今日の中国茶 : 白芽餅茶 2003年のもの
黒茶には“生茶”と呼ばれるタイプと“熟茶”と呼ばれるタイプがありますが、
好んで飲むのは熟茶のほうです。
これは2003年の生産と言われて2006年に購入したもの。
光・高温・湿度・臭いをさけて保存していたので、
自宅での保存とはいえ比較的良好な状態の茶葉です。
フルーティーな甘さがあり、
生茶は独特の刺すような収斂味(単ソウ類の収斂味とは違うタイプ)が苦手なのですが、
このお茶は収斂味が全く無く、大変飲みやすい風味です。
黒茶は生・熟問わず年月と共に風味を成熟させていくので、
保存状態さえ良ければ何年もかけて味の変化を愉しむことができます。
自分好みの熟成時期がいつ来るかはわかりませんが、
その時のことを想像するとなんだかわくわくします。
お茶を飲みながらニヤニヤしてしまう姿は傍目にはかなり不気味だと思いますが、
このお茶を飲む愉しみの1つとしてそれ位は大目に見てもらいたい気持ちです。