エイコのチェンソーアート日記

チェンソーだけで丸太をアートするチェンソーアート。ある日夫がいきなり脱サラしてチェンソーアーティストに・・・。

急遽

2005-08-17 13:11:52 | Weblog
バカンスをとりやめ私だけ日本に帰ることになった。
奇跡的にも座席が取れた。
来週から、もっともハードな1日×4回のショー×6日が始まるKGを残して。
大丈夫かな~、KGひとりで。
でも、こんどのハドゾンビルフェアは、ギャラアップでKG指名の大切は仕事。
ガンバレKGニューアドベンチャーだ
日本から応援してるよ~


ヘンリーカウンティフェア

2005-08-16 12:15:02 | Weblog
8月11日 木曜日 
ペンシルバニアからオハイオ、ヘンリーカウンティフェアまで
残り500キロ(全1100キロ)を移動。
キャンピングカーの調子がいいので安心。しかし安心は睡魔を誘う。
エンジン音がうるさくてラジオもCDも聴けないので自分たちで
アニメソングから童謡、校歌まで歌いながら睡魔と闘い到着。
ここは去年来ているし、今年はケイジを指名してくれたとの事で
挨拶も設営もスムーズ。よかった!
キャンピングカーをカービングスペースのすぐ横に停めて
簡単な食事を作ってロウソクをともしてビールとワインを飲んだ。
無事到着できて我が家でアメリカ生活を送れることがしみじみと嬉しい。

8月12日 金曜日  
今回の木はロッケスト、アッシュと話しにならない木以外は
スプルス(樅)とレッドシダー。あと何の種類かわからないけど
人力では持ち上がらない大きな切り株。
どう使うかKGは悩む。この悩みもどうやら楽しいものらしい。
1時間のショーを2時、4時、6時、8時の1日4回。
合間にはKGはチェンソーの整備や丸太の準備やフィニッシングなどするので
ショーの時間が延びるとそれだけ体を休める時間が少なくなる。
なかなかハードだ。
私もチェンソーの燃料補給や丸太の皮むき、食事の準備等と以外と忙しい。

8月13日 土曜日 
去年親しくなった馬農家の方のリクエストに応えて
(私たちの名前を覚えていてくれた・感激)
セントバーナードの顔をKGは作った。初挑戦だったけどどうかな?
「うちの犬にそっくり~!」と言ってくれて
夕飯を彼らの馬小屋前のキャンプサイトでご馳走になる。
こうしてズラッ~と横に並んだ馬達をみていると
一頭一頭性格が違うのがわかって面白い。
いばっているの、ちゃっかりしているの、気が弱そうなの、
新日本プロレスの新人レスラーみたいだけどすごい美人の
奥さんが馬にニンジンをあげさせてくれた。
唇はふわっと柔らかい。

8月14日 日曜日 
三日なんてあっと言う間。今日がもう最終日。
今年のKGのマイブームはニューダザインらしい。
今まで彫ったことのないデザインをショーで挑戦されると
ほんとにできるのかな?と私はずっとヒヤヒヤしどうしだけど
KGはそのスリルがよいチャレンジになると思っているらしい。
去年作ったモノと同じモノは二つない今年、
オークションでどれだけの値段が付くか。
ドキドキするところだけど、オークションの日は来週の水曜日。
どうか良い値段がつきますように。

8月15日 月曜日 
今日から次ぎのカントリーフェアまで1週間の休暇。
ブルーグラスキャンプ場でウオーキング&たき火&ビール三昧の日々だ~
と、午前中片づけをしていたら、裏庭に小さなキノコを彫ってくれという
オーダーが急に舞い込む。
日本に旅行したことがあるというご夫妻。
病院に勤めているイシガキユウコさんを知っているか?と聞かれる。
う~ん、残念ながら知りません。と答える。
明日はそのオーダーの仕事。
その後オフ。疲れがたまっていたからちょうどいい。
でもこんなことぐらいで疲れたなんて言っては行いけない。
ベン・リズニーは今年は7日のショー×3回=21日
ぶっとうしで1日4回のカービングショーだそうだ。
でもそんなのまだ序の口でブライアンは最高連続81日
ぶっつづけ=1日4回=324回というのがあるそうだ。
(というか、ちょっと前まで毎年そうだったそうだ)
おそるべし、マスターカーバー達。




