浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result(Playboy Mansion)

2007-09-30 | Result
Strikeforce:Playboy Mansion

○ギルバート・メレンデスvs加藤鉄史●(3R判定)
○ジョー・リッグスvsユージン・ジャクソン●(1RKО)
○ジョシュ・トムソンvsアダム・リン●(1RТKО)
○ビリー・エヴァンゲリスvsマット・リー●(1RТKО)
○ボビー・ソースワースvsビル・マフッド●(1RТKО)
○フラニコ・ヴィターレvsロン・フィールズ●(1RТKО)
○ダニエル・ピューダーvsリチャード・ダルトン●(3R判定)


今回のStrikeforceはYahoo Sportsで無料で視聴できるということだったのでさっそく見てました。海外ММA好きにとってはこういうの非常に助かる。まぁ、英国の大会をライブで見るのは辛いけど。
観る前に少し手間取ったのでピューダーの試合は2R途中から。相手のタックルを潰して上からパウンド落としたりなんやらで判定勝ち。これで総合戦績は6戦全勝だけど相手が無名なのばっかだし、今回の試合でもスタンドで危なっかしい場面あったから実力的にはイマイチな感じ。まぁプロレス上がりでは結果を残してるほうか。

ヴィターレと言えばミラーに負けて引退したと思ったら、ローラーの相手のミラーが欠場して代役で復帰したら返り討ちにあって2度目の引退したと思ったらまた復帰したり、エリートでニンジャの代役で出場するという話があったのに結局なくなったりとゴタゴタが多い。今回の相手のフィールズはニコと比べると随分デカかったけどあっさりテイクダウンを奪うとヒューズポジション(サイドポジションで相手の片腕を足でロックしてパウンド攻撃)の連打でフィールズがタップ。相手弱すぎ。

昨年末のStrikeforceでヴァーノン・タイガー・ホワイトに判定勝ちしてStrikeforceライトヘビー級王者になったソースワースとUFCでグリフィンの噛ませ役となったマフッド。40歳のマフッドと35歳のソースワースという微妙な試合でしたが、結果はグラウンドで放ったソースワースのボディへのパウンドでマフッドが悶絶。どうやら肋骨を負傷したようで。骨粗鬆症ですか?、おじいちゃん。

マスヴィダルはBodog FightでエドワースをKОしたり、過去にはТUFで優勝したローザンにも勝ったりとAmerican Top Teamの成長株。相手のマット・リーはアルバレス相手に判定まで粘った韓国系のアメリカ人?という記憶。序盤からリーが鋭いパンチの連打を放ち「結構やるかな?」と思ってたらマスヴィダルの本場ムエタイ選手ばりのスタンドでの肘打ちの連打でリーがダウンし、そのまま追撃のパウンドで試合終了。これは打撃強いわ。

次の試合は本来ならアンダーカードにくるべき試合ではないかと感じましたが意外と好勝負となりました。もう総合というか普通のキックボクシングみたいな展開でしたがスタンドでスリリングな打撃を両者とも繰り出し、寝技になったのは3Rに少しだけ。勝ったエヴァンゲリスタはこれで6戦全勝。マスヴィダルとの試合が見たいなぁ。

サミング&ココナッツミルクに苦しめられてグイダに判定負けした以降は4戦全勝と絶好調のトムソン。相手のリンは坊主で刺青だらけという見た目だけならハンセンぐらいの面構え。このリンが意外としぶとく、ケージ際での刺し合いが続き長引く試合になるのかと思ってたらトムソンの右ストレートがリンにヒット。ダウン仕掛けたとこに(というかトムソンはダウンするとは思ってなかった?)両足タックルでテイクダウンを奪ってパウンド連打で試合終了。

WECとの契約を蹴ってStrikeforceに来たリッグス。40戦近い戦績なのにまだ25歳ってのが凄い。方やジャクソンはUFC中期から戦い続けてるベテランで現在41歳。最近復帰して3連勝だったんですが今回の試合ではその勢いは見れず。スタンドでパンチ食らって吹っ飛ぶわ、バック奪われると腕十字極められかけるわ、腕十字凌いでもマウントでボコられるわでリンチみたいな試合となりました。

