なんちゃってマケドニア

とうとうマケドニアに来てしまいました。ここでのあれこれを記しますので、読んでみてね。

座らない話

2006-06-29 05:23:31 | Weblog
6月28日

日本在住で、海外旅行を計画している女性のみなさまにちょっとしたアドバイスです。

洋式トイレを使って、便座に座らずに用(小)を足す訓練をしてみましょう!

具体的に(大げさだな)説明すると、中腰でやってみようということなんだけど。これがなかなか最初はうまくいかないんだな。腕を曲げて太ももに当てて、上体の重心をそこに乗せるような感じにすると、うまくいくかもしれません。

なぜこんなことを言うか?それは海外で、かなりばばっちいトイレを使用しなきゃいけない場面に出くわすことがあるからです。

ニューヨークにいたとき、公衆トイレ(レストランや、図書館や、ホテルなどの)は、かなり高い確率で(95%くらい?)便座が汚れていました。

最初の頃は、トイレットペーバーを大量に使って、丁寧に拭いて、それからペーパーを便座に敷いていたけど。ある時、友人に「わたしは座らないわ」と聞いてから、おお、そっちの方が衛生的だな、と気付いたわけです。

ま、ニューヨークは、最近便座シートを置くトイレも増えてきたけど、しかしマケドニアは。


ひゃ~。

てな感じだわさ。

一番のヒット(って言うのか?)は、ドライブ途中、田舎のレストランのトイレを借りたとき。トイレ小屋のそのトイレは、穴があって、その穴から光がもれていて(多分壁の向こうの、そう低くないところにいろいろ溜まっているんだと思う)、まわりにはう○こがあちこちに。

唯一ラッキーだったのは、その時が冬で、辺りにも雪が積もっていたこと。夏だったら、とーてー無理だったでしょう。

マケドニアでは、以前フランスでも見たことがあるんだけど、和式のようなトイレが多くあります。足をのせるところがあって、穴があって、...。でも、日本の和式トイレのように、受け皿(って言うのか?)が低くなっていないので、こう言っちゃなんだけど、ハネるんだな、時々。

なので、中腰でできるようになると便利なのさ。

最近、この和式風トイレを見たのは、いつも行く学校の中。夏休み中にもかかわらず、保護者面談のようなものが行われていて、扉が開いていたので、勝手に入って行ったんだけど。

座らないで用を足せる特技(?)を持っていて良かったと、ここでもしみじみ思いました。

まー、汚いし。横の個室との仕切り壁はあるけど、扉がないし(つまり丸見えだ)。当然トイレットペーパーはないし。向かいの便器にはう○こがこんもりだったし。

最近日本の学校(小学校など)では、きれいなトイレが流行りらしいけど。

マケドニアの小学校のトイレをきれいにしましょうという援助の話はないもんですかね?

降ってきた話

2006-06-27 05:45:16 | Weblog
6月26日

昨日はのんたんの36回目のお誕生日。のんたん、お誕生日おめでとおーってんで、お外ご飯(おそとごはん)にしようか。

日曜日だというのに、のんたんは「仕事に」出かけていった。車で。わたしは途中で、パンを買ってきてもらおうと思って携帯に電話した。

リリリリリ...。

出ない。

え。

会社で一人っきりで仕事してるんじゃないの?なんで出ないの?

何回かかけた後、やっとつながった。「ごめん、ごめん、車の中に携帯忘れちゃって...」

ふーん。

...。

もしかして。

あーた、「のんたんのお誕生日をどうしてもお祝いしたいから」なんていうマケドニア人(女)と一緒にケーキなんて食ってたんじゃないでしょーね。

と、笑いながら家族三人で向かったのはおなじみ「上海レストラン」。店の入り口前に車を停めて、さ、いっただっきまあ~す。

ところが、スープを飲んでいる最中に。

「ばきっ」「どさっ」

なにやら不吉な音が外から聞こえてきた(窓が開いていたので)。

構わず食べているわたしたちに、ウエイターが寄ってきて「あなた方の車に、木が落ちてきた」。

へ?