キャンピングカー奮闘記

2005-08-11 12:02:13 | Weblog
8月9日 火曜日 
やった~!!
キャンピングカーが直ってる!!
嬉しい~!
これで今週末からのオハイオ&ミシガンのツアーにでかけることができる。
早速、ブライアンのプロパティに運び、掃除&積込みを開始。
しっかし、キャンピングカーは冬の間、ネズミの越冬地となるので
ネズミ嫌いの私にとっては非常に恐~い作業。
扉を開けるたびに固まる私
おびただしい量のネズミの糞、ネズミ巣跡、子ネズミの死骸等を、
嬉々として業務用の掃除機で吸い取ってくれるザック君(12才)の
お手伝いがなかったら今日中には仕事が終わらなかったかも。
サンキュー、ザック。
ブライアン家に戻り、最後の積み込みをしていたら
ブライアンがディナーを作ってくれた。オイシ~
料理を作らせても、マスター(達人)だ!

8月10日 水曜日 &ちょっと
朝7時、まだ薄暗い中、オハイオにむけて出発。
濃い霧の朝で、「暗中模索」なんて言葉がなんとなく浮かんだのは
その後の展開を暗示してか?
30分も走ったころから直ったハズのキャンピングカーから不快な音が。
キーキーとベルトがこするような音、ブスンブスンとバックファイヤー、
スピードも20キロくらいしか出なくなってしまった。前より悪い。
このままでは行きつけないと、途中で高速道路をおりて再びブライアン家に。
ブライアンと相談し、ブライアンの知り合いの修理工場に急遽、車を持ち込み
工場の片隅を借りてブライアンが修理してくれることになった。
今日中にオハイオに行かないと次のショーに間に合わない。
本当に直るのか?(だって2週間以上も修理して直らなかったんだよ)
もし、直らなかったら再びレンタカーを借りるしかない。(お金が飛んでく~)
もし、レンタカーが借りれなかったら、最悪仕事をキャンセルして
他のカーバーに行ってもらうしかない。(信用ガタオチ)
悶々とする私たちを尻目にエンジンやキャブレターを
どんどん解体して、なにやら工夫しているブライアン。
5時間後、なんと、びっくり直っちゃった

ブライアンが言うには、今まで非常に危険な状態の車を運転させて
ごめんなさい。と。もし、あのまま走り続けていたら
エンジンの横のプロパンガスにスパークして
大爆発を起こしていたかも知れないそう~、ぞお~

それにしても、ブライアンは凄すぎる。
車の修理をさせてもプロ以上のマスター(達人)だ~。

ほんとうにありがとうございました。





クリアフィールドフェア最終日

2005-08-08 11:27:35 | Weblog
8月6日 土曜日 

北アメリカとしては近年まれな猛暑だったらしいこの6日間、
KGがベルトの穴二つ分痩せて作った17作品が今日オークションにかけられる。
ドキドキ。
私たちはフェア側と契約してギャラをいただいているので
売上金額の多少はあまり関係ないが、売上が少ないとフェア側が
「うまみがない」と来年からよんでもらえない。
ある意味、生活がかかっているのだ。
オークションの開始時間にはたくさんの人がつめかけてくれた。
火曜日に来てくれた人、金曜日に来てくれた人、毎日のように来てくれた人、
たくさんの見知った顔があり嬉しかった。
オークショナーの競り声に欲しいと思ってくれている人達が手を挙げてくれる。
金額の大小に関わらず嬉しい瞬間だ。
フェア側からは「大変良い売上だった」との言葉をいただいてほっとした。
が、それより嬉しかったのは「ショーがとても楽しかった。」という
多くのお客様の声。
KG自身も大きな手応えのようなものを感じているようだ。
MASTERS OF THE CHAINSAWの名前に恥じない仕事ができたかな?

木陰でお昼寝

2005-08-06 12:44:03 | Weblog
8月5日 金曜日 
朝の雨もあがりまた暑い一日。
この会場は住宅街の中にあり、住民の人はフェア中夜遅くまで
うるさくて大変だろうなあ、と思っていたが
住民の人は自宅の庭を臨時駐車場として1日2ドル(200円)で
ちゃっかり貸し出している。
看板を庭の前に立て、庭の木立の下キャンプ椅子に一日中座っている。
1日座っていてあきないかなあ、と思っていたが飽きない事が分かった。
木陰にいると癒されちゃうのだ。
私たちのカービングプレースの休憩場所も隣家のカエデの木が張り出し
大きな木陰を作っている。
そこに座っていると、まったりとしてなんか動きたくなくなっちゃう。
同じ日陰でも木陰と建物の影では涼しさが違う。
気持ちいい~。木ってありがたいね~。