メインでは契約切れ後の去就が注目されてるメレンデスがここ最近はサイパンで活動している元シューターの加藤と対戦。序盤からメレンデスの伸びのある右ストレートが炸裂して加藤がダウン。なんとか凌ぐも首根っこを掴まれてのパウンドで劣性は続く。スタンドに戻ってもリーチの長いメレンデスのパンチに手を焼き八方塞がりでボコボコにされる加藤。しかしメレンデスはパンチは当てるものの詰めが甘く仕留め切れずに結局判定勝ち。未だに続く無敗街道ですがこの決定力の無さはなんとかならんものか。

ちなみに観客席にはボブ・サップ、ユライヤ・フェイバー、解説にはフランク・シャムロック、特別解説にはクラーク・ダンカン、カン・リー、レナート・ババルがいてました。エド・フィッシュマンは見つからず。

試合内容以外で気になった点では大会進行はかなりスムーズで良かったけど入場曲やらインターバルで同じ曲使いまわしてばっか。
あと観客席にマイクが入ってないのか試合中もの凄い静か。入場時にカメラ等が回ってるときは歓声が結構あったから本当に盛り上がってなかったわけではないと思うけど。

MMA Result(TKO2枚看板)

2007-09-29 | Result
TKO 30:Apocalypse

○サム・スタウトvsマーティン・グランドモント●(1RTKO)
○TJ・グラントvsステファン・デューべ●(1Rアンクルホールド)
○マーク・ホーミニックvsベン・グリール●(1RTKO)


今回のTKOには軽量級の2枚看板が登場。
メインでは6月にスペンサー・フィッシャーにリベンジを許し、7月にはシュートボクシングに参戦が決まっていながら怪我で欠場したスタウトがライト級タイトル防衛戦。スタウトは得意の打撃でグランドモントを追い詰めると最後は右のオーバーハンドフックでダウンを奪いTKO勝利で4度目の防衛に成功
シュートボクシングで菊地に判定勝ちした元TKOフェザー級王者のホーミニックもスタウト同様にスタンドで優位に立ち、ここ最近9連勝と調子が良かった対戦相手のグリールを右ストレートでダウンを奪い勝利。

MMAカード情報(馬鹿馬vsカポエリスタinU.K.)

2007-09-25 | News
12月1日に開催されるCage Rage 24で非常に興味深いカードが組まれました。

チャールズ“クレイジーホース”ベネットvsジーン“ホワイトベアー”シウバ

日本ではお馴染みの馬鹿・・・ではなく超アグレッシブファイトを得意とする凶馬ベネットと柔術とカポエラ、そしてシュートボクセ仕込みのムエタイをベースにトリッキーな戦法で相手を惑わすジーン・シウバが英国で激突。
カード自体でも面白いのですが実はこの両者には因縁が。ベネットとジーンの二人に直接因縁があるのではなくベネットとシュートボクセに因縁があるのです。05年男祭りの会場でベネットとシュートボクセ一同と鉢合わせ。ここでベネットがシュートボクセに噛み付き、ベネットはクリスチアーノ・マルセロにタックル。しかし柔術黒帯のマルセロはギロチンで切り返してベネットが失神。そしてその騒動後にベネットはメディアに、
ベネット「ヴァンダレイ・シウバをKOしてやったwwwwwwwww!」
とホラを吹き、日本でも「ストリートでシウバがベネットにKOされらしい」という風に伝わったということがありました。
ベネットはインタビューでシュートボクセについて聞かれると「クソ野郎どもの集まりさ」と答えてるだけに相当嫌ってるんでしょうね。
まぁ、そこにジーンが同行してたかは知りませんが仲間からは何かしら聞かされると思われるので激しい試合になるんじゃないですかね。サブミッションでベネットが負ける可能性ってのは一番あると思うけど。
それ以前にCage Rageって直前でカードが流れることが多いし、何よりベネットが英国に渡英できるかも怪しいわけで。

MMA Result(荒れる北欧)

