判らない事はこちらで検索
 



=注意=
1.最低限レジストリを理解してから実行してください(バックアップ・書き換え・新規作成を各作業を伴います)
2.これから紹介する設定値は、私のPCの話です。メモリー量、HDD、その他のPC環境によって大きく違います。
  又、最終的にはbbLeanの導入を考えての設定です。皆さんのPC環境に合わないかもしれません。
3.レジストリを設定する場合、レジストリの名前でインターネット検索し、よく理解したうえで設定してください。
  最悪Windowsが立ち上がらなくなります。
4.お決まりですが自己責任で、お願いします。
5.下記、設定値はすべて『16進数』で書きます。16進数でない場合『10進数』と注意書きします。

=本題=

1.リンクチェック機能を無効にする
*新しいDWORD値を作成します


全ユーザー
HKEY_LOCAL_MACHINE→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Policies→Explorer

右ペイン→何も無い所[右クリック]→[新規]→[DWORD値]→新しい値 #1に[LinkResolveIgnoreLinkInfo]と入力

右ペイン→[LinkResolveIgnoreLinkInfo]→[右クリック]→[修正]→値のデータに[1]→[OK]→[F5]→[再起動]

現在ログオンしているユーザーのみ
HKEY_CURRENT_USER→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Policies→Explorer

右ペイン→何も無い所[右クリック]→[新規]→[DWORD値]→新しい値 #1に[LinkResolveIgnoreLinkInfo]と入力

右ペイン→[LinkResolveIgnoreLinkInfo]→[右クリック]→[修正]→値のデータに[1]→[OK]→[F5]→[再起動]

-説明-
Windows XPをNTFS上で使用すると、ショートカットの分散リンクトラッキング機能が動作するようになっています。
具体的には、ターゲットファイルの名前を変更した際、その変更をショートカットに反映したり、ターゲットファイルが保存している場所(ネットワーク上も含む)を変更した際
ショートカットファイルのデータにも反映されるというものです。
要するにショートカットファイルの本体のファイルの場所がかわっても、それを追跡してショートカットの参照先を自動で更新してくれる機能です。

つまり、ショートカットファイルをダブルクリックして実行する度にリンク情報をチェックしているわけですから、ショートカットファイルを多用する人は、
この機能を無効にすることで若干ながらOS全体のパフォーマンスが向上するのです。
もちろん、分散リンクトラッキング機能を無効にすると前述したような自動処理が行なわれなくなるため、
ショートカットファイルのリンク情報を、自分で管理しなくてはならないというデメリットが発生することを踏まえて以下を実行してください。

この設定は、2つありますが、よく理解したうえでどちらか1つを選んでください。




2.バルーン機能を無効にする
*設定の意味を理解してから設定して下さい(元に戻せます)
*詳細は説明参照


HKEY_CURRENT_USER→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Explorer→Advanced

右ペイン→何も無い所[右クリック]→[新規]→[DWORD値]→新しい値 #1に[EnableBalloonTips]と入力

右ペイン→[EnableBalloonTips]→[右クリック]→[修正]→値のデータに[1]→[OK]→[F5]→[再起動]

-説明-
Windows XPからは"バルーン"と称されるメッセージダイアログが追加されました。
あのタスクトレイアイコンが発するメッセージのことですが、やや冗長的な感じがして非表示にしているユーザーも多いことでしょう。
Error110もそれに含まれるユーザーの一人で、バルーンメッセージが表示されると必ず右クリックして、バルーンを消すようにしています。

この機能自体を無効にすればいいともいえるのですが、よくよく考えてみれば、一概にすべてを無効にするのは危険があると言えるでしょう。
たとえばCD-R/RWライティング機能に関するメッセージや.NET Messengerが発するメッセージ、ネットワーク関係などなど……。
これら多くの機能がバルーンを介してメッセージを発するため、すべてを消すのは危険ということになります。

*Error110の環境では上記設定を実行しています




3.UPnP機能を完全に無効にする
*UPnPの意味をよく理解してから設定して下さい


第五回2/2を参考に、サービス[SSDP Discovery Service]と[Universal Plug and Play Device Host]を無効にする

② HKEY_LOCAL_MACHINE → Software → Microsoft → DirectPlayNATHelp → DPNHUPnP

右ペイン→何も無い所[右クリック]→[新規]→[DWORD値]→新しい値 #1に[UPnPMode]と入力

右ペイン→[UPnPMode]→[右クリック]→[修正]→値のデータに[2]→[OK]→[F5]→[再起動]

-説明-
Windows XPはUniversal Plug and Play(UPnP)をサポートしていますが、同機能をフルに使う機会はまだまだ多くありません。
もっとも、最近ではMSN Messengerのサーバ接続で用いられるため、無駄な機能と揶揄されることは少なくなっていますが、
それでも過去に発覚した脆弱性(MS01-059。修正済み)などを気にし、止めたいと思っている方もおられるのではないでしょうか。

