今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

恵比寿のトシヨロイヅカへ行って来た。

2015年11月17日 | グルメ
自由が丘の『モンサンクレール』も行った、奈良の『ガトー・ド・ボア』も行った。
(なんで神戸へ行った時、『アンプレション』へ行かなかったのだろう?、店の前までは行ったのに、阪神淡路大震災20年目という事で、『防災未来館』とか『神戸港震災メモリアルパーク』とか周って勉強していたので、体力がもたなかった。次はもっとBigになって行こう。体型じゃなく。)

今回は、カスタードクリームを知りたかったので、前回のモンサンクレールの時のように、沢山は買わなかった。

本によるとトシヨロイヅカのクレームドパテシエール(=カスタードのこと)は、
・仕上がりの過程で後半一気に火力を強くするらしいので(作る時、大変だろうな~)、そういう場合の味はどうなるのか?
・最後カスタードに発酵バターを混ぜるとどうなるのか?
・きっとバニラビーンズも最強のモノを使っているだろうから、どうなのか?(実はあまりバニラビーンズが好きではないので、最強のモノってどうなのか?って。・・・個人的にはカスタードにバニラビーンズ入れなくてもいいんじゃね?、もっとミルクの香り活かせね?と思っているぐらいなので、改めて本物を勉強し直し。)
・あと甘さ、ぼったり感というか硬度、舌触り、イメージ、他etc・・・を勉強に行った。
(解る?自分が何を食べても楽しくない、30年以上、食事を楽しいと思った事が4回しかないということが、常にスイッチが入ってしまうというか。)

恵比寿で降りて、街の地図を見ながら、テクテク歩いて、お店に辿り着く(ここが本店か、ミッドタウンでも良かったんだけど、ラーメンでも一風堂や桂花も九州の本店へ行ったし、複合施設はあまり好きじゃないから)

表構え


ほら、そんなに沢山は買わなかった。(ブレブレだけど↓)

シュークリ-ムは2つ買って、先ず、出来立て(クリームを詰めたて)のシュークリームを直ぐに外で食べて、なる程、詰めたてのクリームと生地はこんな風なのか?と家に持ち帰って少し生地が湿った後の違いを確かめる。
(少し経つと生地はホンの少しだけ僅かにシナっとするが、香りがやや穏やかになるかもしれない。)

お店の1番人気「ジャン・ピエール」(もしや映画監督の名前?)

上の生クリームが7分立てぐらいの(←個人的な心の中にある数値)フワッと軽く柔らかい優しい感じで、これに全てが集約されているような気がした(やっぱ基本だよね)。あまり甘くなくて、主張し過ぎないで、うん、勉強になりました。中はこう、チョコなのに素朴な優しさの味は多くの人に受け入れられるんじゃないかな。


次に帰宅後のシュークリーム

カスタードは喉を通る時はワリとシッカリしているのね。あと、皮が独特、カリッとやや強めの風味。

底から入れる穴も大き目(このぐらい大きくするものなのか。)

シュー生地の上にも切れ目が、こういうモノなのか。あまり高級なのは食べた事がなかったけれど。


最後に、シュー・ペイザンヌ
ノワゼット(=ヘーゼルナッツのコト)のクリームとカスタードの2層になっていて、「ペイザンヌ」とは田舎風という意味らしい。

ノワゼット(ヘーゼルナッツ)・砕いたアーモンド・ピスタチオのナッツ類が主張するシュークリームだった(ピスタチオだけで食べてみたい気も、どうかな)。
(シュー生地が湿っていても、素朴で素敵だなって、上の粉砂糖と生地が一体化して、まるで乳化したようにほんわかした風味になっていた(自分はこれが好きだな)。
書かないけれどイロイロヒントを貰えた。


<他に>
ケーキってあまり買わないけれど、この紙の筒にセロテープで底に止めることによって箱の中のケーキが動かないようにするのか。

薄い底台の枠の溝に合わせて、注文されたケーキ毎に紙を巻いてセロテープで止めるのね、1歩間違えるとケーキの美しさや優しさが壊れてしまう繊細な作業だな(店員さんや若い人がこういうのをやってくれるんだ)。

台底の溝に合わすとキッチりピッタリなる所がスゴイ。


箱の底は1枚紙が敷いてあって、シッカリと補強している。


ショップカード

折りたたみ式の裏面には支店の定休日や詳細が書かれている(書くスペースが広いので、各店舗のコンセプトが一行あっても面白いかな?って、消費者とより双方向な関係を作れる)。

表の紙質はツルツルし過ぎなくてチープな感じじゃないし、光が反射し過ぎず、メッセージの書いてある白い文字が読み易かったのと(フォントも良かった)、銀色と黒のシックな高級ブランドイメージが何か、こう、全体とバランスが良いように感じた。

あと、凄いのが、名刺みたいに折り曲げて揃うハズの天地の部分が、半分より下の部分の方が長くなっていて、蓋となる上半分の部分が短い、当然閉じた時に下半分が長くなってハミ出るが、その部分だけ表と同系色でお店のURLが書いてある、まるで名刺みたいだ。最近のショップカードはみんなこうなのか?

ショップのロゴもある。ヨロイヅカの「y」か。


紙袋の材質がブティックみたい。

質感も良い。


京都出身らしく、やや控えめな感じのお菓子の味は、もしかしたら、何処かで共通する根底に流れているモノがあるのかなって気がした。

自分の味を探して作っていかないと。
(イギリス料理・菓子好きなので、自分はそういう方向かな、自分の出したいモノばかり出していたら食べていけないだろうけどね。従業員の家族の生活まで責任があるから。)

恵比寿へ行ったら、いつもお菓子や「ぱれっと」ばかり行っていたが(美味いしいんだ)、選択肢が増えたし、こっち方面にどんなお店が立ち並んでいるかも(やけにイタリアンが多い気が)知る事が出来た。


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