今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

トワイス・アップ

2014年10月19日 | 飲み物
トワイス・アップという飲み方を知っているだろうか?

シングルモルトウイスキーのテイスティング(利き酒)方法に使われる飲み方で、「ウイスキー」と「常温(=冷え過ぎていない方が香りが引き立つ)の天然水」を1:1で割るのだが、試飲する時、アルコール度数20度(%)前後が一番その素材の香りや個性が引き立ち易いと言われる為である。テイスティンググラスという試飲専用のグラス又は無ければワイングラスを用いるのが一般的なようだ。
因みに、一応どんなお酒の水割りもカクテルに含まれるらしい。
トワイス・アップは、初めて出会うウイスキーや新しく封を切るウイスキーの時にオススメ!!(らしい、ウイスキーに強い人には。俺はロックかソーダ割り・ストレートが好きだけど。)
確かに、トワイス・アップを飲んだ時に、うわっ個性が引き立つな~・・・って感じたのを覚えている。

☆スコッチウイスキー(麦芽を燃焼させる泥炭(ピート)の煙のような香り=スモーキーフレーバーが特徴のイギリス連邦で製造されるウイスキー)のミニ豆知識


・「シングルモルト」=1か所の蒸留所で樽詰め・・・シングルモルトの99%以上を「ピュアモルト」と言う言葉もある。
・「ブレンデットモルト」=複数の蒸留所で作られたモルトウイスキーを混合して樽詰

・「シングルカスク」=1つの樽から作られたモルトウイスキー)

・モルトウイスキー・・・大麦麦芽を使い「ラウドスピリッツ(主張する酒)と言われ強い個性が特徴。
・グレーンウイスキー・・・トウモロコシと大麦麦芽を使い「サイレントスピリッツ(沈黙の酒)」と呼ばれ、あまり個性的ではなく大人しい。
・ブレンデットウイスキー・・・モルトとグレーンを混ぜて作ったもので、優しい個性と穏やかさの両方がある。

「イギリス」の本当の国名=United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテン及び北アイルランド連合国)の略で、イングランド・スコットランド・ウェーエルズ・北アイルランドの4つのカントリー(ここで言う「カントリー」は田舎という意味ではなく「国」を表す)から構成されている(英連邦)の立憲君主制の国。ウイスキーの世界への輸出規模は日本円にして6000億円にのぼると言われる。

最初、ウイスキーは卑金属から黄金を得る為の錬金術師によって、気まぐれで醸造酒(発酵させたお酒)を蒸留器に入れた所、人類が体験した事が無いような強烈な液体が出来た事が蒸留酒の始まりと言われている。少なくとも10世紀以前の事だったらしくて、この錬金技術を穀物から作ったお酒、つまりビールに限りなく似たものに応用したことが「ウイスキーの始まり」。




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