今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ケジャリー

2015年11月17日 | グルメ
 まるでドライカレーみたいな、この料理は日本みたいに四方を海に囲まれたイギリスの漁師飯で、朝食によく出てくるそうだ。

カレー粉を開発したイギリスらしく、魚(タラだけに限らないで使っても可)の臭みをカレー粉で消して食べ易くしながら、魚のハイカロリーではない良質なタンパク質を摂取している事が凄く合理的な料理で、イギリスにしては珍しく米食だし、外に出て漁をする漁師にとって朝食には腹持ちも良く適している所も考えられている感じだ。

タラ(本来はハドックというタラの塩辛い燻製)の身を弱火で茹でて

炊いた米を水で洗って、粘りを取っておく。

ゆで卵を1個刻んで、もう1個(今回は半分だけれど)は、輪切りかくし型に切り、冷めたタラの身をフォーク等で解して、骨を取り(中々、完全には取り除けないんだ)、準備をしておく。

温めたフライパンにバターを溶かし、カレー粉を大さじ2杯入れペースト状に炒める(足りなかったのでクミンパウダーで補った)。

ご飯と、タラ、刻んだ卵を入れ(何故かイギリス料理は卵をよく解らない使い方で足す、中華料理のチャーハンみたいではダメですか?とアジア人なら思いたい)、

塩胡椒で味を整えよく炒める(燻製タラや塩タラの時は、塩加減を差し引いて加える)。

皿に盛って、卵を飾り、パセリを振る。
(好みでチリパウダーをかけても良い)

本来、こんな黒くならずに、もっと黄色いモノだが、今回手に入れたカレー粉にターメリックが少なくて色が元から黒かったのと足りなくてクミンパウダーを入れた為&そして、ツイ、チャーハンのクセで徹底的に炒めてしまった為だろう。

元々はインドの料理で、イギリス軍がインドに駐在していた時の食べ方だという。
ただ、現代に伝わっている食べ方より本来のケジャリーはもっとカレーリゾットに近い感じという書籍もあり、自分ももしかしたらリゾットに近いモノであったのでは?と少し考えている。
※ツイ日本人というか、アジア人は、炒飯のクセが出てパラパラになるまで炒めてしまう。
上記に書いた様に、リゾット的な解釈もあるので、もっとフワッとしていても良いようだ。
(本能で炒め過ぎてしまった、、、代わりに炒める技術が今回飛躍的に進歩したが、今回はそうじゃないんだ)
因みに、もしチャーハンだったら、とにかく煽る事だ。






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