タイ渡航前の最後の練習でした。いつもの通りバテました。この一年あまり、いろんなことが有りすぎて混乱混沌の中にあります。御多分にもれず、私の格闘浪漫の情熱も心身環境その他もろもろの障壁にさらされて揺らいでいます。どこかで止め時を探しているのかも知れません。
ただ言えることは、約四半世紀の間に幾多の挫折葛藤辛酸あれど、格闘技とその浪漫こそは間違いなくここまでの私を形成してきたアイデンティティーの最たるものであること。そして、まだ私の中のどこかで情熱がくすぶり残っているということ。日常生活の中ですっかり埋もれてしまったその自覚と情熱の燃えカスを、あの灼熱のムエタイジムで、プロのファイター達の中で、また見つけられるかどうか、準備不足で心もとない身体を引き摺って今からタイ行ってきます。
『身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ』