えんたんと読書

2015年開設。メーカー営業女子の日頃読んだ本や読書に関係したコラムなど日々綴っています。

青い象のことだけは考えないで!

2016-07-31 21:49:17 | 書評
思考を上手に操作する方法

本書は、ベストセラー「心を上手に透視する方法」の作者が書いた心理学本です。

我々は様々なことを自分の意思で行っているように思われがちですが、方々から認知バイアスがかかっており、実は「思考は自由ではない」という説に乗っ取って、興味深い例と共に解説してくれている本です。

特に二章は五感と脳の働きの関連をロジカルに説明してくれていて新しい発見をしながら読むことができました。

例えば
・わずかな芳香だけでも、数十年前の記憶が蘇る
 …案外、ヒトは蔑ろにしがちな嗅覚ですが、記憶に繋げるのはとても効果があるみたいです。何か勉強しなければならないことなど、うまくにおいに繋げれば効率が上がりそうですよね。

・明るい部屋で勉強した方が頭が良くなる
 …明るい部屋だと活動的に、暗い部屋だと落ち着いた雰囲気に自然となるようです。なので、アクティブに学びたいこと、静かに学びたいこと、うまく分ければこれも効率良く学べそうですよね。…となると、スポーツはナイターより太陽の下で行った方がいいってことかな!?

・適度な運動が脳の神経細胞を増やす
 …人の神経は、いくつになっても増やせるそうです。年とともに覚えが悪くなった…というのは言い訳ってことですかね!


本書のサブタイトルが「思考を上手に操作する」とあるので、ついつい「他人の考えを操れるの!?」と思ってしまいましたが、まずは自分から。
本書を読むうちに、いい方向に意識が向いてくれたらいいなと思います。

オススメ度★★★(5点中)

NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック 

2016-07-25 23:14:26 | 書評
未来技術が満載!


子供のころスマートフォンやパソコンなど未来の機械だと思っていたが、三十路のいま、生活に当たり前のものになったなぁと思うものです。

大人になった今、未来の技術なんてもうあまり夢見なくなりましたが、本書はそんな気持ちを一掃してくれるアイデア満載の本です。

例えば…
・ヒット曲予測システム
 →ヒップホップもクラシックも、コンピュータの前ではヒット曲のパターンは同じとのことです。なんだか不思議ですね

・ネクスト東京
 →今の東京は人口密度的にまだまだとのことです。(まじですか!)高さ1600mのビルを建てて小さな街を作るという発想があるとのこと。さらに驚きなのは、高度300mおきに屋外公園を作ったりできるということ!人間、未来も宇宙に移住とかしなくて済むかもですね。
また、別項では人口飽和に対して、渋滞解消の話題も記載されています

紹介しきれないのですが、夢を見られる本だと思います。

オススメ度★★★(5点中)ちょっと内容的には難しいかも…

顔層筋DVDマスターBOOK 中辻正 根来秀行

2016-07-24 22:49:42 | 書評
筋肉と垂直にマッサージして小顔になる


顔の筋肉をほぐして、すっきりした顔になりましょうという本です。

本書の特徴は、顔の筋肉の流れを知って、筋肉と垂直に動かすことで筋肉が強くなりますよ、という理論に基づいたところです。
巷の小顔ストレッチは、筋繊維と平行にマッサージするものが主流らしいです。

で、タイトルにあるとおり、DVDがついている本なのですが、これがまた、60分のボリュームでお得感満載。
この手の本でありがちな、写真を見ても方向が分からない、強さが分からない、といったものがなくマスターしやすい仕様になっています。

本編の内容、顔層筋のマッサージ方法もとても簡単。悩み別のパーツの筋肉の上で指をくるくるするだけという。
しかし、自分もやってみましたがかなりすっきり感があります。

効果のほどはいかほどか!?
一週間ほど、続けて試してみたいと思います。

オススメ度★★★★(5点中)

そのしぐさの裏に何がある?

