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emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

雲の階段 第5話

2013-05-16 16:56:52 | 2013春ドラマ
第5話 「偽りの結婚式…母の涙に決死の心肺蘇生」

・・・人は一度きりの人生の中で肉体的に生まれ変わることは不可能だ。
 過去の自分も今の自分も、自分は自分でしかない。
 たとえ偽物でも。
 俺の人生は今ここにしかない・・・

東京の田坂総合病院に勤め始めた相川三郎(長谷川博己)は、急患の開腹オペを終えるが、野上雅樹(青柳翔)から「まずは精密検査をすべきだったのでは」と言われ、「すいません、僕のいた島の診療所にはCTとかMRIとかが無かったものですから」と答える。
他の医師から出身医大の状況を尋ねられて曖昧に答えていると、高宮麻里(市川実和子)から「それ位にした方がいいかもよ、自分の将来が可愛かったら。相川先生はいずれ院長の椅子に収まる御方」と言い出したため、話の本題は逸れる。
当直を頼まれた三郎だったが、病院を訪ねてきた田坂亜希子(木村文乃)から別荘行きを誘われ、当直を交換してもらうように言う亜希子に対して「良くないと思う。当直のシフトを変えさせてまで行く意味あるかな?僕はここに来たばかりで、まだ色々と学ばなきゃいけないことがたくさんあるから、プライベートなことで人に迷惑をかけたくない」と諭す。
しかし結局当直を代わってもらうことになり、二人は別荘に行く。
・・・空気を入れ替えるように人の人生も変わることがあるのだとしたら、これがその時だったのだろう。
 覚悟はしていたはずだった。
 今ここにいるのは、過去の自分が選んだ自分なのだ・・・

湖畔に行った二人だったが、三郎はモーターボートで遊んでいた大学生たちがボート乗り場のアルバイトにゴミ袋を平気で託すのを見て嫌悪感を覚える。
しかし、その大学生たちは亜希子の高校時代のクラスメートで、三郎は渋々握手を交わし、一緒に別荘で飲むことになるが、三郎は苛立ちを鎮めるために一人離れた所でお酒をどんどん飲み始める。
すると鈴木明子(稲森いずみ)からの着信が入るが、三郎はためらって出ることができなかった。
・・・生きていた。
 その時俺は、心の片隅で確かに思ったのだ。
 どうせなら死んでいてくれたら・・・

浴びるように飲む三郎に対して亜希子は止めるが、三郎は大学生たちが運転手付きの車で出掛けると言うのを聞いて「(車もモーターボートも時計もお金を払っているのは)親だよな?君たちにとっちゃあ、それが普通なのか!?親が偉けりゃ自分も偉いのかよ!?俺が何にムカついてるのか分かんねぇのかよ?」と言って物を蹴り始める。
亜希子を残してみんなは帰っていき、三郎は「もう一度考え直した方がいいかもしれないね、僕たちの結婚」と話すと、亜希子は泣きながら「人間の本性なんて誰にも分からないわ!例え親子でも夫婦でも姉妹も友達も、私の周りはみんな仮面付けて生きてる!人間なんてそんなもんだって子供の頃から私には分かっていた。でも、あなたは違った。だって、あの島で会ったあなたには、嘘が見えなかったから。そう思わせてくれたから」と話す。
三郎は亜希子に本当の事を告げようとするが、亜希子は「それは今私が聞かなきゃいけないことですか?知らなければいけないことですか?あなたに会えなかったら、私は死んでた。お願いします!独りにしないでください!怖いんです!!」と泣き叫んですがりつくため、三郎は何も言えずに抱きしめる。
三郎のマンションを高岡洋平(萩原聖人)が訪ねてきて「まだ間に合うんじゃないか?取り返しのつかない医療過誤とか起こす前に、島に帰ってきちゃう事だって出来るんじゃないか?ってね、島のみんなはそう言っている」と話すが、三郎は「僕はもうあの島には帰りません。あの島には僕の居場所はもうないですから・・・バレなければいいんです」と告げる。
三郎は田坂雄一郎(内藤剛志)に、正式に亜希子との結婚を申し入れて、受け入れられる。
三郎は母・喜美枝(加賀まりこ)の元を訪ね、亜希子(明子)の妊娠は間違えだったことと、披露宴に呼ぶ親族を2~3人用意してほしいと頼む。
そして「人生が変わるんだ。でもそのためには、母さんにも乗り越えてもらわなきゃいけないことがある」と言って、今医師として働いていることを打ち明ける。
「そんな道理、通るわけがない!」と必死に怒る喜美枝だったが、三郎は「誰に何か言われても、息子とはずっと離れて暮らしてたからよく分からないって、それで通してくれればいいからさ。こんな俺でもさ、人を助けられるんだよ!」と言って押し通す。
三郎は、美琴島に帰る高岡を見送りに行った際に、披露宴に出席するようお願いし、高岡は最初は拒否するものの、明子が現れるかもしれないと考えて披露宴に出ることにする。
披露宴には明子は現れず無事に終わり、喜美枝は三郎に「ずっと考えてた、アンタに一体何を言えばいいのか。もう後戻り出来ないんだろ?アンタは偽医者だ。だったら、絶対に人を死なせちゃだめだ。人殺しにはなるな。もしもそういう事に巻き込まれたら、どんなに無様でもいい、逃げ出しなさい。逃げて来なさい。母さんが守ってやる…」と声を掛けて泣きながら帰って行き、見送る三郎も号泣してしまう。
病院に、5軒の病院に断られてたらい回しにされている患者の救急要請が入り、断るように言う野上に対して三郎は「あなたは患者と自分、どっちを助けたいんですか!?」と怒鳴り、患者を受け入れてオペを実施する。
一時心停止となった患者だったが、三郎の必死な心臓マッサージにより患者の心臓は動き出す。
翌日、出勤した三郎は、新しい看護師として明子を紹介される。
・・・その時はまだ分からなかった。
 彼女が何を考え、そして何について考えるのを止めてしまったのか・・・



