今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

キッチンを使い易いようにDIY。

2017年10月17日 | 調理器具
 DIYは第二次大戦後、空襲で廃墟になった町や家を「なるべく自分で出来る事は自分でやろう!!」というイギリスから起こった運動。

 ぶっちゃけた話、小さい頃からなんでこれはこんな場所にあって使いづらいのだろう?とか、最近も料理が色々と家庭の枠をたまに超える時、思わぬ事故とかに繋がりかねないから2年近くかけてチマチマ改良してきた。

きっとまだ未完成で これで完成でも無いだろうし、10年経って気付き改良する事も出てくるだろうが(イギリス人はDIYで「永久に終らない家の工事を続ける」と書いている書物もある)、古くて汚いキッチンだから凄く恥ずかしいけれど・・・
・効果的に使い易くなり
イギリスの
・「(キッチンの物を整理する時は)同じ種類の物を系統だてて整理しろ
・「いつ誰が来てその他人がキッチンに立っても、何処に何があるか一目で把握出来来たその日から調理を始められる様に整理をしろ
的な
思考を学んで、それを更に実践して具現化してみた成果を先ず1度ここにまとめておこうかなって。

 工務店でもないし、素人が空いた時間にチョコチョコと改良したものだから、美しくは無いけれど、
自分が調理をする場所をもっと把握し、よりスムーズにスピードUP出来たらその空いた時間の余裕で、作る料理のもっと違う側面を学ぶ事が出来るだろうなって、
力不足で足りない事ばかりだから微細な努力をしてみた。

ここへの書き方もよく解らないのだが・・・とりあえずやってみて解る事もあるだろう・・・

<同じ物を系統だてて整理する>

100均の鍋掛け

これ便利だった、蓋を重ねたり仕舞い込んだりするより、パッと取り出せた方が絶対に0コンマ数秒早くなる、その時間短縮の積み重ねで、その分、味に比重を傾けられる。

お店みたいに「お玉」とか「フライ返し」類をかける。

これも元々菜箸と同じ所に突っ込んであって、あ~、面倒だな~って。
(菜箸や箸を取る時、いつも時間がかかってしまっていたので)

キッチンの下の収納場所を3つに区切った。

最初は引き出せる様にしておいたのだが、レールが折れてしまったので、3つに分けるだけ。皿的なものを入れれば引き出せる。

パン粉とか軽い物しか置かないけれど簡易な棚作り。

ケーキやパイ作りの型(日本人だからそんな沢山持っていないし)や、

フードプロセッサーのパーツ、ジップロックなど、そんなに大型でない物を分けて整理整頓出来た。

実はマグカップ集めが趣味なので、朝はどれで飲もうかな~って。

安いマグカップばかりだけれど、これで飲んだら美味そうだな、ってヤツだけ。
(星座マグは宇宙開発の勉強に)

フライパンや鍋を重ねるのではなく掛ける事にした。

日本人はなんでも積んでいく習性があると海外の人から指摘されるとおり、重ねていると凄く体力を無駄に使うんだけれど、吊った瞬間、速度も無駄な時間も確実に減って、腱鞘炎持ちの自分には凄く助かる。
少し長い間か(1ヶ月近くぐらい)、無理をし過ぎるとやっぱり痛くなるというか、曲げづらくなるというか。

特殊なフライパン類は別の所に。
昔からあるけれど、なんでこんなのが家にあるのだろう?、使っているの観た事なくて、それが狭い所に重ねてあったので、取っ手が他の物にあたって邪魔で。

ピッツァ・グッズもオーブンの前にまとめて(系統立てて)整理整頓。

別にピッツァグッズだけでなくてもパッと取れるように別の物を置いても良いので、結局味見の皿とハテナ型のネジと組み合わせてお玉置立てに。

味見の皿をまな板の上に置いておくと、まな板洗いや作業の度に動かさないとならなくて、それって作業効率だけでなく衛生的にも良くないから。
(ハテナ型のネジを漫画で見たパチンコの開放クギの要領で「逆八の字」にする事で、お玉をハメ込み易く&取り出し易くしてみた)

オーブン・トースターの下は、古い台とブックスタンドで3つに仕切って

全てを引き出して使えるように、中の物を整理整頓。

テーブルが足りないので、下に台を敷いてお釜で重しとする。

たまたま良い木があった。何処かの台が壊れた時の側面のパーツ。

ザルや調味料も系統立てて

パッと右手で取れるように。随分、スッキリした。
(これだけでも日々の労力が、かなり違う)

