coLinux日記

coLinuxはフリーソフトを種として、よろずのシステムとぞなれりける。

WinPcapとMarvell Yukon 88E8039 解決編

2009-05-21 12:52:25 | インストールと設定
前回、WinPcap を使ったネットワークがうまくいかなかったのですが、
ふと、MACアドレスを指定したのが良くなかったのではないかと思いなおし、
Fedora-10.bat を、

colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256
cobd0="C:/coLinux/Fedora-10.img"
cobd1="C:/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 ro
eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続"

として、起動してみました。結果は、うまく通信できるようになりました。
# ifconfig eth0
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:FF:38:40:00:00
          inet addr:192.168.1.202  Bacst:192.168.1.255  Mask:255.255.255.0
.......
#

どうも、MACアドレスに制限があるらしく、何も指定しないで立ち上げたときに設定されるMACアドレスの上位3オクテットはそのままに、下位3オクテットだけを変更するのがよさそうです。

ためしに、Fedora-10.bat を以下のように修正したところ、

colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256
cobd0="C:/coLinux/Fedora-10.img"
cobd1="C:/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 ro
eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続",00:FF:38:40:03:03

こちらもうまくいきました。
# ifconfig eth0
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:FF:38:40:03:03
          inet addr:192.168.1.240  Bacst:192.168.1.255  Mask:255.255.255.0
.......
#

つまり、MACアドレスの上位3オクテット(OUI)に何らかの制限があるようです。

謎が深まるMACアドレスの制限ですね。いったいどこで制限されているのかよく分かりません。ここで、OUI 00:FF:38 はどこにも登録されていないようです。

ちなみに、WinPcap の、ブートメッセージは以下のとおりです。

conet-bridged-daemon: Looking for interface "ローカル エリア接続"
conet-bridged-daemon: checking connection: ローカル エリア接続
conet-bridged-daemon: listening on: Marvell Yukon Ethernet Controller....
conet-bridged-daemon: listening for: (ether dst 00:ff:38:40:03:03) or (ether broadcast or multicast) or (ip broadcast or multicast)

また、Windows Vista が、スリープ状態になるとネットワークがつながらなくなるようです。

ともかく、WinPcap が使えるようになって本当に良かったです。
コメント
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