coLinux日記

coLinuxはフリーソフトを種として、よろずのシステムとぞなれりける。

Windows VistaにcoLinux0.7.3をインストール

2009-05-08 00:19:11 | インストールと設定
先にインストールした coLinux はかなり古くなってしまったので、新しいものをインストールすることにしました。

今回は、Windows Vista Home Premium SP1 のノートパソコンにインストールします。

その仕様は、

 CPUは、Celeron 540(1.86GHz)、
 メモリ2GB

のTOSHIBA AX/55E です。

ここに coLinuxをインストールしてみます。

現在の安定版は、0.7.3-linux-2.6.22.18 です。早速 SourceForge の Cooperative Linux のページ
から、ダウンロードします。
coLinux-stable      : coLinux-0.7.3.exe  2008-06-08 版   4,854,912 bytes
Images 2.6.x Fedora : Fedora-10-20090228.exe           169,622,772 bytes

です。

例によって WinPcap は、Wireshark (ethereal の名前が変わったもの) を入れたときに一緒にインストールしてあります。早速、coLinux をインストールしてみます。

(1) coLinux-0.7.3.exe を実行します。

(2) 「Next」ボタンをクリックし、「I Agree」ボタンをクリックすると、「Choose Components」画面になります。今回は、「Select components to install」の「Root Filesystem image Download」は、事前 にダウンロードしてあるのでチェックボックスのレ点をはずしました。

(3) 同じく「coLinux」 は全部選択しました。具体的には、「詳細」をクリックすると表示される以下のすべてを選択します。

  「Native Windows Linux Console(NT)」、
  「Cross-platform Linux Console(FLTK)」、
  「Bridged Ethernet(WinPcap)」、
  「Virtual Ethernet Driver(coLinux TAP-Win32)」、
  「Virtual Network Daemin(SLiRP)」、
  「Virtual Serial Device(ttyS)」、
  「Debugging」

  FLTKは、a cross-platform C++ GUI toolkit (http://www.fltk.org/ ) のことらしいです。

(4) 「Next」ボタンを押すと、「Choose Install Location」画面になります。ここで「Destination Folder」を、
  C:\coLinux としました。

(5) 「Next」ボタンを押すと、インストールが始まりました。ちょっと遅いのは、TAP-Win32 INSTALL のところです。
  これは使わないのですが念のため入れておきました。Completed と出れば完了です。「Next」ボタンを押して、
  「Finish」ボタンを押すと、README.txt ファイルが表示されてインストール終了です。


これによって作成された、C:\coLinux フォルダの中身は以下のとおりです。

 netdriver\
 cofs.txt (cofs の説明)
 colinux-bridged-net-daemon.exe (Bridge Ethernet を選択すると得られる。)
 colinux-console-fltk.exe
 colinux-console-nt.exe
 colinux-daemon.exe
 colinux-daemon.txt (colinux-daemon の説明)
 colinux-debug-daemon.exe (Debugging を選択すると得られる。)
 colinux-net-daemon.exe
 colinux-serial-daemon.exe
 colinux-slirp-net-daemon.exe
 debugging.txt (Debugging を選択すると得られる。)
 example.conf (設定ファイル、XML形式ではなくなった)
 initrd.gz
 linux.sys
 NEWS.txt
 README.txt
 Uninstall.exe
 vmlinux
 vmlinux-modules.tar.gz

ここでは、 WinPcap を使うので、colinux-bridged-net-daemon.exe は必須です。これが無いとcmd.exe のウィンドウの最初に以下のメッセージがでてネットワークが使えません。

 PID: 3196
 error 0x2 in execution
 WARNING: error launching network daemon!
 colinux: booting

ルートファイルシステムの展開は次回に行います。
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