「ワイス先生、私は過去世退行は体験してみたいのですが、輪廻転生の話はどう
も信じられないのです。」
と、新たに訪ねて来る患者やワークショップの参加者から、ワイス博士に
打ち明けることがあるそうです。
そうですよね・・・
「あるんです。信じてください。」と言っても、そう簡単には信じられるような
話ではないですからね。
ワイス博士もキャサリンとの体験をするまでは、輪廻転生の考え方にも、過去世
退行の治療効果に対しても、「非常に懐疑的でした。」と言っています。
キャサリンに対する治療が、人生について、ヒーリング(癒し)について、
自分の理解をすっかり変えてしまったにもかかわらず、「同僚や友人に気が狂っ
たのではないか、おかしくなったのではないかと思われるのがこわくて、自分の
素晴らしい体験を人々に知らせるのをためらっていた。」そうです。
そこで、医学部の図書館へ行き、何か研究結果がないかどうか調べたそうです。
確実な証拠があるのではないかと期待して探したそうですが、ほとんどなく、
ほんの少しだけれども、素晴らしい研究報告を発見したそうです。
それは、
イアン・スティーブンソン博士の「前世を記憶する子どもたち」に関する詳しい
報告書だったそうです。
ワイス博士は、子どもの記憶の詳細について、綿密な調査が行われている報告書
と出会い、その報告書を読むことは、輪廻転生の考え方の妥当性を検証するために
大切な作業であったと述べています。
ワイス博士は、キャサリンと出会って以降、他の患者にも過去世療法を用いて
その効果の確証と積み重ねをしていきました。
その一例をご紹介しますと・・・
<リンダという35歳の女性弁護士に対する過去世(前世・退行催眠)療法>
ペンシルベニア州の出身の彼女は、精神的虐待を理由に夫と離婚
↓
<1回目の診断>
リンダは8歳になるまでのことは、何一つ覚えていなかった。
自分が幼かった頃、両親がどんな姿をしていたかさえも思い出せなかった。
しかし・・・
父親が彼女をベルトやげんこつやハンガーや木の棒で叩いたことはよく覚えていた。
リンダの母親の話では、父親の彼女に対する暴力行為は、彼女がまだ幼かった頃
からはじまっていということだった。
また時には、母親も一緒になり娘に暴力を振い、爪でひっかいたりしていた。
↓
↓
リンダは児童福祉相談所に何度も電話をかけ、妹たちを両親から守ってほしい
と電話をしたが、両親が全て否定し、調査員が帰るやいなや、リンダの父親は
リンダがほとんど気を失うまで殴り続けた。
↓
↓
十代になって、リンダは喘息になり、また窒息するのではないかという
ひどい恐怖にも悩まされた。
↓
リンダは、幼い時の記憶が残っていない=ワイス博士はむしろ幸いではなかった
かとも思ったそうです。
しかし・・・リンダは、いつも不安で、悪夢に苦しめられ、恐怖症やパニックや
窒息するのではないか、誰かに首をさわられはしないか、という死ぬほどの恐怖
感に悩まされていた。
そして、2回目の診療では、4年生の時のやさしい先生を思い出した。
さらに、8歳の時の父親の顔をやっとイメージすることが出来た。
そうしたら、リンダは泣き始めたので、ワイス博士は、
「子どものリンダ」を今の大人のリンダが、その子を抱きしめ、なくさめ、
いたいけな子どもを助け出しなさいと指示したそうです。(これがこの療法の
治療方法なんですね。)
-ワイス博士独自のテクニックについては、本書をご一読ください。-
そして、3回目の診断のとき、リンダはすぐに死の体験をして、
「頭を誰かが引っ張っている!」と叫んだそうです。
リンダは自分の首をはねられる様子を見守った。
幼い娘を残して死ななければならなかった自分を見て、胸が張り裂けそうに
なった。
↓
↓
リンダは何かを探している様子 そして・・・
「彼よ!私の父は彼だったんだわ!」とリンダが叫んだそうです。
父と呼んでいるのは、今生での彼女の父親のことだったそうです。
当時の夫が今生の父になっていたのです。
当時の夫は他の女と一緒になるために、彼女の処刑を企てたという過去世に
