毒を喰らわば、皿と机と胃薬もご一緒に。

生まれた時から人生消化試合。

そこに写っている、微苦笑に告ぐ。

2011-12-02 03:08:16 | 考察編
あと1冊、あと1節と思ってたらこの有様だ。何時だと思ってやがる。秋の夜長とはよく言ったものだなおい。こうなりゃ徹夜か?
どちらにせよ、このままでは眠れそうにない。久々に頭が一杯になってしまった。吐き出さないと割れそうだ。

最近は、「物語」を読むのが辛い。昔はあんなに好きだったのに、今でも好きな筈なのに、小説でも、そうでない書籍でも、マンガでもテレビでもアニメでもゲームでも、自分以外の所に視点を置くのが辛い。
そういうのは安易に簡易に俺の中に入り込んでしまう。中身が全然詰まってないんだ、空っぽにも程がある。そうやって借り物でなければ、予め用意されたストーリーがないと、俺は何も出来なくなっている。そりゃ本読んでる立場なんだから、ある程度展開は予測できる。脚本通りに進んでいる状況を俯瞰して、「俺ならこうするああする」と、そういう、強くてニューゲームと言うか、攻略法を熟知してからゲームを開始する様な、保険が無いと動けなくなってきている。当然ながら人生にそんな便利なものはない。
それがホラーであれサスペンスであれSFであれフィクションだろうとなかろうと、ハッピーエンドだろうとバッドエンドだろうと、その形態や形状が異なるにしろ、それ等が含む本質、或いはそれに準じるものが、もしかしたらこれまでの人生の中で手にする事が出来たかも知れない、事実手にしてきている人は少なからずいるという事に、後悔と言うには生ぬるい、死んでしまいたい位なんだか打ちのめされる。それが究極的に理想化されたものというのは充分承知だ、その上で、そこに詰まっているモノが、油断するとそっくりそのまま入ってきそうで、確かにそれは大変魅力的なんだが、如何せん形が合わない、だから痛い。俺を充足させるのは、風だけで良かった筈だ。今更何を。

俺は何が出来て何が得意で何を語れるのか、何もありゃしない。今まで汗や涙を流して何かにのめり込んだ事なんかありゃしない。勉強も人間関係も、その場その場で適当に取り繕って、おざなりで過ごしてきた。一歩引いた立場を装って、その実、逃げの一手にかけている。余裕を装っていられるのは、関わるつもりがないからだ。
どれも中途半端だ、んな事は充分承知だ。俺はそれで良いと思っていたし、そう信じてここまで生きてきた。それを今更否定した所でどうにかなる話でもないし、否定するつもりもない。そうやって楽な方に逃げて流れたのは紛れもなく俺自身の意思だ。
しかし、一度逃げた身であれば、後はもう逃げ続けるしかないのだ。捕まったらそこでおしまいなのだ。背を向けた時点で、もう戻れはしないのだ。

そうやって浮き彫りにされていく自分を自覚しながら、はっきりまざまざと見せつけられながら、俺の周りは誰も俺を見ちゃいない、俺の後ろばっかり見てやがる。
何を勘違いしているんだ?俺個人は何の能力も実績も経験もないんだぞ、そういうのは後ろの諸々に直接言えばいいだろう。あんまり重くて引き摺るのが精一杯だ、むしろ引きずり込まれているんじゃないか。足首に食い込む鎖が痛いんだ。
この期に及んで、俺に何かを期待するな、させようとするな。こんな所までノコノコ逃げてきた俺を、今更捕まえようとするな。どいつもこいつもずけずけと、馴れ馴れしく近寄ってくるんじゃねえ。したり顔で話しかけてくるんじゃねえ。何をするにも遅すぎる事はないと思ったら大間違いだ。精神論で物理と質量保存の法則は覆せんのだ。

知りたくなかった。自分がこんなにどうしようもなくスッカラカンだと言う事も、俺を勝手に解釈している連中の目も。無知を恐れる俺が、今は井の中に収まっていたい。最も毛嫌いしていた檻の中に、俺はこれ以上無い安堵を見出している。
だめだ、全然まとまらねえ…。もう考えるのも嫌だ。何も見ず聞かず考えず、石の下で、暗くてじめっとした所で、身じろぎすらせずじっとしていたかった。石と同化してじっとしていたかった。石を持ち上げようとするんじゃねえ。手前等の都合でいきなり俺を引きずりだすんじゃねえ。ふざけやがってふざけやがって。

知りたくなかったんだよ、もうほっといてくれ。

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1 コメント

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Unknown (背中の傷)
2011-12-03 00:56:04
またしても共鳴してしまった。

いつまでこんな生活を続けるのか。
もう死ぬか?生きてても面倒臭いだけじゃね?
会社の帰り道はいつもこんなことを考えている。

でもね、死なないんだなコレが。
もしかしたら、もしかしたら明日、
奇跡的な何かが起きて、人生丸ごと引っくり返るんじゃないかと。

そんなこと起きる訳がない、と思いながらも、
今生き続けている理由を考えてみると、それしかないんだなぁ。

それすらも諦めがついてしまった時こそ、
私が死ぬ時になるのでしょう。来るのか知らんが。

誰か良い火葬屋紹介してくれないかな。
自殺した俺を骨にして、誰にも迷惑がかからないように
捨ててくれるような。
自殺幇助になるから、そのリスクを背負ってもらう
対価として、一千万払うよ。

使うあても無く貯まってしまった金でよければ使ってくれ。

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