様子を見に行ったのんたんが、暗い顔で戻ってきた。

街路樹の真下に駐車してあった、のんたんのお気に入りBMW X3に、その街路樹の枝が折れて落ちてきたんだって。その枝とやらは、まあ見事なもので、長さはたっぷり4メートル、枝も葉っぱもわさわさついていて、幅も軽く3メートル。重そう。

屋根やボンネットに傷がついちゃって、のんたんは大ショック。

虫食いのせいだと、上海のウエイターは言っていたけど。

まさか日頃の行いのせいじゃないでしょうね、のんたん??

つか、これがニューヨークだったら、街路樹の管理をしている市当局(たぶん)を損害賠償で訴えて大金持ちになれたかもしれないのに...。

マケドニアじゃあねえ。

選挙が近い話

2006-06-25 05:27:16 | Weblog
6月24日

暑いよ~。

しかし、ここ数日は夕方から雷を伴う大雨(お。天気予報っぽい言い回しだ)が降っているので、夜はちょっと過ごしやすいぞ。二日前は「ひょう」も降ったし。

ひょ~。

さて。

選挙が近いマケドニアです。7月5日だって。国政選挙。えーっと、それはつまり、総選挙(ああ、なんの説明にもなっていない)だ。言い換えると、国会議員が選ばれる。そして国会議員の中から首相も。ちなみに大統領は別に3年後の選挙で選ばれるそうだ。

こう言っちゃなんだけど、人口200万人のマケドニア。国会議員が何人いるのかしらないけど、7~9千票取れれば当選だって。

わたしも国会議員になれるかも?なんて思っちゃうよね。

そしてその選挙のせいで、なんだか不穏な動きがある今日この頃。

主にアルバニア人同士の争いだってさ。政治活動の集会に、乱入して銃を乱射したりとか。死者は出なかったみたいだけど。

基本的にアルバニア人って、一致団結型。海外に出稼ぎに出て、アルバニアに送金する人がとっても多いし。マケドニアでも、自分たちの権利をごりごり主張しては、狙ったものを必ず手にしているらしい。役所でのアルバニア人採用枠とか、いろんな地域での第二外国語としてアルバニア語を認めるとか。

そういうアルバニア人でも、選挙前には内紛(って言うのか?)かあ。

常々思うんだけど。

世界平和は遠いよね。

こわくなかった話

2006-06-23 01:08:52 | Weblog
6月22日

小学校低学年の頃だったか、バカボンが凍るシーンをテレビで見た。いや、わたしはバカボンは、はっきり言って嫌いなマンガだったけど、なぜかその時は見ていた。当然ながら解凍されたバカボンはその後何事もなかったかのように振舞っていたけれど、わたしはその晩、「死にたくない」と母親に泣きついた。

母親は「ひとぴょんちゃんは、まだ死なないよ」と言った。

「まだ」って...。

やっぱり、いつか死ぬんじゃない。

自分が終わるっていうのがどういうことなのか、とってもとってもこわかった。


で、ここ数日またまた猛暑のスコピエ。昨日もホント、暑かった。外出は、朝9時頃に校庭に行っただけなのに、しかもほとんど木陰で涼んでいただけなのに、夕べから暑気あたりか、頭痛がひどかった。

今朝になって、頭痛はまだ続き、食欲もなく、というか、食べられず、胃はムカムカして吐き気がするし、いや、吐かなかったけど、こわくて(この場合、「具合がわるい」の意の方言)こわくて、わたしは茶の間で横になっていた。

当然元気なエカテリーナはわたしにまとわりつく。

話しかけたり、手を取ったり、横でごろごろしたり、はたまた上に乗っかったり、乗り越えていったり。

わたしはもう本当にこわかったので、「お母さん、具合が悪いのよ」と言いながらひたすら横になっていた。

意識が遠くなったり近くなったりしながら、そしてエカテリーナの声を聞いたり、気配を感じたりしながら、「わたしが死ぬときもこうだったらいいな」と、ふと思った。

まあ、これしきの暑気あたりで死ぬことはまずないからね、だからこんな余裕のあること考えるんだろうけど。

でもエカテリーナが生まれて元気に育ってくれている今、わたしは確実に死ぬのがこわくなくなってきている。

なんていうのか、エカテリーナが生きている限り、わたしが終わらないというか。

遺伝子学的につながっているもんね、わたしが。

わたしのお父さんもお母さんも。おじいちゃんもおばあちゃんも。そのまたおじいちゃんもおばあちゃんも。

なんていうことを考えながら、いつの間にかエカテリーナにおっぱいを吸われ、一緒に昼寝をして起きたら、かなり楽になっていた。

しかし、自分も家族から遠く離れてマケドニアくんだりで生活しているもんねえ。わたしが年取っている頃、子供達と一緒に暮らして、そして最後を看取られるって確率はかなり低いなあ。