ジャガイモやタマネギ・工具入れの所は見た目ゴチャゴチャしたくないのと芽が出ないように光を遮断する為にカーテンレールを。

今まであまりにも出しづらい場所にあったので。

作業台、洗い物水切り受けの上に、作業した物をサッと何か載せられる棚を付けた。

もし湿気でたまった雫が流れる事を想定して水滴は隙間に落ちるように、僅かに傾斜を付けてある。
・切った物をちょっと上に乗せられて作業する時、便利。

全体的にこんな感じ。『要塞』と心の中では呼んでいる。

「豆を炊くに豆柄を燃やす」みたいに見えるかもしれないが数歩で全てがほぼ両腕の届く範囲を頭の中で想定してみた。
君は「7歩」歩く間に詩が作れるのか?

パスタ入れも、家が狭いのと腕が短いので縦に出すのではなく、動かさずに宝箱みたいに上にパカっと開ける。

中に湯で時間を書いてある袋の部分を入れておくと湯で時間を間違えズラい。
自分は太・細のソースどっちにでも使える1.7mm

細い麺は茹で時間が短くても歯で噛み切るアタック感が軽過ぎて、自分は1.7mmにしている。本当は下から順に太さを変えていけば良いのだが、そこまで家で贅沢はしたくないので。
(バカじゃん、そんなことしていたら)

まな板とコンロ近くに置いていつも邪魔だった台布巾を置く台

蒲鉾の板と、壊れたペンケースで作ったんだけれど・・・

なんと、スライドする可動式なんだぜ!!☆

※因みにプラスチックの板にキリで穴を開けようとすると割れたりするので、
穴を開ける時は鉄串を温めて溶かしながら穴を開けると割れずに簡単に穴が空く。
昔プラモデルクラブ&部に入って、皆に馬鹿にされながらもガンプラばかり(しかも上手くないけれど)作って電池と豆球を入れたりして改良していた知識が役に立った。
(オタクだけだと思われたくないので、運動は一応街の「道場」で、競技は秘密。本当はオタクになり切れれば良かったのだけれど、そこまでの根性も無かった)

全体的な改良ポイントを俯瞰で地図みたく把握。

劇的に下ごしらえ・調理・片付の一連の作業時間が短縮した事が伝わるだろうか。

かけられない小さな穴あきお玉がいっつも落ちて来て、他の物を取る時、邪魔だったので、天頂にフックを付けて吊るした。

怪我するかな?と思ったけれど、慎重に穴を開けたから大丈夫だった。

トングと解凍用のレンジ皿もサッと取れるように。

こういうものは良く使うし、業種・職種を問わず下ごしらえの部分が1番大変で重要なんだよ。
上司や同僚・人事はそこを見れるようにしておくと、課部署の全体の速度を概ね把握出来るし、自分の部署だけでなく他部署の目に見えないパワハラも社内ネットで組織表を観ればその遅れも計算して指示を出す事が出来る。
(社会は学校じゃないんだ)

かけられる場所があればなるべく置いて、串刺し作業も右手でサッと取り出せる。

ま、普通は数本いっぺんに持つんだけれど写真なので。

キッチンペーパーも

置くとコロコロ転がるので助かる。

実は換気扇の外扉が壊れていて閉まらなかったので、夏場虫が入って来易かったから網を付けた。

当然、サッシで開閉式。

ヘタクソだし完全ではないけれど、かなりの効果だと思う。

DIYで思ったのは、今まで何でも物事は「大は小を兼ねる」でやってきた事があまり通じないということ。

普通の世界だったら、例えば足りないよりはほんの少しだけ多く仕入れてキチンと完成させるというのが普通だが、このDIYの世界は「大は小を兼ねる」だとその場所にパーツが入らない場合があるので、パーツを購入しに行く前にキチンと計測をしてから購入に出掛ける習慣が付いた。

今までなんて大雑把だったのだろう・・・(それはそれで良い面もあるんだけれどね、締める所を締めて使い分けないと)