2007-09-24 | Result
Fight Festival 22

○ショーン・サーモンvsミッコ・ルッポネン●(1RTKO)
○ルシオ・リンハレスvsノルディン・アスリア●(1R腕十字)
○ニッコ・プハッカvsファジャル・デ・ヴィント●(3R判定)
○マーカス・ヴァンティネンvsサミール・ボウレクブ●(3R三角絞め)
○トニー・ヴァルトネンvsマーティン・ザワダ●(判定)
○ミッコ・スヴァントvsティモ・スホネン●(2RKO)
○アッテ・バックマンvsエミール・スマユロヴィッチ●(1RTKO)


フィンランドのヘルシンキで開催を続け、今回が22回目の開催となったFight Festival。
メインでは前大会で日本の横井を引退に追い込んだFight Festivalのエース格ルッポネンが今月だけで3戦目となるサーモンと対戦(サーモンはスティーブ・バイルネスの代役として出場)。ルッポネンはこれまでアメリカ人と3戦して全敗と相性が悪いようなのですが今回もそのアメリカ人との対戦となり、サーモンはルッポネンの放った蹴りに合わせてテイクダウンを奪うとサイドポジションへ。なんとか抜け出したルッポネンだが再びテイクダウンを奪われるとサーモンの肘で右の瞼をカット。ドクターチェック後に同じポジションから再開されるとサーモンは出血してる箇所へ攻撃を続けルッポネンはさらに激しく出血。これによりルッポネンは試合続行不可能となりTKO負け。

MMA Result(燃えるチョコレート)

2007-09-23 | Result
Cassino Fight 4

○レオナルド・ルシオ・ナスシメントvsエリオ・ディップ●(3R判定)


ショコラーチ(チョコレートの意)の異名を持ち、MARSで来日経験もあるナシスメントとシュートボクセの長身ストライカーのディップが対戦。共に前試合では負けておりどちらにとっても負けられない試合でしたが、ショコラーチがグラウンドに持ち込むとバックを奪うなど優勢に試合を進め判定勝利。

MMA Result(大舞台を目指すローカル勢)

2007-09-23 | Result
International Fighting Organization:Steele Cage III

○ロブ・キモンスvsトライスタン・ユンカー●(1Rチョーク)
○クリス・ギロンvsジョシュ・ディックマン●(2Rチョーク)
○エリック・ペレvsアントニオ・ヘイネス●(1RKO)
○ダン・エベンソンvsジョン・ジョルジ●(1RTKO)


今月1日に開催したばかりのIFOが中20日のペースでいきなり開催。かなりのハイペースで大会を開いていくのかと思いきや、次の大会は12月だそうで。
メインでは第1回大会でイーストマンとライトヘビー級タイトルを争うも判定で敗れたキモンスが階級を下げてミドル級王座決定戦を行ないました。相手は現在UFCで活躍するクレイ・グイダを瞬殺しているユンカー。キモンスはテイクダウンを奪うとトップから肘、嫌がって後ろを向いたユンカーにチョークを極めてIFOミドル級タイトルを獲得
こちらも第1回大会でウェズ・シムスを下してヘビー級タイトルを獲得したギロンが初防衛戦。7勝1敗の戦績を残しており、ナパォンとUFC史上に残る大凡戦を繰り広げたジョーダンさんを10秒で下しているディックマンを2Rチョークで沈めて防衛に成功。
Bodogでアントニオ・シウバに大逆転勝ちするも、続く大会でアレキサンダーにサンドバックにされた半ケツ・ペレが復帰戦。組み付いてから放ったペレの膝がヘイネスの下腹部にヒットして試合が中断するが、試合再開後に放ったペレの右パンチがヘイネスの顎にクリーンヒットし僅か2分でKO勝ち。

MMA Result(KING、王座遠のく)

2007-09-19 | Result
King Of The Cage:River Rage

○トニー・ロペスvsカイル・キングスベリー●(1RTKO)


