ツイノスミカ

猫ト戯レ 晴耕雨読
ソンナ暮ラシガ 理想デス

夢の中で

2015-11-19 | 
昨日の明け方、ももの夢を見た。

虫が大嫌いで怖くて触れない私の部屋にカマドウマが出て、どうやって捕獲しようか大騒ぎしていたら、ももがやって来て、さっと咥えてしまったのだ。
ももが虫を食べてしまわないかオロオロする私の横で、ももはそのままじっとしていた。
ももちゃんのお口が汚れるから早く取らなきゃ!と、一大決心でティッシュを何枚も重ねてへっぴり腰で取ろうとしたところで目が覚めた。

生きていた頃のももは、虫を捕まえるなんてことはほとんどなくて、遠巻きに見ていてときどきちょっと手で押さえてみるだけだったのに。
夢の中のお母さんの大ピンチを助けに来てくれたんだね。
もう元気になって、こんなに素早く動けるんだよって教えに来てくれたのかな。
ありがとね。
お母さんも、ちょっとずつ元気を出すよ。


ずっとずっと大好きだよ

2015-11-10 | 
結局眠れなくて、おもちゃやご飯を入れるバッグを編んであげてた。
もものバッグ
おいしいカリカリをいっぱい食べてね。
大好きだった金のテープのおもちゃも、新しいのを入れておいたよ。
キラキラボールはきっと向こうでお友達になった猫さんも好きだと思うから、一緒に遊んでね。
セーターの着替えも持っていって、寒くなったら着るんだよ。








お利口で、活発で、美人で、かわいくて、優しくて、頑張り屋さんで……
ももは宝物でした。
22年もお父さんお母さんといっしょにいてくれて、ありがとう。
大好きだよ。
黄金色に輝いてるみたいだね


最後の贈りもの

2015-11-09 | 
明日、ももを荼毘に付します。
横で寝てるももが、ときどきお腹を上下して呼吸して、尻尾の先をちょっと動かしたり、手をピクピクって動かしたりしてるのが私には見えるのに、明日お骨になっちゃうなんて、耐えられないよ。
ずっとずーっとそこで、お昼寝しててくれたらどんなにいいか。





今までももに、オモチャ作ったりセーター編んだりしてあげたね。
だから最後になにか作ってあげたくて。
なにがいいか、よーく考えて思いついたのが、ももちゃんに似合いそうな、赤いお数珠。
お母さんは不器用だし、涙で手元がよく見えなくて、上手にできたか心配だけど。
もう作ってあげられるの最後だから、一生懸命作ったよ。
もものお数珠
ももは、どこに行っても「美人さんだねぇ」ってみんなに言われたでしょ。
だからあっちに行ってもまたきっと、「美人の猫さん」って言われるよ。
この赤いお数珠を持って、お釈迦様のところに行くのよ。
そうしたら、お母さんがあっちに行ったとき、「赤いお数珠を持った、美人の猫さんを知りませんか」ってお釈迦様や観音様に聞けば、すぐにももに会えるから。
今までもお母さんのお買い物のときに待っててくれたように、
赤いお数珠を持った美人の猫さん、お釈迦様のそばで、お母さんを待っててね。
ちょっとだけ、待っててね。

ありがとう

2015-11-08 | 
今日の午前11時45分、ももが旅立ちました。
すごい頑張り屋だったけど、もう頑張らなくていいよ。
今も横で、尻尾と耳をときどきピクピク動かしてお昼寝してるみたいにしか見えないんだけど。
かわいいピンクの肉球が、真っ白になってるのが不思議だよ。
22年と3ヶ月、一緒にいてくれてありがとう。
ありがとう。大好きだよ。

お熱

2015-11-08 | 
猫の体温は38~39度。肛門に体温計を挿して測る。
動物用の先が曲がるものがあるが、人間用の体温計を使って、ももはこんな風にして測っている。
お熱計測中
抱っこして腋の下で。
あるいは寝ているときに、太ももとお腹の間に挿しこんで。
正確な数値ではないかもしれないけど、かなり近い値だと思う。
もものお熱は38.9度
これは10月14日の体温。
低体温でも危ないので、今日測ってみたら38.1度。大丈夫。



今朝もご飯を全力で拒否されたので、お薬をほんの少しのプリンに練りこんで口に塗る。
甘いプリンだけど、もういらないらしい。拒否されながらもなんとか舐めてもらった。
そのあとリーナルケアを飲ませようと、ひとくち口の脇に垂らしたら、嫌がって呼吸が荒くなったので断念。

