日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

昨日の祭りで買ったパイン飴が

2011-07-31 14:21:11 | 小ネタ
不味かった…。
飴部分はざらざらしててすぐにぼろぼろ崩れるし。肝心のパイン部分はなんかドライフルーツっぽい。
あれは店が駄目だ! 別の店で買いなおそうと思いました。
今日も祭りに行くよ!!
本日アザゼルさん。

同じものでも店が違うと味が違うんだよね。
たとえ縁日の屋台でもさ。

よんでますよ、アザゼルさん。
前の続きというか、うん明日とか言いつつ忘れてたんだ…。

アザゼルさん。ネタは思いつくんですが、大概アクタベさんの扱いがおかしくなってしまう。
なぜ?
確かに私の好みは人外と人とのCPで、正体不明のアクタベさんはどう扱っていいか分からないともあるけども!
流行に乗れない。むしろ逆走気味。なんでやねん。


愛を嘲うメシア


アクタベには弟子がいた。
悪魔使いの彼の弟子は当然悪魔使い。
佐隈りん子。
最強の悪魔使いである彼も認める悪魔使い。
その彼女はアクタベへの借金返済と同時に、さらりと探偵事務所を辞めた。
「普通の生活に戻るんです!!」
などと宣言していたが、無理だ。
何せ彼女は辞める時、己の契約悪魔二匹――アザゼルとベルゼブブを連れて行ったのだから。
「私が死んだらグリモアはアクタベさんにお返ししますから。
ですから、それまでは良いでしょう?」
そんなことをにこやかに言える時点で、彼女の感性も大分残念なことになっているなと彼は思った。
彼も彼女が約束を破る人間ではないと分かっているから、許可を出したけれど。
そうして五十年ほど過ぎたある日、アクタベの元へ二冊のグリモアが送られてきた。
普通に郵送で。
うっかり頭を抱えたアクタベを誰が責められるのか?
グリモアを狙う輩は多いのだ。
天使然り悪魔使い然り。
特にベルゼブブなんて大物、垂涎ものだろうに。
グリモアの重要性をあれほど説いたのに。理解してくれていなかったのか、それとも理解してあえてこれなのか。
アクタベには分からなかった。
送り主の名が佐隈のままだったから、彼女は結婚しなかったのだろうなとぼんやり考えた。
それから何世紀か過ぎて、アクタベはいまだに探偵業を続けている。
この手の需要は尽きることがないからだ。
ある日の依頼は、良くある浮気調査。
アクタベは本当に久しぶりにアザゼルとベルゼブブを召喚しようと思い立つ。
なんとなく、あの二匹はずっと彼女のモノの様な気がして召喚していなかった。
イケニエは当然、豚足とレトルトカレー。
薄暗い中、魔方陣が光を放つ。
まず呼び出すのはベルゼブブ。
「おや、ここは? 貴方が私を召喚したのですか?」
光の消えた魔法陣の中心、現れた悪魔はこてんと首を傾げた。
ペンギンもどきの出で立ち。確かにベルゼブブだが、以前の彼より少しばかり小さい、というか幼い? 全体的な色味も違う。
「……お前は?」
「はじめまして、私ベルゼブブ932世ベルゼブブ優貴と申します」
ぺこりと礼儀正しく頭を下げるベルゼブブに、アクタベはそうかと返した。
落胆というものではない。ほんの少し予想外だっただけ。
長い寿命を誇る悪魔でも代替わりくらいする。
それだけだ。
気を取り直して、アザゼルのグリモアを手に取る。
「おや? そちらも呼び出すので?」
「そうだ」
短く頷けば、ベルゼブブは大人しく魔方陣から離れアクタベの背後に浮いて、
「楽しみですね」
と、小さく呟いた。
どういう意味かと思ったが、今はアザゼルを召喚する方が先だ。
詠唱の後、魔法陣の中から現れたのは不細工な犬もどき。
やはりというか、こちらも以前のアザゼルではなかった。
陣の中心で正座しつつエロ本鑑賞。召喚されたことにすら気付いていないのだろう、にやけた顔が気持ち悪い。
――蹴るか。
しかしアクタベが足を振り上げるより早く、ベルゼブブが腕を一閃した。
それだけで綺麗に頭と胴体がおさらばするアザゼル。
なんだか懐かしい光景だ。
「ぎゃー!? 何? なんやって…なんでおんねん!?」
「五月蝿いですよ。お前こそここが何処だか分かってるんですか?」
「どこってワシの部屋…やないな。あれ、召喚されたん、ワシ?」
「そうですよ、ほらご挨拶しなさい」
「おう! はじめまして、ワシはアザゼル篤也いいます。よろしゅう」
意外なほど素直に頭を下げた犬もどきに、面食らう。
そうか同じアザゼルでも個体によってやはり違うか。
そんな風に自分を納得させて、そして疑問に思ったことを聞く。
「お前ら、知り合いか?」
「あ、いえ。知り合いというか我々は…」
「ワシら、兄弟やでー。こっち兄ちゃん」
「はい、篤也は私の弟です」
「……………ちょと、待て」
珍しく、本当に珍しくアクタベは言葉が出なかった。
耳を疑うどころではない。
兄弟? いや待て、おかしい。
「お前ら、種族が違うだろうが」
その問いに、慣れているとばかりに返すはベルゼブブ。
「私達父親が違うのですが母親は同じなのですよ。同腹の兄弟なので」
「そやで! 今は違うトコ住んどるけど、ちっちゃい頃は一緒に母ちゃんと暮らしてたんやで!」
なー!とベルゼブブと頷きあうアザゼル。
同腹の兄弟?
そう言えば彼らの髪色は同じだ。
そしてその髪色には、なんだか酷く見覚えがあった。
嫌な予感がする。
むしろ嫌な予感しかしない。
気のせいであってくれと思いつつ。
「お前らの母親の名前は…?」
「「佐隈りん子!!」」
問えば二匹、声を揃えて無邪気に返した。

この日アクタベは、生まれて初めて目の前が真っ白になる感覚を経験した。

何やってるんだ、さくまさん!?


混沌混戦ワンダフル! 乱痴気騒ぎに突入なんてしなくても、いつでも何処でもお祭り騒ぎ!!

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