茄子の焼いたの食べたいな

2005-08-05 01:05:05 | Weblog
8月3日 水曜日  バカ暑い
朝起きると体の中全部が古綿になってしまったよう。
ギシギシと体を伸ばして深呼吸しても頭はボーっとしたまま。
カービングをしていない私でさえこんな感じだから
KGの疲労度はけっこう来てると思う。
が、KGはノリノリ。
カービングができるのが楽しくってしかたがないらしい。

それはいいとして心配なのは食生活。
朝はホテルの無料朝食でシリアルやコーヒー。
昼は会場のチャイニーズフードで炒飯(日本だったら絶対食べない味)
おやつにKGはアイスクリーム(シングルだけど日本のトリプルくらいの量)
私はキャンディアップル(ヌガーやチョコレートがめいっぱいリンゴにかかっている)
夜はホテルでトルティラチップスとビール
こんなんでいいのか?いいはずないよな~。

今日から6日間

2005-08-03 23:29:13 | Weblog
8月1日 月曜日  めちゃ暑い
今日から土曜日までの6日間クリオフィールドフェア。
朝、さっそくフェアオフィスに挨拶&打ち合わせに行く。
これが結構緊張するんだなあ。でもこのフェアは長年、
MASTERS OF THE CHAINSAWがショーを行っているからなんか安心。
と思いながら挨拶に行くとなんとオフィスにいた人全員が
「MASTERS OF THE CHAINSAW」も「チェンソーカービング」も知らない。と言う。
それどころか、チャイニーズレストランを出店している中国人のところに
連れて行かれ、彼と話しをしてくれなんて言う。
あ~ん、だから違うんだってば~と説明しようとすればするほど
私のブロークン英語はますます壊れていって・・・、
泣いちゃおうかな、と思いはじめた頃、やっと担当のトムさんが
現れて事なきを得ました。ほっ。

8月2日 火曜日  クソ暑い
クリアフィールドはオハイオやミシガンに移動するときに良く中継地点として
使っていたところ。
またリッジウエイとも近くなんとなく気心がしれていてイイ感じ。
このフェアは先週のノースイーストフェアの5倍くらい大きい。
平日の午前中から家族連れやカップルがたくさんやってくる。
老いも若きも美しい人もそうでない人も思いっきし薄着だ。
だって太陽ギラギラすっごく暑いもん。
またKGのカービングプレースの観客席は太陽が差し込む位置にあるので
みんな暑そ~&まぶしそ~だけどしっかり1時間見てくれました。
ありがとう~。

次はクリアフィールドフェア

2005-08-01 13:14:46 | Weblog
7月30日 土曜日 暑っつい

今日がX-POWERコンペティションの最終日。
いつも思うのは、チェンソーアートって競ってイイのかな?って事。
スポーツなどのタイムや得点を争うのは分かりやすいけど、
アートってどれが一番って決められないものなのじゃないかな?と。
でも、競うあう事によって自分が磨かれると信じて挑戦しているカーバー達は
一瞬一瞬の緊張を楽しんでいるのだろう。
普段は物静かで大人しい人も、競技時間中は近寄りがたいほどの集中力で、
コワイくらい。でもそれがカッコイイ

10名のこんな必死の姿を見る事ができた私たち観客は幸せだ~

7月31日 
夕べは3時までみんなと騒いでいた。楽しかった~。
眠い目をこすりながら今朝は9時にブライアンと一緒に
レンタカーショップに行き業務用ミニバンを借りた。
なんと新車で、もちろんワイパーも動くしエアコンも効く(夢のよう)
そしてKGの憧れオートクルーズもついている。ワオ!
そのままフェア会場に戻り後かたづけ&作品の搬出を手伝い、
私がジェンのテラノを運転しブライアン宅プロパティに行く。
(アメリカの高速道路を約1時間運転しました。
実家の母が聞いたら卒倒しそう。)
プロパティで荷物の積み卸しやペットのカモの世話をして
明日からのフェア会場めざして約160キロ移動。
その間にハードウエアショップや大型スーパーに寄り
必要なもの&必ずしも必要でないモノを購入。
工具や衣類、家電など日本と比べてついつい安いのでつい買ってしまう。
反省。
さあ、明日からは初めてのフェア。頑張らなくては!