裏の敷地にある稲荷祠を拝んでもらって
撤去しようと宮司にきてもらった。
準備したのはお酒1本、初穂料3万円、多分30分ぐらいで祈祷も終わるだろうと
思って現場で宮司を出迎えた。
相談した電話の相手とは違って宮司がきてくれた。
電話で話した神主は若い声で、撤去を前提に祈祷すると
祠から神が抜けるので、祠本体はただの石となり、
埋めるなり破砕して処分していいということであった。
そんな感じだから、祈祷も短時間で終わるだろうと思い込んで出迎えたが、
さすが神に仕える宮司は違う。電話の神主は息子だそうな。
お稲荷様とは何か、なぜここにあるのか、長い間・多分江戸時代からの祠、
石は佐島産か鷹取山産、お稲荷様があるのは一族の本家である、等々、
永く続く家にはよい神が宿っている、いい土地であるというのである。
撤去するのは簡単なことであるが、そこに伝えられてきた営みの歴史は
大事にした方が、いや、しなければならないと思っている。
だからといって、この祠を建立し直したり、立派に祀るということではなく、
今のままでいいから、存在させておけばそれでいいというのである。
そして祈祷の準備に入った、予想以上の設営である。
祈祷用の服装に着替え、神に正対する。
予想を超えた厳粛な祈祷である、何回も何回も拝礼し、
何回も何回も祝詞を唱えて柏手を打つ、空気が変わる。
こんなに厳粛な祈祷は想像できなかった。
この祠に特別なお祀りをする必要もなく、できれば一年に一回、餅でも供えて
ご夫婦で拝んでもらえば十分である。
このように言われると気も楽であるし、ご先祖様も喜ぶだろう。
先祖や歴史に想う宮司の言葉に納得、安心して祠は置いておくことにした。
どんなことでも、次の世代に言い伝える大切さを再認識した稲荷祈祷でした。
撤去しようと宮司にきてもらった。
準備したのはお酒1本、初穂料3万円、多分30分ぐらいで祈祷も終わるだろうと
思って現場で宮司を出迎えた。
相談した電話の相手とは違って宮司がきてくれた。
電話で話した神主は若い声で、撤去を前提に祈祷すると
祠から神が抜けるので、祠本体はただの石となり、
埋めるなり破砕して処分していいということであった。
そんな感じだから、祈祷も短時間で終わるだろうと思い込んで出迎えたが、
さすが神に仕える宮司は違う。電話の神主は息子だそうな。
お稲荷様とは何か、なぜここにあるのか、長い間・多分江戸時代からの祠、
石は佐島産か鷹取山産、お稲荷様があるのは一族の本家である、等々、
永く続く家にはよい神が宿っている、いい土地であるというのである。
撤去するのは簡単なことであるが、そこに伝えられてきた営みの歴史は
大事にした方が、いや、しなければならないと思っている。
だからといって、この祠を建立し直したり、立派に祀るということではなく、
今のままでいいから、存在させておけばそれでいいというのである。
そして祈祷の準備に入った、予想以上の設営である。
祈祷用の服装に着替え、神に正対する。
予想を超えた厳粛な祈祷である、何回も何回も拝礼し、
何回も何回も祝詞を唱えて柏手を打つ、空気が変わる。
こんなに厳粛な祈祷は想像できなかった。
この祠に特別なお祀りをする必要もなく、できれば一年に一回、餅でも供えて
ご夫婦で拝んでもらえば十分である。
このように言われると気も楽であるし、ご先祖様も喜ぶだろう。
先祖や歴史に想う宮司の言葉に納得、安心して祠は置いておくことにした。
どんなことでも、次の世代に言い伝える大切さを再認識した稲荷祈祷でした。