coLinux日記

coLinuxはフリーソフトを種として、よろずのシステムとぞなれりける。

coLinux0.7.3で、Fedora10を使う

2009-05-15 00:03:28 | インストールと設定
前回coLinuxをインストールしましたので、ルートファイルシステムを設定します。今回は、Fedora10 を利用するので、Fedora-10-20090228.exe をダブルクリックして実行します。すると、「WinRAR self-extracting archive」 ウィンドウが開きますから、ここでは、「Destination folder」で c:\coLinux を指定して、「Install」ボタンをクリックしてインストールします。

 README-Fedora-10.txt
 start-Fedora-10.bat
 start-Fedora-10.sh
 swap.img
 Fedora-10.img (4,294,967,296 bytes、Fedora10のルートファイルシステム)
 
の各ファイルが展開されます。スワップファイル swap.img (512M bytes) も一緒に作成されています。これは便利ですね。

ここで、start-Fedora-10.bat の中身は、

colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256 cobd0="C:/Program Files/coLinux/Fedora-10.img" cobd1="C:/Program Files/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 eth0=slirp,,tcp:5901:5900 ro


(実際は1行です。)

になっていました。

これを以下のように変更して、Fedora-10.bat ファイルを作成します。

colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256 cobd0="C:/coLinux/Fedora-10.img"
cobd1="C:/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 eth0=slirp,,tcp:5901:5900 ro


これを実行すると、

「コマンドプロンプト」ウィンドウが開き、「Cooperative Linux console」ウィンドウ(コンソールウィンドウ)が開きます。

コンソールウィンドウでは、

Fedora release 10 (Cambridge)
Kernel 2.6.22.18-co-0.7.3 on an i686 (tty1)

localhost login:

が表示されています。root でパスワードなしでログインできました。メッセージで、X11を利用するために、VNCを使うように言われます。

シャットダウンは、「コンソール」ウィンドウのメニューで「Monitor」のサブメニューの「Shutdown」をクリックすればできます。

ログインしたら、
前と同じようにキーボードの設定を行います。

# loadkeys jp106
Loading /lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/jp106.map.gz
#

デフォルトにするには、以前は、/etc/sysconfig/keyboard の KEYTABLE 行を、KEYTABLE="jp106" にすれば良かったような気がするのですが、今回これを利用するようなスクリプトはみあたりません。/etc/rc.d/rc.sysinit の中に、

 /usr/bin/system-config-keyboard

を使うような記述があったのですが、これもありません。そこで、前に設定したように
/etc/rc.d/rc.local に /bin/loadkeys コマンドを記述しました。ようするに、
system-config-keyboard があらかじめインストールされていないということです。

キーボードの設定が終わったら、ネットワークに接続する前に、root のパスワードを設定しておきます。

このブログではテキストモードで操作するのがルールですから、X11 は使わないので、/etc/inittab の以下の行のままです。

id:3:initdefault:

コメント
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