はもっともっと日本にとどまっていたい気持ちでいっぱいでした。

フルムスコも、スイスへ帰りたくなーい、というほどで、日本が大好きでそういってくれる気持ちをありがたく思いながらも日本を後にしました。

最後の最後で、また両親と一悶着してしまったのがなんとも後味の悪いものでしたが、どうか元気で、また近いうちに会えることを楽しみにしています。

両親や姉たち家族が元気でいてくれるからこそ、私たちが少しでも快適に日本を楽しめるようにと面倒を見てくれるからこそ楽しめた日本滞在であったことを、しっかりと心にとめて感謝の気持ちを忘れてはいけないと改めて思います。

暑くて暑くて快適とはいえない日本の夏でしたが、日本の夏をめいいっぱい満喫してきました。

スイスでの生活が始まっても、なかなか日本での思い出にふけると調子があがらない毎日で、すぐさま、次の日本行きの航空券なんて見だしてしまうぐらいですが、また元気で日本に帰れることを目標に頑張らないといけません。

お母さん、お父さん、お姉ちゃん、時間を割いて会いに来てくれたお友達、みんなありがとう。

お世話になりました。みんな元気で、またね。

お姉ちゃん、お母さんとお父さんの面倒をよろしくお願いします。

 

 


日本へ

2011-07-19 12:16:21 | 日々

いよいよ日本へ帰れるときが来ました。

日本へ行くことに、いろんな人の意見があるけれども、夫と検討したうえで日本へ行くことを決めました。

フルムスコはずっとずっと日本へ行くことを楽しみに待っていました。

私だってとっても楽しみにしていました。

母にはよく、「こうやって待っているうちが一番楽しいのよ。」と言われ、今までの日本滞在を考えたら、妊娠中だったりで体調が優れなかったり、スイスへの帰国日を早めたりと前例があるので、そういうものなのかな、、とも思ったり。

今回は夫も後半10日間くるし、こどもたちをいろんなところへ連れて行ってあげたいし、日本に行けること、考えるだけでうれしいものでした。

覚悟していた飛行機の旅も、1男2男にほとんど手がかからなかったものの、3男坊はテレビに興味がないし座席はないし飛行機は満席だしで、まぁまぁ手はかかりましたが、1時間遅れで飛びたったものの直行だったし、意外にも11時間があっというまに感じられたほどでした。

もちろん、一睡もすることなく、一度もイヤホンなんてつけられる状態ではなかったけれど、無事についたことで文句なし。

最後の30分で寝てしまったフルムスコは、かわいそうに、お兄ちゃんの宿命。下の弟がくうくう寝ている横でたたき起こされて歩かされて。。本当にいつもかわいそうな思いをさせているフルムスコ、えらいね、お兄ちゃんは。

空港までいつも車で迎えに来てくれる母と上の姉にはいつも感謝です。

姉とは約2年ぶりの再会。母とは3男坊が生まれたときにスイスに来てくれたので、約1年半ぶりの再会。

子供たちもみんな起きて、ばあばとあやちゃん(姉)に会えて大興奮。

空港を出たら、久しぶりに肌で感じる日本の夏。

台風の影響もあってこれでも気温は高くないのですが、じわじわと吹き出てくる汗をみると、これが日本の夏だ、と思うのです。

 

夫が来るまでは友達に会ったり私用をこなしたり、のんびりとすごしました。

さっそく近所のお祭りがあって、小さい子向けの山車をひくパレードに参加しましたが、1キロほどの距離を歩くのに、第一中継所ではスイカを食べ、第二中継所では冷たい麦茶を飲み、第三中継所ではがりがりくんのアイスが配られ、お祭り会場に着くまでにお腹がたぽたぽ。

それでも暑い中、はっぴを着て頑張って歩いた1男坊2男坊でした。

「お砂糖だらけだから大きくなったらね。」と、パピィにいつも言われていていまだかつて食べたことがなかった綿アメを見て、フルムスコが「あれが食べたい。」とばあばに言ったら、あっさりと買ってもらえて、しかもとってもおいしくて、2日続けて食べました。

私は焼きそばに焼き鳥にあんず飴を食べながら、「マミィがお祭りで大好きなものだよ。」と一緒にお祭りの雰囲気と味を分かち合えたこと、自分の息子たちにも自分の小さいころ見てきたものを見せてあげられたことがうれしいものでした。

日本の夏祭り、やっぱりいいものです。

いよいよ日本での夏休みの始まりです。

 

 

 


たまには

2011-07-15 10:17:30 | 日々

いつも遊んでいる友達と、たまには外で会うのもなかなか新鮮。

公園でお弁当を食べて遊んだ後、団体様で大通りを渡りトラムに乗り、チューリッヒ大学の博物館で遊びました。

大学にはよく足を運んだのに、もう、めっきりここには来なくなりました。

博物館も初めてで、こどもたちも楽しんでいました。

2男坊が熱を出したので足早に帰りましたが、今度はパピィとまたゆっくりと来たいね。

楽しい町での午後でした。


またね

2011-07-15 08:58:57 | 日々

親愛なるグスタフへ


グスタフ、僕だよ、フルムスコだよ。

今僕は、僕たちの楽しく面白い日々を思い出しているところなんだ。

僕たちは、2年間の付き合いだったね。

僕がこの町に引っ越してきたとき、僕には友達がいなかったんだ。

だけど、外で遊んでいる二人の男の子たちを見かけたんだ。

その子達の名前は、グスタフとフリーデル。

それから、僕は君たちの色んなことを知ったんだ。

同じプレイグループに通うことになったとか、君たちはドイツから来たとか、君は僕よりもちょっとだけ大きいことだとか。。

僕たちが知り合ってから、僕たちはいつも一緒だったね。

毎日外で遊んだね。

毎日自転車を乗り回したね。

いっぱい一緒に笑ったね。

おいしいお菓子もたくさん食べたね。

クラスが違うのに、一緒に幼稚園にも通ったね。

毎週月曜日、レストランで一緒にお昼ご飯を食べたね。

時々喧嘩もしたけれど、すぐにいつも、また仲直りもしたね。

僕たちは本当にたくさんのことを一緒にしたね。

僕たちが一緒にしたことを全部思い出して語ることはできないけれど、僕は、いつでも、この楽しかった日々を思い出せるよ。

僕たちの思い出を振り返るたびに、僕はとても幸せな気持ちになるよ。

僕は、君のことを、日本のじいじやばあば、タータやおじさんおばさんにもよく話していて、みんな君のことを知っているんだ。

だから、君は僕の家族の一員みたいなんだ。

だから、君がドイツへ帰ると聞いたとき、僕は本当に悲しかった。

君は悲しい?

僕はもうかなしくなんかないよ。

だって、お互いにドイツやスイスに会いにいけるし、手紙だって書いたりできるんだから。

もっと一緒にいろんなことをしたかったけど、遠くにいても、いろんなことを一緒にまだまだやれるんだから。

最後に、今まで本当にありがとう。

またあえることを楽しみにしているよ。

元気でね。

さようなら。

またね。


フルムスコ