退行睡眠で辿り着いたということです。
このような過去世療法の中で、なぜ自分が父親を拒絶していたのかが分かり、
父親がとめどなく子どもを虐待し続けたことも理解でき、そしてそのような
過去を知った彼女は父親を許しはじめた。
↓
↓
リンダの症状は2度と再びぶり返すことはなかった。
喘息もほとんど完全に治ってしまった。
そうです。
なるほど・・・
前世療法と言われる、過去世療法、退行催眠療法は、このようにして不明の症状
の原因を突き止め、そして心を治療していく治療なのだということが分かりまし
た。
なぜ、私がワイス博士のこの一例を取り上げたのか・・・それは、
■たましいの繋がりの深さを知りました。
上記の一例では、過去世の夫が、今生の父親ですが、これは過去世の夫のときに
行った罪悪のカルマを現世で償うために、今度は彼女の父親として生まれて来た
のでしょう。
しかし、前世での夫は、過去の罪を償うどころか、現世でも彼女を苦しめる行動
を繰り返していたということです。
あの世(精神世界、中間生)で、反省し、再び今度は大切にするべく父と子とし
て生まれてきたのに、娘に拒絶され、また彼女を傷つけてしまっている、この
過去世での夫(=今生の父親)は、またあの世へ逝ったときにしっかり反省しな
いといけませんね。
このような事例を知って・・・
私は、次のような考えが浮びました。
前世でこれほどまでに「もう、二度と会いたくない」と思うような関係で、
人生を終えたとしても、再び「学び」のためか、今度はまた親子のような深い
関係として生まれてくるということは・・・
「前世で、こんなにも酷い関係であっても、また会う(会える)」のなら、
「大好きだった彼女とは、『必ず』あの世で会える!そして、この世に生まれて
くる計画をお互い確認し合って立て、また来世でも出会えるんだ!」
と感じた次第です。
一例は、悲しい話ですが、この話より「現世で出会った『縁』というものは、
想像するよりもはるかに深い繋がりがあるのだな」と思いました。
も信じられないのです。」
と、新たに訪ねて来る患者やワークショップの参加者から、ワイス博士に
打ち明けることがあるそうです。
そうですよね・・・
「あるんです。信じてください。」と言っても、そう簡単には信じられるような
話ではないですからね。
ワイス博士もキャサリンとの体験をするまでは、輪廻転生の考え方にも、過去世
退行の治療効果に対しても、「非常に懐疑的でした。」と言っています。
キャサリンに対する治療が、人生について、ヒーリング(癒し)について、
自分の理解をすっかり変えてしまったにもかかわらず、「同僚や友人に気が狂っ
たのではないか、おかしくなったのではないかと思われるのがこわくて、自分の
素晴らしい体験を人々に知らせるのをためらっていた。」そうです。
そこで、医学部の図書館へ行き、何か研究結果がないかどうか調べたそうです。
確実な証拠があるのではないかと期待して探したそうですが、ほとんどなく、
ほんの少しだけれども、素晴らしい研究報告を発見したそうです。
それは、
イアン・スティーブンソン博士の「前世を記憶する子どもたち」に関する詳しい
報告書だったそうです。
ワイス博士は、子どもの記憶の詳細について、綿密な調査が行われている報告書
と出会い、その報告書を読むことは、輪廻転生の考え方の妥当性を検証するために
大切な作業であったと述べています。
ワイス博士は、キャサリンと出会って以降、他の患者にも過去世療法を用いて
その効果の確証と積み重ねをしていきました。
その一例をご紹介しますと・・・
<リンダという35歳の女性弁護士に対する過去世(前世・退行催眠)療法>
ペンシルベニア州の出身の彼女は、精神的虐待を理由に夫と離婚
↓
<1回目の診断>
リンダは8歳になるまでのことは、何一つ覚えていなかった。
自分が幼かった頃、両親がどんな姿をしていたかさえも思い出せなかった。
しかし・・・
父親が彼女をベルトやげんこつやハンガーや木の棒で叩いたことはよく覚えていた。
リンダの母親の話では、父親の彼女に対する暴力行為は、彼女がまだ幼かった頃
