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第26回 衛生通信

2016-08-22 10:22:55 | 衛生通信
今回は頭痛についてお知らせします。

15歳以上の日本人のうち、3人にひとりは「頭痛持ち」だそうです。
これほど身近ということもあって、軽く考えられがちですが、ひどくなると日常生活や仕事にも支障をきたす場合があります。
そこで、身近な「片頭痛」と「緊張型頭痛」についてお伝えします。

何らかの理由で脳の血管が急激に拡張(弛緩)して起きるのが「片頭痛」です。
心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに起こりやすくなります。寝過ぎ、寝不足、空腹、疲労、光刺激なども引き金となります。こめかみから目のあたりがズキンズキンと心拍の拍動に合わせるように痛みます。
片頭痛の特徴は体を動かして頭の位置を変えると、痛みが増幅します。

◆片頭痛の対処法◆
・冷たいタオルなどを痛む部位にあてると、血管が収縮して痛みの軽減に役立ちます
 入浴やマッサージは血管を拡張させるので逆効果です
・光や騒音でも痛みは増すので、できるだけ静かな暗い場所で横になりましょう
・コーヒー、紅茶、日本茶に含まれるカフェインは血管を収縮する作用があり、痛みの早
 期に飲むと痛みが軽減します。しかし、過剰摂取は頭痛を誘発するので注意が必要です

一方、午後から夕方にかけて、目の疲れや肩こり、倦怠感とともに痛みが現れやすいのが「緊張型頭痛」です。後頭部から首筋にかけてギューッとしめつけられるように痛みます。
身体的なストレスと精神的なストレスが重なることによって起こると考えられています。
身体的ストレスとは、パソコン操作や車の運転、就寝時の合わない枕など、不自然な姿勢を長い間続けることや、体の冷えなどがこれに当たります。
そのような状態が続くと、首筋から肩にかけての筋肉が収縮し頭痛を誘発します。また、人間関係のトラブルや仕事などのストレスも神経や筋肉の緊張を高め、頭痛の誘因となります。
緊張型頭痛を予防するためには、心身のストレスを上手に解消することが大切です。
日頃から適度な運動や、同じ姿勢を続けないように心がけましょう。
一日のしめくくりに、ゆっくりとお風呂につかったり、首や肩をマッサージするのも効果的です。
ウォーキングやストレッチといった軽い運動を習慣化し、ゆったり、のんびりした時間を持つことは何よりの予防法であり、治療法でもあります。
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