第29回 衛生通信
今回はインフルエンザの予防接種の効果についてお知らせします。
予防接種の有効性は60%程度と言われています。ただし、ワクチン株と流行株が一致しなかったときの有効性はこれよりも低くなります。(株とは、例えば同じA型でもアミノ酸配列の違いでさらに細かく株という分類に分かれます)
一方で子供の場合、A型では予防効果があるのは30~50%程度で、B型や1歳未満ではさらに効果が低くなります。
これらの数値を見ると、インフルエンザワクチンの効果はそれほど高くないと思われるかもしれません。インフルエンザワクチンを接種しておくことは、感染・発症した場合にも脳炎や重症肺炎などの重症化を防ぐことが主な目的です。お仕事への影響を防ぐためにも、効果的な接種時期としては、12月までに行うことをお奨めします。
インフルエンザ、食事で防ごう!
◆インフルエンザの予防に効果的な栄養素◆
<たんぱく質>
筋肉組織のもとになっているため、不足すると筋肉量が低下して疲れやすい体となり、免疫力が落ち、インフルエンザだけではなく、他の感染症にもかかりやすくなります。
<ビタミンC>
野菜や果物に多く含まれており、体内に侵入したウイルスと闘う白血球を活性化する働きがあります。
<ムチン>
オクラや山芋、納豆に含まれているネバネバ成分のムチンはビタミンAと同じく粘膜を保護する働きがあります。また、粘りのある食材は免疫力アップにもつながるため、インフルエンザや風邪が流行る季節には積極的にとりたい栄養素です。
インフルエンザの季節になると、ただの風邪なのか、インフルエンザなのか迷うことがあります。インフルエンザの特徴は、強い悪寒をともない、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感が特徴です。高熱のため、市販の解熱鎮痛剤を安易に服用するのは好ましくありません。上記のような症状がみられ、インフルエンザに感染したかもしれないと思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。
◆感染対策としての咳エチケット◆
感染対策ではマスクは重要です。特に感染者がマスクをするほうが、感染の拡散を抑える効果は高いと言われています。普段から咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみがでるときは、できるだけマスクを着用しましょう。
今回はインフルエンザの予防接種の効果についてお知らせします。
予防接種の有効性は60%程度と言われています。ただし、ワクチン株と流行株が一致しなかったときの有効性はこれよりも低くなります。(株とは、例えば同じA型でもアミノ酸配列の違いでさらに細かく株という分類に分かれます)
一方で子供の場合、A型では予防効果があるのは30~50%程度で、B型や1歳未満ではさらに効果が低くなります。
これらの数値を見ると、インフルエンザワクチンの効果はそれほど高くないと思われるかもしれません。インフルエンザワクチンを接種しておくことは、感染・発症した場合にも脳炎や重症肺炎などの重症化を防ぐことが主な目的です。お仕事への影響を防ぐためにも、効果的な接種時期としては、12月までに行うことをお奨めします。
インフルエンザ、食事で防ごう!
◆インフルエンザの予防に効果的な栄養素◆
<たんぱく質>
筋肉組織のもとになっているため、不足すると筋肉量が低下して疲れやすい体となり、免疫力が落ち、インフルエンザだけではなく、他の感染症にもかかりやすくなります。
<ビタミンC>
野菜や果物に多く含まれており、体内に侵入したウイルスと闘う白血球を活性化する働きがあります。
<ムチン>
オクラや山芋、納豆に含まれているネバネバ成分のムチンはビタミンAと同じく粘膜を保護する働きがあります。また、粘りのある食材は免疫力アップにもつながるため、インフルエンザや風邪が流行る季節には積極的にとりたい栄養素です。
インフルエンザの季節になると、ただの風邪なのか、インフルエンザなのか迷うことがあります。インフルエンザの特徴は、強い悪寒をともない、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感が特徴です。高熱のため、市販の解熱鎮痛剤を安易に服用するのは好ましくありません。上記のような症状がみられ、インフルエンザに感染したかもしれないと思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。
◆感染対策としての咳エチケット◆
感染対策ではマスクは重要です。特に感染者がマスクをするほうが、感染の拡散を抑える効果は高いと言われています。普段から咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみがでるときは、できるだけマスクを着用しましょう。