2016-07-23 21:57:35 | 書評
けっこうマニアックなしぐさ本


一つ前に紹介した「見た目で9割わかる」も参考資料としてかかれている心理学本です。

内容的に、説明は半ページくらいで短いのですが、マニアックなネタも多数あり、けっこう面白い本だと思います。

個人的に気に入ったのがこの辺
・髪をよく触る女性でも、触るだけなら甘えたいだが、引っ張るのは自罰的で少し意味合いが違う
・一人で飲む人は大人なのではなく、さみしがりやだけど他人を誘えない人
・自分のデスクに趣味のものを飾る人は責任感が強い

などなど…

聞いたことない新しい心理法則が、きっと本書にはあります。

他人の心は「見た目」で9割わかる! 多湖輝

2016-07-23 21:12:02 | 書評

人の仕種とその心理状況を解説した本です。
・メタルフレームの人は情熱的
・ガム好きな子は不安を抱えている
などなど。
ひとテーマ3ページくらいで、ぱらぱらめくれる本です。

特に私が気に入ったのはこれ
【商談時にあなたの左側に座ろうとする人はやり手】
顔の左側に本心が現れる、とはよく言われたものですが

…で???本人から見て左側なの?相手から見て左側なの???とずっと疑問でしたがなかなかそこに言及してくれるものに出会えずにいました。

ようやくわかりました!
本人から見て左側なんですね!

こういう丁寧な解説がうれしい本です。

不倫のルール 家田荘子

2016-07-23 19:48:33 | 書評

「極道の妻たち」の原作者である家田さんの著書。
自らの不倫体験や、取材して見聞きした話を盛り込んだ不倫体験談。

「職業愛人」というカテゴリが面白かったです。
「不倫は得られるものがなくてー」とか「つらい思いをするー」とか、よくある話ですが、
【職業愛人】の皆様は、愛人でありつづけることで食いつないでいく。さみしぃーなんて言っている暇はなく、常に飽きられないよう自分を磨きつづけていなければならない、という類の人達。

うーん、なかなか逞しい!

何というか、不倫しながら被害者意識の女は腹立つけど、ここまで腹が据わってたら清々しいですね。


モムチャンダイエット チョン・ダヨン

2016-07-21 02:33:53 | 書評
プレミアム版より深い知識を


先ほど投稿した「モムチャンダイエットプレミアム」の姉妹本。プレミアムでは初級を、本書では中級を、といった位置づけだと思います。プレミアムのエクササイズに慣れて、もう少しプラスしたい時に手に取りたい本です。

この本では、チョンダヨンがダイエットを始めた頃のエピソードを中心に語られていますが、著者自身が失敗した体験も交えており正しいエクササイズの方法と間違ったものとの違いがスッと頭に入ってきます。

例えば…
・停滞期は、痩せるサイン
 →エネルギーが不足するとヒトは脂肪を蓄えようとして痩せにくくなるが、その時期こそ、痩せる体質に換わっているサインであるとのこと。
…どうしても停滞するとモチベーションが下がっちゃうんですよね。メカニズムがわかると停滞期も、こわくないですね。

・有酸素運動は痩せるけど、筋肉はつかない
 …まじですか。永続的に痩せやすい体(筋肉質)になるには、無酸素運動がひつようだったんですね。

・食事は六回!
 …私の密かな悩みが、食事後だるくて動けなくなって、運動をサボってしまうことだったりします。当たり前のことですが、1日三食って決まりはないですね!6食!明日からやってみたいと思います。


ダイエットの本質の知識がぎゅっと詰まった濃い本だと思います。

オススメ度★★★★★(5点中)

モムチャンダイエット プレミアム チョン・ダヨン

2016-07-20 20:46:35 | 書評
簡単で続けられるエクササイズ

6年ほど前、友人に紹介されて始めたモムチャンダイエット。
今も続けています。久しぶりに再読しました。

モムチャンダイエットとは平たく言うと、全身に筋肉をつけて理想の体になりましょうという、エクササイズ中心のダイエットです。
本書はまさにその入門書で、毎日15分行うだけというDVDがついています。
はじめはかなりつらいものですが、すぐに体が軽くなったり、持久力がついたりととてもお勧めのエクササイズです。

