事務局長の生活

一般社団法人島根県サッカー協会事務局長の日常業務を通し、取組み等、皆さんにお伝えします。

ブランドのメジャー化とは

2009-08-13 17:39:04 | マネジメント

皆さんに、是非紹介しておかなければならないサイトがあります。
「リメンバ~ しまね」 です。
島根を愛し有名にする事を目的とした情報サイトで、応援団長は、チョー有名な「蛙男商会」の吉田さんです。
私も団員となり投稿させて頂いております。
情報が多いので、とても楽しいですよ。

☆☆  「リメンバ~ しまね」  ☆☆

上記サイトのように、地域ブランドを発信したいのは島根だけではなく全国各地が必死で行っている昨今でして、地元メディアを見る限りは、「島根は結構頑張っているのでは」と思う方も多いと思います ・ が 事実は厳しいです。

8月11日の日経新聞にも出ていますが、地域ブランド力都道府県ランキングで、島根県は前回調査よりアップしたものの44位で、中国地域では最下位なのです。
市町村別では、出雲市40位(前回55位)、松江市76位(前回134位)と善戦してはいますが、石見地域が大苦戦状態です。
この調査は、色々と分析されていて面白いのですが、結果は面白くないですね。
特に、菓子のランキングでは、何一つ入って無くランキング外でした。
興味のある方は、下記の日経サイトから見てください。
NIKKEI-R

現在、島根県が特産品を県外へ拡販する支援策を強化しているようです。
ネット販売にも力を入れているようですが、今やネット商売は、手売りより難しい世界になっています。
簡単ゆえに、競合が膨大に存在するからです。
「ブルーオーシャン戦略」で言うところの「レッドオーシャン」です。
今や、農産物等々各特産品は、メジャーになった地域製品が多く、その牙城を崩すことは不可能と言っていいでしょう。
差別化と言いいながら、メジャーな特産品と比較してしまっては無駄なのです。
では、どうすれば良いのでしょうか。

私は思います。
メジャーの中にヒントがあると。

メジャーとは、有名なモノではなく、一般的な、いつも人々と関連している、あたりまえの世界。
お土産ではなく、生活の一部とした世界の事です。

地域なら東京を職場とする生活圏である神奈川、埼玉、千葉です。
東京の有名地は、地方の人の集まりで、情報提供が分散します。

百貨店での物産展は、北海道など集客が見込める地域に限定され、全国参加でないと島根だけでの開催は、収益性が見込めないので実施してくれないでしょうから、このての取組は無駄足になりかねません。

でも、地元居酒屋が東京に出店されていますが、この取組は素晴らしいと思います。.大貢献だと思います。

特産品は食べ物が中心ですから、百貨店等への協力依頼ではなく、アンテナショップなどの限定された方を対象としたものでもなく、毎日の生活に直結したスーパーマーケットを直営するくらいの取組が必要でしょう。
人口の多い生活圏で、主要な買い物対象が島根なのです。
毎日・島根県と接してもらえます。
キチットした、マーケティングに基づき運営されれば、当然収益性も高くなります。
イベントは、石見神楽等々 プレゼントは、出雲ご縁の旅行などどうでしょう。

店の名前は、毎日OPENしているから「しまんねー」・・・・これはダメです。

他にもメジャーはたくさんあります。

スタンダードな今までの取り組み方法を考え直す時期ではないでしょうかね。
無知な私の独り言ですので、ご容赦を。