三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

福生教会(日本基督教団)

2012年11月15日 | プロテスタント
日本基督教団 福生教会
(住所:東京都福生市福生本町3)

讃美歌の肺腑を衝(つ)くような調べに導かれて、月に一度は首都圏のプロテスタント教会を訪ねている。11月11日(日)、福生教会(日本基督教団)の主日礼拝に参列した。JR青梅線の福生(ふっさ)駅で下車。多摩地域の福生には、在日米軍横田基地がある。先月、都政を唐突に投げ出した石原慎太郎は、「横田基地返還」を公約に掲げていたのではなかったか。それにしても、石原と安倍晋三と橋下徹。この愛国三人組の共通項は、「職務放棄の無責任」。

福生教会に到着。目の前は福生市役所である。福生教会は1952年の創立で、改革長老教会の流れを汲むという。午前10時15分、礼拝はオルガンの厳かな奏楽で始まった。この日の説教は、聖書朗読(使徒15・1-11)に基づく「恵みによる救い」という主題。安田昌英牧師は、「初代教会のエルサレム会議は、神の御業と恵みを確認しました。神の恵みを思い起こし、救われたことに感謝する。それは初代教会だけでなく、今の教会にも求められています」と話された。

説教と祈りの後、讃美歌「千歳の岩よ」を歌う。どこかで耳にした懐かしい調べである。「この賛美歌は、最初に日本語に訳された英語賛美歌の一つで、日本最初のプロテスタント教会である横浜基督公会(現・日本キリスト教会横浜海岸教会)で用いられた賛美歌集『教のうた』(1874)に収められました」(CD解説書より)。この日歌われた頌栄「父・子・聖霊の」とともに、トーマス・ヘイスティングズの作曲。私が過ごしたプロテスタント系高校の思い出が甦る調べだ。


礼拝堂内観


礼拝堂外観

◆礼拝式で歌われた讃美歌:
讃詠:1「主イェスよ、われらに」、7「ほめたたえよ、力強き主を」、115「朝ごとに主に祈る」、449「千歳の岩よ」、頌栄:27「父・子・聖霊の」。(番号は「讃美歌21」による)

◆主な参考文献・CDなど:
・「賛美歌・聖歌ものがたり 疲れしこころをなぐさむる愛よ」 大塚野百合著(創元社・1995年)
・CD「なつかしの讃美歌 BEST40」 鈴木啓之指揮/新日本合唱団(Pony Canyon:PCCL-00587)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 年間第32主日のミサ | トップ | グレゴリオ聖歌による追悼ミサ »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。