ダイエットしたいけどつい誘惑に負けて食べてしまう、
明日テストがあるけどなかなか手をつけられない。
そんなときに何が起こっているのか?について述べている本です。
本書はそれらを「意思力」という言葉を使い、
「やる力」「やらない力」に分けて誘惑に負けるメカニズムを解明していく本です。
とりわけ面白かったのは、【人は未来の実力を課題評価する】
というものでした。
例えば、今忙しくても、一週間後は時間に余裕があるだろうと見積もってしまうことがある。実際一週間経ったら依然忙しいままだった、ということがある。
今日仕事が終わらないけど明日の朝早起きしてやろう、と思っても実際次の日早起き出来なかった、ということもそうだろう。
じぶんが思っているより未来の自分は有能ではないと思って行動すると、先延ばし癖が少し良くなるかもしれない。
この本はメカニズムを紹介しているので、解決策に対しては述べていない様に感じましたが
そこは自分で解決しなければならないのかもしれませんね。
とはいえ、自分に何が起こっているのかを認識することは
誘惑に負けないことへの一歩になるのかもしれません。