Windows XPでは、UPnP接続を行うための「Universal Plug and Play Device Host」とUPnPプロトコルを発する
「SSDP(Simple Service Discovery Protocol)Discovery Service」の2サービスでUPnP機能を実現しています。
本来この2サービスを停止することでUPnPサービスを無効にすることができるはずなのですが、一部のプログラムではUPnPトラフィックが発生することがあり、完璧とは言えません。
そこで、この設定をすることで、機能を完全に無効することが目的です




ここからはレジストリの設定ではありません

4.「圧縮フォルダ」を無効にする
*設定の意味を理解してから設定して下さい(元に戻せます)
*詳細は説明参照


①[スタート]メニュー→[ファイル名を指定して実行]を選択

②「名前」欄に半角で「regsvr32_/u_zipfldr.dll」と入力
*ここでの _ は半角を示しています

③[OK]ボタンをクリック

④実行完了ダイアログが表示されるので、<OK>ボタンをクリック

-説明-
Windows MeやWindows XPから導入された「圧縮フォルダ」を無効にする設定です。
「圧縮フォルダ」の存在はたしかに便利と言えば便利なのですが、すでに優秀なオンラインソフトが巷にあふれていますので、
"とりあえず展開したい"というライトユーザーはともかく"圧縮ファイルを日常的に使っている"人に「展開ウィザード」は冗長なだけ。
そこで、Windows 既存の「圧縮フォルダ」機能を無効にし、新たに圧縮&解凍ソフトを導入しましょう。




5.DLLキャッシュの消去
*微妙に危険かも知れないので、注意をして下さい
*この設定の意味が判らない方はおやめ下さい
*詳細は説明参照


[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]

次のコマンドを実行します

C:¥>sfc /cachesize=0

C:¥>sfc /purgecache

→[再起動]

-説明-
WindowsXP を導入すると %SystemRoot%\system32\dllcache フォルダに 200MB~500MB 程度のバックアップファイルが作成されます。
(これは Windows ファイル保護 (WFP) 機能が利用するシステムファイル復元用のバックアップファイルです。)
通常の使用では dllcache からのリストアはめったに発生しないので、キャッシュを削除する/サイズを抑制することでディスクの空き容量を確保することができます。
(WFP がキャッシュフォルダにないファイルをリストアする場合は、Windows 2000/XP CD-ROM が要求されます。)




6.ここまでの設定を確認しましょう
さて、ここまでの設定を通常動作(普段使っている環境)で動作確認しましょう。
この作業は、非常に重要です!1週間でも2週間でも自分で納得するまでおこなって下さい。




7.システムの復元のOFF

[マイコンピュータ]→[Cドライブ]OSが入っているドライブ→[右クリック]→[プロパティ]→[全般]タブ→[ディスクのクリーンアップ]
→[詳細オプション]タブ→システムの復元[クリーンアップ]→[はい]

第五回2/2を参考に、サービス「System Restore Service」を無効にする

-説明-
私のPC環境では、システムの復元は使用していません。下記にError110が思う理由を幾つか挙げます。
①システムの復元をOFFにすることにより、常駐プログラムを1つ減らす事が出来る(パホーマンスアップ&容量確保)
②重要なファイルなど、Dドライブに回避してあるので、仮にOSがトラブルに見舞われても、救済できる。
 又、CDなどのメディアにもバックアップを取ってある。
③仮にOSがトラブルに見舞われても、直ぐに復旧できる。

などあります。
しかし、これらはError110の環境の話です。OSにトラブルが発生した場合、対応できる手段が無いのであれば、システムの復元のONにしておきましょう。
ここで注意していただきたい点は、「システムの復元」は、『トラブルを解決するソフト(プログラム)』ありません!
③のように、ご自分に合う"復旧方法"を見つけましょう!調べれば一杯あります。




8.スタートメニューの整理

第四回で紹介した「めもりーくりーなー」「Mobilemeter」などの常駐を解除し、スタートプログラムを整理しましょう。




9.不要ファイル・不要レジストリを、消去/最適化します

-準備-
NTREGOPTをダウンロードします
NTREGOPTの日本語化パッチはこちらFacsyS HomePage!


*下記図をクリックすると大きくなります

*ここではインストーラー付を選択しましたがインストーラ無もあります。お好みでどうぞ!




