日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

朝方はまだ涼しい

2011-08-03 12:48:56 | 小ネタ
最近は暑さで夜中に目を覚ますって無いな。
去年に比べると大分涼しいよ。去年が異常なんだよ!
今週末から暑くなるって言われてるけどね…。
本日は動物園です。


お祭り、好きだから良く行くんですが最近良く目に付くのがワンピースグッズのくじ引き屋台。
多いよなぁ…。何で?
ここぞとばかりに何でもかんでもグッズ化し過ぎだと思う。
過去編で登場した主人公兄弟の義兄弟がもうフィギュア化だぜ?
やりすぎな気がしますよ。
つーかなんでもグッズ揃えたくなるタイプのファンは死ぬぞ? 正直。
いい加減、ワンピースの片鱗でも出して下さい、原作。
五十巻越えてまだ欠片も出てきてないって、何さそれ?
もうね某雑誌の投稿マンガで見た、コインを接着剤で繋げた『ワンピース』が正体でも良いと思う。

逢魔ヶ刻動物園。
彼らは祭りに行きたいけど行けないなぁとか考えていたら横道に逸れた話。


サマースノー


「頭が、痛いぃ…!!」
「ぐお! きーんてする!!」
大上とシシドの苦悶の呻き。
その傍でウワバミが相好を崩している。
「ん~、冷たくて気持ち良いわね、これ」
差したのは手の平の器。
その中に盛られた白く冷たい雪のようなソレ。
「えへへ、良かった。皆に喜んでもらえて!」
嬉しそうに笑うのは蒼井華。
しゃかしゃかと音をさせ、目の前の安っぽい何かを懸命に動かしている。
プラスチック製の家庭用カキ氷機。
ある日通りかかった神社の前、幾つもの夜店。
もうそんな季節かーと思いつつ、園の皆と行ってみたいなと考えた。
流石にソレは無理だろうけれど、ちょっとした雰囲気は味わいたい。
知恵を絞って、辿り着いたのはカキ氷。
冷たくて美味しいアレならば、暑さでへばる皆も喜んでくれるだろう。
そう思ってはたと気付く。
シロップは駄目だ。
動物たちの体に悪い。
試行錯誤の結果、牛乳を凍らせてカキ氷を作ることにした。
その上から少しばかり蜂蜜をたらり。
これならば肉食・草食関係無く食べられるはずだ。
いつもニンジンばっかりの園長も、忙しなくスプーンを動かしパクついている。
時折襲い来る頭痛に負けて地面をのたうっているけれど。
ゆっくり食べれば良いのに、と思わなくも無いがまぁそこは園長だし。
それに、と華は思う。
子供の頃呪いにかけられた園長は、まともに人と触れ合えない。
きっとお祭りどころか、カキ氷自体が久しぶりに違いない。
華の持ってきたカキ氷機を物珍しげにしげしげと眺めていたから、多分そうなのだろう。
大上やシシド、ウワバミに知多にゴリラコングに加西に。
皆が喜んでくれているなら、作った甲斐があったというものだ。
「うふふ」
「なんじゃ、蒼井華。顔が面白いぞ!」
「失礼な!」
ほっこりした気分をぶち壊すのは、やっぱり椎名だ。
女の子にかける言葉ではないだろう、ソレは。もう慣れたけれども。
「飼育員さん」
「ん? 何ゴリコン君?」
「自分不器用ですが、飼育員さんの分作ってみたっす。良かったら食べて下さい」
「わぁありがとうって、めっちゃ芸術的ー!?」
大きな手がすっと差し出した小さな器。
その中に盛られたカキ氷は蜂蜜を使用し、素晴らしい絵画の如き盛り付けがされていた。
とりあえず、写メってから食しました。


真夏の夜に降りしきる。冷たい夢でも貴女がいるなら暖かい!!

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