 ※あと解らなかったら恥ずかしくても即訊くという習慣を心掛けていたので、現地で店員さんによく相談して、想定していたパーツよりも良いパーツを教えて頂いたりして0(ゼロ)から知識の幅を拡げる事が出来た。
やはりプロの人達は私達素人では知らない事を色々と知っているもの。
(自分も訊くという恥ずかしい経験をこなしたので人って嫌な事は覚えているものだから、今、その時の会話を振り返ってみると知識だけではなく経験で答えられる部分もあるんだろうなと思う)

 ま、今まで工事なんてしてこなかったからな~。
プラモも下手だったし、自動車プラモのエンジンパーツとか意味が解らなかった、
「どうせ車体のシャーシで中が見えないんだから作らなくていいんじゃね?」ぐらいに考えてが、
人の物なのに皆が鬼の首を取ったように怒るので(メンドクセー世界だ)、やむなくとりあえず作っていたぐらいで。
だからガンダムにしていたのだが。
(こっちは「逆シャア」以外は、ストーリーがよく解らなかったが・・・)

スッキリで、いつも清潔。

これで作業し易くなる。

部屋もそうだけれど、家が狭いと必然的に片付けなければ、生活しヅラクなってくるから、整理整頓の癖が付く。
逆に部屋が広いと「ま、いいや」って次々物を置いていくじゃないですか?、で、自分だけがモノの位置を解っているという・・・それでは、その人に何かあった時、他人が困る。

 会社の机とかでも、広いと広い分だけ置いてしまう上司も居る。
(そういう人は無駄に1つの仕事を完結させていないのに次々と拡げて収拾がつかなくなる、そういう人の下に付いた時は組織全体も悲劇だ)
いっぱい積み重ねてあるからって、仕事が速いとか出切るとか沢山こなしているとは、又、話が違ってくる訳で・・・。

 私がお会い出来た「この方は仕事が出来るな~」という方達は、一切余計な物を置かなかった。
飾りすら置かなかった。
(自分は兎のマグネット1個かな、あと整理も出来ていたと思うので余計な物は入れなかったから、引き出しが空いていて、そこにお菓子、お菓子嫌いなんだけれど、お菓子でみんなと仲良くなろうと思って)
公私混同をきっちり分けられていたというか、遊び場にしていなかったんだ。
(異動や退職する時も余計な物が無いから早いし、その余った時間で仕事を早く片付ける事や仲間とのコミュニケーションに使っていた印象だった)
今、何が進行中で何処に何があるか、全体を把握していながら、公私混同を分けて日常を過ごされていた。

 自分みたいなトンチンカンでも良い事を真似する努力ぐらいはなんとかしようと思った。
(家の部屋も狭かった為、片付けないと発狂しそうになるので、片付ける習慣が自然と身に付いていたし、とにかく家とか部屋に居たくなかった、狭くて発狂しそうだから、だから引きこもりたくても引きこもれなかったんだよね・・・1部屋を箪笥と机で区切って部屋という事にして実質一畳半だから、そりゃ、外に出たくなるわっ!!)
でも狭くて良かったのかもしれない、そういう違いを把握する事が出来たから後悔はしていない。
住めば都だぜ。
泣き言、言っていても始まらん!!

追加・・・やっぱり『(良い意味で)永久』に良くしようとする事は終らぬ

急遽思い付いた為、ワイヤーが無かったので、園芸用の針金で補強してみた。

こっちも

軽いものしか乗せないので大丈夫だろう。

L字のネジを利用して蓋をひっかける。

適度なL字の長さでないと取りヅライ。

何かの参考に、折り曲げる時は、

床に置いて、折り曲げたい場所に(←「列」がチカラの負担が少なくて済む)
辞書とか分厚い冊子を置いて、体重をかけて折っていく。

タウンページとかがあれば良いんだけれど、まあ、そんなにキレイに折れなくても

誰かに見せる為の商売や目的ではないし、使い易く整理整頓をして、探す無駄な労力や作業時間を短縮する事でその分のチカラを味へ偏重出来たり、不慮の事故等を減らしたりする事が目的だから、
他人が何をどう言おうと(勿論、自分ちだから他人に迷惑をかけないし)自分が良いと思えばそれで良い。

グラスが落ちそうなので角を引っ掛けた。

ワンカップのグラスを溶かして穴を空けてヒモを通すか、カップを固定しようかと思っていたんだけれどこれで済んだ。




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