気になっている項目がこちら。
「筋肉をつけると、肌の質も変わる」
これを期待して、続けています。毛穴のたるみが消えてくれないかな・・・。そういえば、はじめると背中のニキビが急に良くなった気がします。


韓国人が書いた本なので、欧米系の続かないハードダイエットとは違ってアジア人向けのプログラムなので、日本人である我々にぴったりのものだと思います。
リバウンドなく、無理なく体を引き締めたいひとにお勧めです。

お勧め度★★★★★(5点中)

リーディング・ザ・タロット 伊泉龍一

2016-07-17 23:44:29 | 書評
1年ほど前、筆者の伊泉先生のセミナーを聞きに行ったことがあります。
その日は占星術と手相だったのですが、「タロットも好きです」と仰っていた覚えがあり、ふと手にしたのが本書です。

私もしばし引くことがあるこのカードたち。
タロットとは、78枚の異なる絵柄のカードを引き、描かれている絵から意味を読み解くものなのですが、なかなか解釈が難しいものがあったりして奥深くもあり、悩ましくもあるものです。
初心者の私にとっては未来を占うもの、というより「あーあのカードはこれを意味したんだな」と後になって思うことのほうが多く
「前もってカードの意味するものを読み解けないものか」と思う次第だったりします。

本書は78枚の絵柄のうち、大アルカナと呼ばれるメジャーな22枚のカードにフォーカスをし、読み方を指南してくれている本です。

まずは1枚1枚の各論から入るのですが、これがまた、奥深い。
たとえば「愚者」という旅立つ若者を描いたカードがある。
普通の本には「キーワード:スタート、自由、変化」など、キーワードがいくつか書かれているが、本書ではただひとつ
「そんなことで悩むことに本当に意味があるの?」と一言だけ意味が書かれています。(その根拠もしっかり書かれていますが)
カードからキーワードをピックアップしているというより、カードを擬人化しているようなイメージでしょうか。


とくに興味深いのが、
【質問からカードを見るのではなく、カードから質問を見る】という記述です。
たとえば、恋愛を占って「愚者(キーワード:スタート、自由、変化)」といったカードが出たりした場合。
「お、これば恋がスタートするのかな!いや、変化っていうから今のいい感じの関係が変わってしまうのでは・・・」などどいろいろ考えてしまう・・・カードからなんとかキーワードと結び付けようとしてしまうものですが、一方伊泉先生はの理論で言うと。

愚者「そんなことで悩むのはばかばかしいよ」と擬人化カードが答えてくれている、そんな感じでしょうか。

(説明するの難しい・・・)


カードには意味があるのではなく、人格がある、といったことを伝えてくれていそうな本書です。
リーディングの役に立ちそうです。

小アルカナの説明も、読んでみたいものです。

大人の「男と女」のつきあい方 川北義則

2016-07-15 23:55:22 | 書評
ぎらついたおっちゃんの考えは新鮮!


今の若い人は「草食系」やら「非モテ」やら、恋愛に興味の薄い人が多いが、おじさんは恋愛に積極的な方、まだまだいますよね。 
まさにそんなぎらついたおっちゃんの恋愛感を書いた本です。

全体的に、婚外恋愛(不倫)を肯定している内容なので、支持不支持が別れるところかと思いますが、私は好きですね。

「色ぼけ爺は最高の褒め言葉」←これ名言だと思います。

一番驚いたのがここ
「妻の浮気を見つけた時、夫は浮気相手より妻を憎む。夫の浮気を見つけた時、妻は夫より浮気相手を憎む」→なんとも理不尽。婚外恋愛の場面ではまだまだ男尊女卑ですね。



筆者のように恋愛をがつがつ楽しむ男の人、増えてくれるといいなぁ都思います。

オススメ度★★★(5点中)