こうなったら、なんとしてでものんたんより先手を打たねば。

気になる話

2006-06-20 04:48:01 | Weblog
6月19日

このブログにもよく登場しているラディッツア。基本的によくやってくれているんだけど、最近ちょっと気になることがあるのだ。

リビング・ダイニングルームにある、テレビ台の下、ソファの下、サイドボード(っていうのかな?)の下に、よくエカテリーナのおもちゃが入り込むんだけど、ラディッツアが掃除した後も、そのまま残っていることがあるのよ。当然、しゃがみ込んで覗かないと見えないんだけど、これって、ちゃんと掃除していないってことだよね。

まあ、テレビ台の下とソファの下はそれでもきれいになっているようなんだけど、サイドボードの下はホコリが溜まっている。で、わたしは2、3週間前、試すつもりで、秘かにヨーグルトをこぼしておいた。

いつまでたってもヨーグルトの白いしみは残っていた。

で、仕方がないので今日、「ちゃんと下を見てから掃除するように」と、「このサイドボードの下も掃除するように」と言った。

彼女は「いつもきれいにしている」と言っていたけど、その後でわたしが「エカテリーナが2、3週間前ヨーグルトをこぼしていたけど、今日やっときれいになった」と言っておいた。

まあ、これはこれでいいんだけど、もうひとつ。

気のせいかもしれないけど、ハンドクリームが使われているような。

最近使っていないアトリックスのハンドクリームがどんどん減っているような。気のせいかしら。

そして前回ラディッツアが帰るとき、クラランスの日焼け止めクリームの匂いがしたような。気のせいかしら。

このクリームはかなり独特な匂いなんだな。そしてこの時以外ラディッツアからこの匂いがしていたことがないのだ。

そしてそしてラディッツアがクラランスのクリームを持っている確率は...。自分で買うことは絶対ないだろうから(高いし。第一そのへんで売っていないし)、最近のんたんオフィスの所長(女性)宅でも仕事をするようになったけど、彼女から貰ったってことはまずないだろうから、う~ん、スイス大使夫人から何かの折に貰ったか...?

って言うか、第一、彼女が帰った後見てみたら、クリームのチューブのフタがきちんと閉まっていなかったし。

まあ今日掃除をきちんとするようにと言ったウラに「何も言わなくても、こっちはちゃんと見てるんだからね~」というメッセージを込めたつもりだったから。

さてさてどうなりますか。

聞いた話

2006-06-19 07:03:47 | Weblog
6月18日

聞いた話だけど。

マケドニアにもオーケストラがある。そしてその実態は...。

・練習に時間通りに来ない
・練習をしょっちゅう休む
・繰り返しの練習を嫌がる

まだまだある。

先日よその国に招かれて演奏旅行に行った時。

受け入れ側としては、60年ぶりに海外のオーケストラを招いたということで(こっちの話もすごそう)、大層なもてなしぶりだったらしい。全員4つ星ホテル。3食付。

けれど、マケドニアオーケストラ団は、「2泊3日で日当が30ユーロしか貰ってないんだから、そんなに練習したくない」だの、「(コンサートホールの)この壁から釘が出ている」だの、文句たれたれだったって。

挙句に海で遊んで疲れたからゲネプロ(最終リハーサル)を拒否したって。

おいおい。ぶっつけ本番ですかい。

バスの移動中だって、休憩ごとにみんな戻ってこない。やれ疲れただのなんだので、なかなか進まなかったらしい。

日本では幼稚園のお遊戯会の練習でも、これよりよっぽどましだと思うんだけど。

基本的に、「給料が安いんだから努力したくない」って考えみたいなんだな。

どんな仕事でもそれはあるよね。「これだけしか貰っていないんだから、これだけしかやらない」って。

でも、なんでもそうだけど、これだけしかやっていないと、それ以下で終わっちゃうんだよね。

わたしはマケドニアに住んでいるけど、マケドニア人についてはよく知らないんだろうな。

国民性って、何がそれを決定づける要因なんだろう?

