クラシック 名盤探訪

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とっておきの名盤 その38 J.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲第5番ニ長調

2006年09月27日 | とっておきの名盤「協奏曲」
たくさんのバッハの曲の中で、真っ先に好きになったのがこの曲。
高校3年の頃だったと思うが、この曲ばかり何度も飽きもせず聴いた記憶がある。
今でもバッハの曲の中で特に好きな曲は何かと聞かれたら、まずその答えの中に必ず入る一曲だ。
ミュンヒンガーはこの曲が好きだったらしく3度にわたって録音しているが、お気に入りのこの盤は2度目の1958年録音のもの。
その演奏は、曲全体を独特の弾力的なリズムで推進し、バッハの力強い音楽的生命力を聴き手にひしひしと感じさせる。
イルムガルト・レヒナーが奏するハープシコードがとても魅力的で、全曲にわたって躍動するその音を聴いているだけでも充実したひと時を過ごせる。
録音も十分に満足できるレベルだ。
詳しい説明は省略するが、この盤に一緒に入っている3番、4番も特筆に価する演奏だと思う。
この曲のベストファイヴを挙げると、
・カール・ミュンヒンガー指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団(1958年録音) <DECCA>
・ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン室内管弦楽団 <Berlin Classics>
・カール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団 <Archiv>
・オットー・クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団 <EMI>
・シギスヴァルト・クイケン指揮、ラ・プティット・バンド <Deutsche harmonia mundi>

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