からはじまっていということだった。
また時には、母親も一緒になり娘に暴力を振い、爪でひっかいたりしていた。
↓
↓
リンダは児童福祉相談所に何度も電話をかけ、妹たちを両親から守ってほしい
と電話をしたが、両親が全て否定し、調査員が帰るやいなや、リンダの父親は
リンダがほとんど気を失うまで殴り続けた。
↓
↓
十代になって、リンダは喘息になり、また窒息するのではないかという
ひどい恐怖にも悩まされた。
↓
リンダは、幼い時の記憶が残っていない=ワイス博士はむしろ幸いではなかった
かとも思ったそうです。
しかし・・・リンダは、いつも不安で、悪夢に苦しめられ、恐怖症やパニックや
窒息するのではないか、誰かに首をさわられはしないか、という死ぬほどの恐怖
感に悩まされていた。
そして、2回目の診療では、4年生の時のやさしい先生を思い出した。
さらに、8歳の時の父親の顔をやっとイメージすることが出来た。
そうしたら、リンダは泣き始めたので、ワイス博士は、
「子どものリンダ」を今の大人のリンダが、その子を抱きしめ、なくさめ、
いたいけな子どもを助け出しなさいと指示したそうです。(これがこの療法の
治療方法なんですね。)
-ワイス博士独自のテクニックについては、本書をご一読ください。-
そして、3回目の診断のとき、リンダはすぐに死の体験をして、
「頭を誰かが引っ張っている!」と叫んだそうです。
リンダは自分の首をはねられる様子を見守った。
幼い娘を残して死ななければならなかった自分を見て、胸が張り裂けそうに
なった。
↓
↓
リンダは何かを探している様子 そして・・・
「彼よ!私の父は彼だったんだわ!」とリンダが叫んだそうです。
父と呼んでいるのは、今生での彼女の父親のことだったそうです。
当時の夫が今生の父になっていたのです。
当時の夫は他の女と一緒になるために、彼女の処刑を企てたという過去世に
退行睡眠で辿り着いたということです。
このような過去世療法の中で、なぜ自分が父親を拒絶していたのかが分かり、
父親がとめどなく子どもを虐待し続けたことも理解でき、そしてそのような
過去を知った彼女は父親を許しはじめた。
↓
↓
リンダの症状は2度と再びぶり返すことはなかった。
喘息もほとんど完全に治ってしまった。
そうです。
なるほど・・・
前世療法と言われる、過去世療法、退行催眠療法は、このようにして不明の症状
の原因を突き止め、そして心を治療していく治療なのだということが分かりまし
た。
なぜ、私がワイス博士のこの一例を取り上げたのか・・・それは、
■たましいの繋がりの深さを知りました。
上記の一例では、過去世の夫が、今生の父親ですが、これは過去世の夫のときに
行った罪悪のカルマを現世で償うために、今度は彼女の父親として生まれて来た
のでしょう。
しかし、前世での夫は、過去の罪を償うどころか、現世でも彼女を苦しめる行動
を繰り返していたということです。
あの世(精神世界、中間生)で、反省し、再び今度は大切にするべく父と子とし
て生まれてきたのに、娘に拒絶され、また彼女を傷つけてしまっている、この
過去世での夫(=今生の父親)は、またあの世へ逝ったときにしっかり反省しな
いといけませんね。
このような事例を知って・・・
私は、次のような考えが浮びました。
前世でこれほどまでに「もう、二度と会いたくない」と思うような関係で、
人生を終えたとしても、再び「学び」のためか、今度はまた親子のような深い
関係として生まれてくるということは・・・
「前世で、こんなにも酷い関係であっても、また会う(会える)」のなら、
「大好きだった彼女とは、『必ず』あの世で会える!そして、この世に生まれて
くる計画をお互い確認し合って立て、また来世でも出会えるんだ!」
と感じた次第です。
一例は、悲しい話ですが、この話より「現世で出会った『縁』というものは、
想像するよりもはるかに深い繋がりがあるのだな」と思いました。
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