今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

もみじのテンプラ

2012年01月07日 | グルメ
もみじテンプラ、いっけん、晩ご飯のおかずに出来そうなタイトルだが、実はこれかりんとうに近い感じだ。

元々は1300年ぐらい前に、行者が山中で開発したのが由来らしいが、現代では、大阪の箕面(みのお)方面で有名なお菓子で、関西の人は知らない人はいないという。

食用の塩漬けしたもみじを、1年以上寝かせ、それを塩抜きし、きれいにもみじの形になるように衣を付けて、揚げるお菓子だ。
揚げたては、油がきれていないことと、パリッとしていないので、袋詰めにして売られており、お土産にも最適な一品だ。
(勿論、荷物の奥に詰め込めば、砕けてしまうが、意外に硬いので、ちょっとやそっとでは壊れなかった。)

袋を破って、手に取ってみると、

確かにもみじの形をしている。

初めてなので、おそるおそる、前歯でかじってみる、バリッ!!、お、中々歯ごたえのある硬さ、その中からフワリと甘~い砂糖の様な風味がして、優しい味がする。
油っぽくもない。
手にもベタつかないし、これはイケる。

そして、とにかく優しい味だ。

大阪の方は、水が美味しいなあと思ったけれど、ここ箕面方面は、近くのパン屋さんでパンも食べたが、水が特に美味しいのか、とても優しい味がする。
水で決まるんだよな、料理は。

東京の繁華街で、チェーン店のラーメン屋を食べ比べてみると、水の違いに気付くハズだ。地価が高いからって美味しいものが食べられるとは限らない。







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