193cm、110kgという肉体から繰り出されるムエタイ仕込みの打撃を武器に8戦無敗の戦績を残し、KOTCヘビー級ランキング1位にランクされているキングスベリーが王座獲りへ向けての試合を行いましたが、チームオーヤマのトニー・ロペス相手にまさかのTKO負けを喫してしまいました。
ちなみにメインではそのヘビー級の王者マニー・ロドリゲスが試合の予定でしたが欠場。

MMA Result(100回大会)

2007-09-17 | Result
Rage in the Cage 100:The Centennial

○マット・ルーカスvsリチャード・ヘイル●(3R判定)
○JRシューマッハvsポール・アローヤ●(1Rギロチン)


1998年にアリゾナを本拠地に開催されたRage in the Cage。その後月1ペース、もしくは月2というとんでもなハイペースで開催を続け、今回の興行で記念すべき第100回目の開催となりました。
その記念すべき第100回大会のメインでは6戦無敗のRITCライトヘビー級王者マット・ルーカスとヘビー級王者のリチャード・ヘイルが無差別級で対戦。ルーカスは1R、2Rと試合を優位に進めていくが最終ラウンドはへイルが応戦。バックからマウントを奪うがハーフガードに戻されると渾身のアームロック。しかし極め切れず試合終了のブザー。判定の結果ライトヘビー級王者のマット・ルーカスが勝利し総合戦績を7戦全勝に伸ばしました。
RITCミドル級王者決定戦も行なわれ、JRシューマッハがギロチンチョークで瞬殺して勝利しミドル級王座獲得に成功。

MMA Result(オランダ?2 Hot 2 Handle?)

2007-09-17 | Result
World Fighting Championships:Downtown Throwdown

○ブラッド・アイムスvsザック・ジェンセン●(1Rゴゴプラッタ)
○トラビス・ビューvsウェイド・ハミルトン●(1RTKO)


シャー犬で確認するとこの大会ってアメリカのミネソタ州での開催なのに主催が何故かオランダの2 Hot 2 Handleになってるんだが・・・。シャー犬の表記ミスかな。多分こっちのこと思われ。
メインにはUFCで3戦全敗と振るわなかったもののその間にローカルでは4戦全勝という結果を残しているブラッド・アイムスが登場。シルビアにも劣らない巨漢選手ですが下からの三角、腕十字が得意なんですが今回の試合ではなんとゴゴプラッタを極めて勝利
今月1日にIFOライトヘビー級タイトルを獲得したばかりのビューが登場。これで今年は7戦目と相変わらず頑張ってます。対戦相手はフルトン、エイラーズ、ヴィジャレアル、スバーンと名のある選手にはことごとく負けているハミルトン。ビューはいつもの様にテイクダウン&パウンドの戦法で1Rで圧勝。ローカルだと強い強い。

MMA Result(Bang!)

2007-09-17 | Result
Ring of Fire 30:Domination

○ドゥエイン・ラドウィックvsマリオ・スタペル●(1RKO)
○ショーン・カルウィンvsリック・スラトン●(1RKO)
○チャド・レイナーvsチロ・ゴンザレス●(1Rチョーク)


ラドウィックの相手は当初セルビアのボクサー、ドラガン・バクラという選手でしたが手を骨折したため欠場。代役として日本に修斗で来日経験もあるドイツ人マリオ・スタペルに白羽の矢が立ちました。6月のStrike Forceでポール・デイリーにKO負けを喫したラドウィックでしたが、的確にパンチとキックを叩き込んでいくとスタペルは早くもフラフラ。そしてラドウィックのオーバーハンドライトからの左フックがヒットしスタペルが吹っ飛んだとこで試合終了。ラドウィックが豪快なKOで復帰戦を飾りました
セミはでは“モンスター”カルウィンと“バッドボーイ”スラトンのスーパーヘビー戦。総合戦績6戦全勝のカルウィンに喧嘩屋スラトンがどう挑むか注目でしたが、カルウィンが早々にテイクダウンを奪うとバックからメガトンパンチをぶち込んで1分掛からずKO。カルウィンはこれで7戦全勝。UFCでは重過ぎるから他団体が獲得してくれないかな。