-作業-
DiskX Tools(第一回で紹介)を使い「ファイル」「レジストリ」を掃除しましょう

②NTREGOPTを使い、レジストリを最適化します
*取り扱いは、非常に簡単です。




10.スキャンディスク(エラーチェック)

①[SystemWorks]起動→[Norton Utilities]→[問題を見つけて解決]→[Norton WinDoctor]→[すべてのNorton WinDoctorテストを実行]ポイント→[次へ]
*ここで各エラーを修正しておきます

②同じく[問題を見つけて解決]→[Norton Disk Doctor]→[エラーを修復する]チェックを外す→[Cドライブ(OS)]のみチェック→[診断]→・・[詳細]
*詳細欄に、エラーが発生している場合、[エラーを修復する]チェックを入れNorton Disk Doctorを実行すれば、自動的にスキャンディスクに移項してくれます。
*上記手順を繰り返し、ほかのドライブも「検査」「修復」しましょう




11.デフラグの実行

[SystemWorks]起動→[Norton Utilities]→[処理速度の最適化]→[Speed Disk]から、各ドライブを最適化します

-注意-
第五回2/2でサービス{Speed Disk service」を無効にした場合、Speed Disk は起動しません。サービスチェッカーなどを使い、一時的に「自動」にしましょう。
又、デフラグは2回程実行しましょう。




=まとめ=
皆さんお疲れ様でした!
ここまでのチューニングの中で、自分に"合うもの""合わないもの"を発見できた事だと思います。
チューニングできる項目は、まだまだあるのですが、後はご自分のPC環境に合う設定を見つけて下さい。
例えば、「フォルダーオプション」には、今回は手を加えませんでした。
「フォルダーオプション」もパホーマンスに大きく関わっています。
ですが、「フォルダーオプション」の設定は"使用感"にも大きく関わっているので、ご自分で使いやすい環境を構築して下さい。
もっとも、第十二回までの設定をしてあれば「サクサク」になっているはずです!

さて、次回からいよいよ「bbLean」の導入編に移ります。

では又次回お会いしましょう


Error110


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コメント
 
 
 
終わっちゃうんですか? (polestar)
2004-12-29 19:25:12
>では又次回お会いしましょう



さらなるバージョン・アップ版を、楽しみにしています!



「WindowsXP俺流Tune・サービスパック2」(冗談)

とか。
 
 
 
まだ終わりません! (Error110)
2004-12-29 21:23:46
本当は、今年中にbbLeanの導入まで、書きたかったのですが・・・



うまくいかないものですね!



「SP2徹底研究」も、いいかも?
 
 
 
いいかも♪ (polestar)
2004-12-30 10:52:45
>「SP2徹底研究」も、いいかも?



ビル・ゲイツを斬るっ!

残念っ!

などと。

 
 
 
楽しみにしています (脱力)
2004-12-30 17:45:59
2000を使ってますがbbleanの導入を心待ちにしてます
 
 
 
polestarさんへ (Error110)
2004-12-30 18:11:19
休みになればなったで、忙しい!



今日は、愛車に冬用タイヤ(スタットレス)を、収納館に(荷物を置く場所)へ取りにいき、装着!



静岡では、履かないよね!



そんな、こんなで遅れました。すみません!と、言い訳



1日から岩手に行ってきます!

降っているかな?
 
 
 
脱力さんへ (Error110)
2004-12-30 18:18:40
Windows2000ですか!

いいですね!



2000とXPは互換性?ありますもんね!



参考になれば嬉しく思います!



これからもError110が知っている事は、時間が許す限り書きますので、"脱力さん流"を見つけて下さい。



"bbLean導入"編は正月明けだと思います。
 
 
 
右クリックに効く方法ありませんか? (さ○゛とちゃん)
2006-03-16 22:19:51
リンク先が切れたショートカット()
 
 
 
右クリックに効く方法ありませんか? (さ○゛とちゃん)
2006-03-16 22:35:28
はじめましてさ○゛とちゃんと申します。先ほどは、コピペ編集をしようとして

いたら、何を間違えたのか編集の投稿で投稿してしまう事になってしまいました

すみません。





さて、



1)適当なソフト(A.exe としましょう)をインストールしたとします。



2)A.exeへのショートカットをデスクトップ上に作ります。



3)A.exe を削除します



4)A.exeへのショートカットを右クリックします。



5)すると、A.exeへのショートカットを右クリックしたとたん、

砂時計が現れ、10分ぐらいPCは何かを必死でやっているようなのですが、(たぶん先読みしようとしている)

一切の命令をうけつけてもらえなくなる場合があります。10分ぐらいすると

何事もなかったかのように、又、PCが使えるようになります。





尚、無効なショートカットの場合は、ソフトによって再現するものとしないものがありますが、

BMPなどの大きめなファイルを100枚ぐらいZIPで固めて出来たXXX.zipの拡張子を

XXX.exeに変えることで、この問題を再現させることに成功して?います。







又、Exploler.exeを強制修了させると、砂時計が消え、何事もなかったかのようにPCが使えるようになります。



右クリックしただけで、かってに先読みしようとされても迷惑で、なんとかやめさせたいのですが、

よい手段はないでしょうか?
 
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