三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

カトリック溝ノ口教会

2012年05月23日 | 神奈川のカトリック教会
カトリック溝ノ口教会(教会堂名:使徒聖ヨハネ)
創立:1961年 ◇ 住所:神奈川県川崎市高津区二子5-15-7

JR南武線の武蔵溝ノ口(みぞのくち)駅で東急田園都市線に乗り換えて、高津駅で下車。南武線は「溝ノ口」、田園都市線は「溝の口」と表記するが、溝ノ口教会の最寄り駅は田園都市線の「高津駅」である。なお、溝の口駅発の東急大井町線は、高津駅を通過する列車が含まれるので、注意が必要だ。さて、府中街道を歩くこと数分、溝ノ口教会に着いた。屋上の十字架が無ければ、公民館や研修所のように見える白亜の聖堂は、2005年に新築されたばかり。

1961年、溝ノ口教会はケベック外国宣教会によって献堂された。「1921年、カナダのケベック州の司教団によって創立されたケベック外国宣教会は、教皇ピオ12世の宣教の依頼によって1948年に来日しました」(赤堤教会サイトより)。神奈川県内では、川崎市麻生区の百合ヶ丘教会、横浜市青葉区の藤が丘教会などが、ケベック外国宣教会によって創立されている。なお、ケベック外国宣教会の日本管区本部は、今も東京都世田谷区の赤堤教会にある。

溝ノ口教会の主任司祭は、ミラノ外国宣教会のヴィンチェンツォ・パスカーレ神父。私は鹿島田教会を再訪したとき、偶然にもパスカーレ神父(ご本人は「パスクヮーレ」と発音)とお会いする機会に恵まれた。パスカーレ神父は中原教会に常駐され、溝ノ口教会、鹿島田教会の主任も兼務(!)。何れかの教会で、神父様司式のミサに与りたいと思う。さて、今回の溝ノ口教会を訪ねたことにより、私は横浜市を除く神奈川県内のカトリック教会の巡礼をすべて終えた。


現聖堂献堂:2005年

◆主な参考文献など:
・「カトリック溝ノ口教会 ご案内」第3版 (カトリック溝ノ口教会・2011年)

<付記>
次回の教会巡りの記事は、聖母月特集(?)「ブルトン司教と聖母訪問会<前・後編>」の予定です。聖母訪問会本部聖堂の巡礼、及び同会創立者のブルトン司教の墓参を兼ねて、鎌倉・七里ヶ浜を訪ねます。 来月は、「横浜のカトリック教会巡り」を不定期連載いたします。
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