本読み（妻）

この本読みとは、
「読書」ではなくて
「台本読み」のことであります。

お芝居をつくる最初の段階で、
動きとかつけずに、
机に座ってみんなで役を割り振って
声に出して台本を読む、
そういうコトですね。


今日は、先日書き上げた台本の
第１回目の稽古で、本読み。

まずは「素読み」。
コールドリーディングとも言いまして、
感情とかをあまりつけずに
とにかく声に出して読むだけ。
ここで感情を入れちゃうと、
いろんな可能性があるお芝居を
ひとつのイメージに固めちゃうので、
最初は何が書いてあるかがわかるように
読むだけにするのです。


そのあとは、読む場所を決めて、
配役を変えながら、だんだん感情も入れながら。


楽しい！

けど、イライラもする（笑）。


そこ！「・・・・」にも意味があるんだ！！

そのタイミングはそうじゃないだろ！！


書いた方はイメージが勝手にできてるからね。。。

といって、書いた本人達が満足いくように読めるかっていうと、
そうでもなかったりして、自己嫌悪（笑）。


私がねらってる（？）役は、意外と人気があって、
ライバルも多そうだ！
むむむっ！！


キャスティング前の本読みならではの楽しみは、
絶対やらない役もできちゃうこと。

今日は男性がひとりお休みだったので、
男性役の台詞も最後に読ませてもらいました。

主役一家の末息子で、
大学卒業してニートで海外をふらふら放浪しちゃうような、
ちゃらんぽらん男の役。

こういう感じって思いながら読んでも、

くっ、へたくそだなあ、私。。。


ところがなぜか演出家がほめてくれた。
「物事に動じなさそう」
？？？？？？？？？？？？
帰りにゴハン食べながら夫に
「なんでほめられたかわからん」
って言ったら、
「確かに男が読むよりもうまかったよ」

は～？

謎・・・自分ではわからないっす。