オーケストラ団のような人たちがマケドニアの大多数とは思えないけど、でも。

海外からの援助にあぐらをかいて「貧しいから貰って当たり前」っていう顔をして、時には援助にまでいちゃもんつけてさらにお金をせびろうとしたり。

ニューヨークに住んでいた頃、街がどんどんきれいになって、安全になって、住みやすくなっていったのを目の当たりにした。

マケドニアは、例えば今から10年後、どうなっているんだろう?


遺跡を見に行った話

2006-06-19 06:32:21 | Weblog
6月17日

へぇー、マケドニアにも遺跡があるんだって。ドライブ大好きのんたんは、もうかなり前から「ストービの遺跡を見に行こう」と騒いでいたけど、やっと行ってこれましたよ。

スコピエから車で約50キロ。ストービに着いた頃は正午で、暑い日差しも絶好調に暑いぞ。そして遺跡は...。

入場料を4ドルもとられた。高っ。

えーっと...。うーんと...。

こう言っちゃなんだけど、ギリシャ遺跡みたい。まあ、ギリシャ近いし。円形劇場のようなものや、教会や、住宅の跡なんかがあって、中にはところどころモザイクもある。個人的にモザイクや象嵌が大好きなわたしにとっては、なかなかいい感じなような。しかし暑い。

エカテリーナに水を飲ませたり、ハンカチを濡らして体を拭いたり。

遺跡の管理は非常にのんびりしたもので、警備員もいなければ(客もわたしたちだけだったけど)、張ってあるロープも低いし。ゴミ箱が設置されてはいるけど、やっぱりゴミはその辺に落ちているし。

でもまあ、なかなか良かったよ。遺跡と言っても4世紀ごろらしいけどね。

しかし遺跡よりも驚いたものがあったのだ。

なんと。

入り口近くにカフェ兼おみやげ物屋があって、そこでお味噌汁用の「お椀」が売られていた。

「これは何に使うの?」と店の人に聞いたら、彼女は「わたしにもよくわからないだけど...」って感じで「お菓子でも入れれば...」と答えてくれた。

あれは、まさにお椀だったよ。木でできていたお椀。よっぽど買おうかと思ったけど、一個10ユーロだって!けちって買わなかった。日本にだって今時一個1500円するお椀を使う人、そうそういないよねー。

そして遺跡のあとはギリシャ国境近くの町で「マケドニアで一番おいしいラム肉」を出すレストランでお食事。おいしかったけど、ラムはやっぱりジンギスカンだべさね。ははは。

ジンギスカンかあ。食べたいなー。

「R」の話

2006-06-17 06:16:55 | Weblog
6月15日

日本人はしらみを食べる。

って、ジョークです、もちろん。

日本人は、「R」の発音が不得意なので、「Rice(米)」と言っても「Lice(しらみ)」と聞こえてしまうことがあるとかないとか。

エカテリーナは、ファーストネームがもうちょっと日本人っぽい名前なんだけど、それに「ら行」の字があるのよ。

で、マケドニアでいろんな人に「かくしびか?(「名前はなんですか?」のマケドニア語。わたしにはこう聞こえる)」と聞かれるたび、日本風に「L」の発音で答えるんだけど。

いつだったか、学校の校庭にラディッツアも一緒にいて、その時彼女は周りの子供たちに「日本語ではLで、マケドニア語ではR(と、発音する)」と、エカテリーナの名前を教えていた。

うーん、そうですかねえ。

確かにローマ字で書くと「R」なんだけど...。だからそのままマケドニア人が読むと(アメリカ人でもそうだけど)、わたしの発音と違ってくるんだけど...。

っていうか、どうして「らりるれろ」が、「LALILULELO」にならなかったんでしょう?

誰だ?ローマ字を考えたのは?