というような内容でした。

キャーーー!明子が生きていた!!
まぁ、生きているんだろうとは思ってはいましたけど、どういうタイミングで出てくるのかずっとドキドキしていました。
三郎のナレーションで「どうせなら死んでいてくれたら」と言った時は「うわぁ・・・ひどい」と思いました
ベットで「亜希子」が「明子」に変わった時は怖かった!!
化け物かと思ってしまいました
最後に、本当に登場した時も怖かったです
披露宴で、明子と後ろ姿が似た女性もいましたし、ほんと今回は何回キャーキャー言ってしまったかな
まさに作り手の思うツボな私でした。

お嬢様・亜希子の勘違い(「あの島で会ったあなたには、嘘が見えなかったから」)・・・
三郎はトンデモナイ嘘をついているのですけどね
でも亜希子にとっては、まだ会ったばかりの自分の命を二度も助けてくれた相川の事が、今までに一度もなかった出会いだったのでしょうね。
亜希子演じる木村文乃さんの熱演がまた素晴らしかったです
あんな風にすがられたら、三郎が何も言えなくなるのも分かります・・・
(だけど・・・ねぇ・・・

母・喜美枝を演じている加賀さんも流石でした
あの短い登場時間の中で、セリフが少ない中で、感情の変遷がしっかりと出ていました。
「母さんが守ってやる」・・・この言葉が出てくるまでに、喜美枝は色んなことを考えたんだろうなぁ、ということが自然と伝わったというか。
貧乏で色んな事を我慢してきた三郎と喜美枝だったってことなのでしょうけど、どこまで嘘が付き通せるんだろう・・・
金銭感覚の違う亜希子との生活には、やっぱりこれからも違和感を感じることは多いと思うのですが、これからはどんどん三郎もお金に溺れていくのかな?
それとも、早くも転落してしまうのか・・・
またドキドキが続きますね

今回はホラー担当だった明子ですが、明子と亜希子のドロドロも今後十分予想されるような・・・
なかなかヘビーな内容になってきたかも、です


ツッコミどころは多々ありますが・・・

田坂病院の人達は、誰も三郎の実家を訪ねないままだったのでしょうかね?
母&理事長・芳江(多岐川裕美)辺りは、調べそうなキャラにも見えましたが・・・
今までの経歴とかも・・・三郎の親戚まで鵜呑みにするとは・・・ね

あとは、三郎は披露宴でも無精ヒゲ姿なのね・・・
これは大人の事情があったのかな
まぁ、長谷川さんのヒゲ姿は美しいから良いのですけど(スミマセン、もろに私情が入って 笑)

などなど、色んな所が気にはなりますが、やっぱり引き込まれてドキドキ(キャーキャー)してしまう本作です

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら
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