お水は自力で少し飲む。でも飲んだあとため息。疲れるのかなぁ。
今は横でダルそうに寝ている。

咳と鼻血

2015-11-07 | 
頑張り屋で頑固なももちゃんだけど、さすがに調子が良くない。



10月30日
口内炎なのか何なのか、とにかく自らご飯を食べなくなってしまったので、キドナとヒルズのa/dを強制給餌。
少しでも食べて体力をつけて欲しいのだが、嫌がるので可哀想。


10月31日
私の食べるトーストを欲しがったので、もう療法食じゃなくて何でも食べられるものを食べたらいいと思い、銀のスプーン三ツ星グルメのドライを与えたら、食べてくれた。
この日、2回うんちをしたのだが、2回目のうんちが下痢で、おむつの中がエライことになって(苦笑)、お風呂に入れるのは高齢猫はNGなので、空いた洗剤容器に入れたぬるま湯をかけてお尻を洗い流した。
たびたびこういう事態になると大変なので、水戸のご老公様のまわりの毛を少しカットした。母がカットしたので、例によってトラ刈である。


11月2日
食べる量が少なすぎるので、リーナルケアをチャオの缶詰に混ぜたら食べたが、それでもまだ足りない。仕方ないので、リーナルケアを少しシリンジで与える。


11月3日
今日は少し調子がよさそうで、ベッドから自分で出て、でも歩くのは困難なためホットカーペットの上で横になってたりする。
チャオの缶詰+リーナルケアに飽きてきたか、また食べなくなる。
しかし私の食べている芋けんぴは舐めて、さらにかじりつこうとする。食欲はあるのかな。


11月4日
今日はよく鳴くが、おしっこが出たわけでもない、ご飯でもない、水でもない。
散歩したいのか何なのか。わかってあげられなくてもどかしい。
夜、咳をして、咳のあとにヒューヒューと呼吸することがあって心配。
強制給餌の誤嚥だったらどうしよう。


11月5日
咳が心配で、病院に。またしても木曜日、かかりつけ医は休診。
先週行った病院は10時からだったので、少しでも早く診てもらいたくて、以前から気になっていたもうひとつ別の病院に9時に行く。
レントゲンの結果、肺の状態は悪くない。誤嚥性肺炎でなくてよかった。
では咳はどうしておこっているのか。
気管が少し石灰化しているところがあって(これは老化によるもの)、それが原因か、あるいはもっと奥の気管支の部分がときどき何かの刺激で狭くなるのか。
レントゲンではこれ以上わからず、内視鏡を入れるには麻酔が必要なのでできない。
ということで、気管支を拡張する薬を使って呼吸が楽になるか様子をみることに。
テオドール7日分


11月6日
もう全く自分でご飯を食べない。
しかたないので、リーナルケアの強制給餌。しかし1回に10mlがやっと。


11月7日
朝のちゅーるごはんも食べないので、お薬が摂れない。仕方ないので唇に塗り塗りで食べさせようとしたとき、急に咳込んで鼻血が出た。
先週も口から血が出ているので、またまた病院に。かかりつけ医ではなく、おとといの病院。
気管に炎症が起こっているのか、喉の奥なのか、やはり特定できない。
高齢で腎不全ということを考えると、ステロイドを使って炎症を抑えるにはリスクがありすぎるのでやめる。
咳き込むのがどうも体位を変えたときのような気がするのだが、痩せた身体を抱き上げたりしただけで気管に刺激が加わるのかもしれないとのこと。
どうしたらいいんだ。
咳については先日出してもらった薬の効果がまだわからないので様子を見る。
まったく食事を摂らなくなったので、せめて食欲を出せたらということでまた薬が出る。
プリンペランとファモチジンを注射
プロミナドとファモチジンを7日分


口の中は、歯茎もまったく赤くないし、血色も良いし、口内炎ということはないらしい。
お口が臭いのは尿毒症のためと思われ(血液検査の数値が、これでよく生きていられるというぐらいの値らしい)、それで口が気持ち悪くてくちゃくちゃしてるんだろうとのこと。


人も猫も、いつか命が終わるときがくる。
ただそのときまで、苦しくないようにしてあげられたらと思うだけ。

頑固屋もも

2015-11-02 | 
先月20日頃から、口をくちゃくちゃしてることがあったので、尿毒症が出て口が気持ち悪いのかなぁと思っていた。
それから4、5日経ったころ、ご飯を食べる途中で歯をギギギと歯軋りするようになった。そして食事量が極端に減った。
食べないのは一番体に悪いので、g/dと一般食のモンプチやシーバのスープを練ったのを上唇の内側に塗って食べさせたり、以前に用意してあったキドナを濃いめに溶いて食べさせたりした。
そのときに気付いたのだが、下唇の内側に白く潰瘍が出来ていて、それで食べたくても痛くてやめてしまっているのかな。


