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別で進めていた、読書術や勉強術のコラムを掲載した「えんたんと充実ライフ」
読書会の開催報告を行った「晴読雨読ブックカフェ」
3ブログを投稿しました。
今後とも何卒よろしくお願いします。
なんだか知っているような知らないような武士道精神。
これが何のために書かれたのか、根底にある考え方は何なのか、欧米との違いは何なのか。
色々と誤解していることに気づかされる本です
「武士道」は江戸時代の武士だけの話ではなく「日本人道」・・すなわち大和魂と言って良いと思います。
中国人と儒教の関係、欧州人とキリスト教との関係、それにとても近いです。
何より抜きに語れないのは根底にある考え方ではないでしょうか。
(本文より)
武士はお金は二の次である
打算や損得から離れ自分の正しいと思う道を貫くことが正しい姿とされた。武士たちは人々の模範となる生きかたを追求した。
昨今お金や利益より自己実現を求める人が増えていく傾向にありますね。
名誉の道にこだわる姿はまさに、日本人の本来の生き方なのではないだろうかと思います。
現代の資本主義社会は日本式の思想が活きにくい、イレギュラーな社会なだけであって、
あるべき姿に戻っていっている流れが現在起きているように思えます。
読んだきっかけ
半年くらい前にどこの書店でも平積みにされていて
電車の中でもあちこちに大きな広告が掲げられていた本書。ずっと気になっていてとうとう手に取りました。
資本主義経済崩壊後のお金の立ち位置がどうなるかは気になっていたしね。
正直、読んだ感想としては「そんなに有名になるべき本か~?」という印象でした。
LIFE SHIFTの二番煎じに思えます。
内容
お金や経済について論じるものではなく、これからの社会のトレンドを予想する本です。
「お金にはならないけど価値のあるものって存在するよね?」
という事を終始主張しています。
①有用性としての価値(金銭)②内面的な価値(共感などの感情)③社会的な価値(NPOなど)
の中で現代社会は①に偏りすぎていて②や③の精神的なところを蔑ろにしてきた、
これからは②や③が価値として重視されていくよね、というお話です。
たとえばYouTuberなんかは、稼げるお金よりもフォロワーの数の方に一喜一憂ことなどが良い例えです。
感想
「価値主義」というのは確かに分からなくもない。
けど。
人間、好きなことを追求するだけでも面白くないんじゃない?
「好きなことを仕事にしよう」といろいろなところで言われていますが、それじゃ例えば
笑いが好きな人が全員お笑い芸人として生計を立てられる訳じゃない。
逆に「好きなことを見つけないといけない」というプレッシャーを感じる人もいるでしょう?
あと、本題から外れますが、書き方にひとこと言いたい。
’脳科学’’経済学’’物理学’’生物学’’西洋史’’ナンダ’’’カンダ’・・・と
なんか頭良さそうに見えそうなたとえ話が、色んなジャンルから無理やり引っ張り出して見境なく詰め込んだ感が満載です。
ジャンルを絞って絡めて描いていけば面白いものが出来ただろうに・・・。
ちょっと残念な1冊。
この本を読んだきっかけ
「Facebookは潰れない!」とか「Amazonはそのうち無くなる」とか
最近聞くので、何が本当なのか知りたくて手に取った本です。
彼らのビジネスと、人間の本能や欲望が、上手く絡み合っているのが非常に興味深いです。
概要
Google、Amazon、Facebook、Apple 、いずれも現代を象徴する企業ですね。
これらの頭文字をGAFA、黙示録の4騎士になぞらえて強さの秘密を考察していきます。
アップルはマシン、アマゾンはストア、グーグルは検索エンジン、フェイスブックはソーシャル・ネットワーク。
フェイスブックは〝何〟を提案し、グーグルは〝方法〟を提示し、アマゾンは〝いつ〟それが手に入るかを教えてくれる。
IT時代の各ジャンルの覇者である彼らの共通点は?
本書で深く考察していきます。
後半では第五の騎士になり得る企業はあるのか、というテーマにも言及しています。
4騎士の各論と共通点
4騎士に共通しているのは
「人間の本能に訴えかけるビジネスモデル」
ということでした。
Amazon:収集への欲求
ものを集めたがるのは人間だけではない。動物の多くの種において、収集はセックスに直結している。(中略)コレクションが多いほど、より多くのメスが交尾に応じる可能性が高くなる。
Apple :性的魅力への欲求
❛ぜいたく志向は人間の外部でつくられるものではなく、我々の遺伝子に組み込まれている。それは人間の枠を超越して神聖なる理想に近づきたいという本能と、自分の魅力をアピールしてよき伴侶を手に入れたいという欲望を結びつける。’
Facebook:社会性への欲求
❛幸福レベルに最も強く影響するのは人間関係の深さと有意義さであることがわかった。75年と2000万ドルの研究費をかけた調査によって導き出されたのは、3語の結論だった。「幸福とは愛である」。’
Google:知識への欲求
❛私たちが本能的に最優先するのは生き続けることだ。神は安全を与えてくれる存在であるが、そのために人は行いを正さなくてはならなかった。神に保護と疑問への答えを求めるために、許しを乞い、断食し、自分を棒で打ちつけた。そこまでしても、昔は北朝鮮の核がいくつあるか判断するのは難しかった。いまはただ検索フィールドに疑問を入力すればいい。’
誰にも知られたくないことをグーグルには打ち明けているはずだ。(神様以外)
まとめ・考察
共通点は他にも色々ありますが
行ってしまえばGAFA四騎士は神、愛情、セックス、消費の具現者ということです。
もとを正せば人間の求めるものは数千年前も現代も本当に変わらないですね。
人間って面白い!!
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