もう面倒だから「Rと書くけど、発音はLなのよ」で押し通そうと思っている。

っていうか、わたしにとっては、どっちでも大して変わらないし。日本人だし。

エカテリーナは大きくなったとき、なんて言うのかな。


エカテリーナ社交界デビューの話

2006-06-17 05:51:09 | Weblog
6月14日

...というほど大それた話ではないんだけど。

スコピエの市内の小高い丘に、城塞(?)の跡があって、そこにはレストランもある。そして、そこはレセプションなんかの会場としても、よく使われている。

今回は、なんとエカテリーナも連れて行ってしまいました。イギリスのエリザベス女王のお誕生会(っていうのかな)。もちろん本人は来ないけど。屋内だけだったらやめたけど、野外で(レストランの横のオープンスペースで)行われるみたいだし、最近わたしはお出かけしていないし、かといってエカテリーナを置いていくと前回みたいに大泣きされるのも忍びないし、ええい、連れて行ってしまえぇ~。

「6時半頃オフィスを出るように努力する」と言っていたのんたんは、結果的に7時半過ぎにわたしとエカテリーナを迎えに来た。今日の運転手はサフィーロ(家族でお出かけみたいだけど、レセプション出席はお仕事だから...なんて、うちも公私混同??)。わたし的には、3人いるオフィスの運転手の中で彼が一番いいな。

かなり遅い時間に着いたせいもあって、みんな勝手にやってるなー。丁度いいかも。エカテリーナに噴水を見せて、お花を見せて、お散歩させて。ときどき「まあ~かわいい赤ちゃんねえ~」なんて話しかけられていい気になって。

IMFの所長と小児科医の話をして。って、マケドニアにもIMFがあるんだあーと、わたしはとっても感心した。

せっかくだからイギリスの大使とでも記念撮影してもらおうかと思ったけど、やっこさん、忙しくいろんな人とお話しているので諦めましたよ。これがエリザベス女王本人とかだったら、なんとしてでも頑張ったところだけど。

ちなみにこの日のエカテリーナ、牛模様のお洋服に、おそろいのお帽子。

靴でも、帽子でも、手袋でもそうなんだけど、「あ~、エカテリーナちゃん、それかわいいねえ~」とおだてると、エカテリーナは全く嫌がらない。

この日の牛模様のお帽子も、最初におだてたもんで、最後までちゃんとかぶったままだった。

そして家に帰ってからは、用意してあったハンバーグ(牛と豚の合挽き)で晩ごはん。

「最近わたしってば、牛でも豚でも共食いだよ」と言ったわたしに、「面白いこと言うねえ~」とウケていたのんたん。

そこは否定するとこでしょ!

エラい話

2006-06-10 23:14:38 | Weblog
6月10日

以下のケースで倫理的に問題があるのはどれでしょう?

A. こっち町からあっち町に異動したA支店長は、ときどきこっち町の支店の公用車の運転手を直接呼び出して私用に使う。

B. B社長は金曜日と月曜日に休暇を取って小旅行に出かけた。その往復には公用車とその運転手を使った。

C. C取締役は大のロックファン。あるとき、自分の大好きなロックグループのコンサートが何年ぶりかで行われるのを知り、約10万円かけて4枚の切符を接待費で購入した。

D. D常務は大のゴルフ好き。シーズン中は毎週接待ゴルフを無理やり予定に入れる。

E. E専務は秘書が「行ってみたいな~」と言った最高級フレンチレストランに秘書を連れて行った。そして接待費で落とした。


上の話は全部実話。問題があるかどうかはさておき、こういうことができるってことは、やっぱりエラくなるってイイコト(もしくは傍から見て「ズルイな~」って思うこと)なんだな~なんて思う。

サラリーマンでも公務員でも、きっと学者でも医者でもそうだろうけど、年をとってエラくなって、お給料も上がるほど、おトクな特典も増えてくるみたい。

送り迎えの車がついたり、残業がなくなったり、出張の際もいいホテルに泊まったり、いろんな人から贈り物をいただいたり、あっちこっちでおいしいもの食べたり。

お給料いっぱい貰ってんだから、それくらい自分で賄えばっていうのは、下々のやっかみなんだろうなあ。

っていうか、そういうエラい姿を見ているから、馬車馬はそれを目標に働けるっていうことか。「いつかは自分も...」ってさ。

今日の話にはオチがありません。

なんだかつくづく考えちゃっただけなのよ。

つか、わたしゃ専業主婦ですけどね、ただの。