10月29日、そろそろおしっこしたかなぁとももの寝ているところを見ると、ベッドに敷いた毛布に鮮血が!見ると口のまわりも赤い!
唇をめくって濡れティッシュで拭くと、ドロっとした血の塊がでてきた。
口をあけて中を見ても、あまり大きくあいてくれないのもあるけど、どこから出血したのかさっぱり見当もつかない。
かかりつけの病院は本日休診。明日まで待とうか迷ったが、やっているところを探して連れていった。


病院で、先生が下の前歯に指をかけて口をあけようとするのだが、ももは頑なに歯を食いしばって、ウーウー唸るばかり。先生は3、4分かけてなだめすかして頑張ってくれたが、結局あけなかった。
8月末の採血のときもそうだったけど、絶対に嫌!ということは譲れない、なんとしても抵抗する元気はあるようだ。幼いころから頑固だとおもっていたが、この歳になっても変わらないのにはちょっと笑ってしまった。

で、やはり出血箇所も状態もわからないので、止血と抗生剤の注射をしてもらって帰ってきた。
【バソラミン注(トラネキサム酸)1.0ml  グリンダマイシン注 0.08ml】
歯肉は赤くないのだけれど、おそらく歯周病になっていて出血しているのではないかという推測。
とにかく、歯が痛くてご飯が食べられないのだと思う。見えてない奥歯かなぁ。
もう抜歯も歯石取りも麻酔をかけられないのでできない。腎臓が悪いのでステロイドの投与もできない。
食べるのを取るか、腎臓を守るのを取るか、の選択で薬を使うしかないという。




病院で頑張りすぎて疲れたのだろう、ぐっすり眠っていたのだが・・・・

お尻はみ出し寝
お尻がはみ出してるね


ごそごそベッドの中で動く音がしたのでトイレに出たいのかと思って抱きかかえると、四肢を突っ張って痙攣していた。口からは泡は吹いておらず、少しヨダレが出た。
ほんの10秒ぐらいだったのだけど、とてもとても長く感じた。

腎不全末期になると痙攣がおこることは予備知識としてはあったのだけど。
覚悟しているつもりでも、お別れのときが近いのかもしれないということがこんなにも現実味を帯びてくると、やはり悲しくてたまらない。

頑張り屋もも

2015-11-01 | 
10月13日、いつもならベッドを出てトイレの近く、ほんの2、3歩だけど歩いていって、おしっこうんちをするのだけど、この日の夜は、ベッドの中で寝たままおしっこをした。

10月15日、昼間もベッドの中でおしっこした。
うんちはちゃんとベッドから出て、ペットシーツの上でするのだけど。
立ち上がるのに足に力が入らずもたもたしているうちに、おしっこは間に合わず出てしまうのだろうか。

ふんばる足ふんばる足 爪が出てる

ふんばらない足ふんばらない足

昼間、そばにいるときは「おしっこ~(or うんち!)」の声で、ベッドから立ち上がろうとするももを支えてあげれば、外でおしっこできたし、食事もお茶碗のところまで介助してあげれば、自力で立って食べられていた。

10月22日、夜中のおしっこも翌早朝のおしっこも、介助なしに自力で上手にベッドから出てトイレの近くのシーツの上でできた。
立ち上がるときの体勢とかで、上手に出られないだけなのかもと思っていたのに。

お食事中お食事中

ごちそうさまでしたごちそうさまでした

10月24日、ご飯の食べる量がとても少なくて、寝ている姿もなんだかしんどそうに見えて、支えてもすぐに倒れてしまう。
もうほとんど寝たきりの状態。そばにいてあげられない時はおむつをしてもらおうかと思いはじめていた。

そして前回記事の、おむつの試作からおむつ生活に。



寝たきりになったら、最低でも4時間おきには体位交換をしてあげないと。


今朝、おむつを替えてベッドに寝かせて、食事の用意をして戻ってみると、自力で外に出てカーペットの上で寝ていた。
たぶん朝のおしっこをしようと外に出たまではいいけど、足がふらついて倒れて寝ていたんだと思う。

食後のお散歩食後のお散歩

おむつしてても、まだ自分で頑張ろうと思うところは、すごいと思う。
うん、ももちゃん、すごいよ、頑張り屋さんだよ、と褒めてあげた。