明けない夜はない

膣ガンステージ、肝臓に遠隔転移あり。只今経過観察中。そんな私の心の叫びと、乗り越えて来た事、あれこれ。

フタ月外来5月編

2009-05-19 21:16:20 | 月イチ外来

皆様、こんにちは
随分とご無沙汰しております。
いつ更新するか分からないような、私のブログを、
見に来て下さる皆様、いつもどうもありがとう。


昨日5/18は、外来DAYだったです。

関西圏を中心に日々感染者が広まる「豚インフルエンザ」。
病院へ着くと、スタッフの方々は全てマスク。
そして、私を含む患者さんの方達も、7割方がマスク装備で、
とてもものものしい雰囲気が漂っていた。

今回の外来は、フルメニュー。
・放射線6ヶ月検診
・CT検査
・女性診療科受診
・採血

まずは、放射線科での診察。
いつ会っても、あの放射線科の担当医の先生は実直で真面目、
そして優しい目で私を迎えて、送ってくれる。
今回も、問題なくクリア。
次回の検診は、6ヵ月後の11月。
11月は私のメモリアルmonth。

続いて、採血を済ませCTへ。
何度も入っている「CT筒」なのに、どちらを頭にして寝るのか、
いつも迷うし、そして間違う。(ノД`)
筒に入る準備をし、横たわるとレーザーが私のまわりを回り始める。
そのレーザーが出る光の部分には、

「危険ですから、レーザーに直接目を向けないで下さい」

と書かれていて、いつも怖いもの見たさに、どんな危険があるんだろか?と、
目を向けてみようと思いながら、やっぱ怖くて目を閉じる。
絶対目を向けてはいけない。当たり前なんだけど。(笑)

造影剤の準備が出来て、注入。
針さすの、今日の技師さん、痛いし。( ´Д⊂
「120秒後に、再開します」
そう言われて、心で120を数える。
その120の間、身体全身に造影剤が回り熱くなる。
そして、最高潮に造影剤で気分が悪くなった頃、検査撮影終了。
あぁ、今日の造影剤も、辛かった。( ´Д⊂
早く水分を沢山摂って、排出しなければ。

そして、本日最後の科、女性診療科へ。
ほどなくして呼ばれ、診察室へ。
まずは、先月した細胞診の結果から。
classⅡで、問題なし。
腫瘍マーカーも全て安定、血液検査も問題無かった。
本当に有り難いことだ。
続いて、先程のCT検査の画像を。

「まだ、専門科の偉い?先生からのコメント待ちだけども、
 僕が見る限り、安定しているよ。問題無い。」

~ありがとうございます。~

そして、続けて主治医Nは、

「もう3年半も経つね、僕の経験から言ってクランベリーさんの腫瘍の型は、
 早くて半年、長くても3年以上も暴れる事が無ければ、
 この先もきっと大丈夫だ。5年ってまだもう少しあるし、
 外来を止めて来なくて良いよなんて事は無いけど、
 僕は、問題視していないし、心配の無い患者さんのあなたは1人だよ」

と言ってくれた。
『心配無い患者の1人』と言ってもらえて、嬉しい。
初めて会った3年半前は、『一番心配な患者』の1人だったんだから。
『一番心配』だった、あの頃を思い出し話して、主治医Nと2人で笑った。
あの頃は、今こうやって私が居る事をくっきりイメージ出来なかった。
弱虫な私は「未来」と言う、先の事を考えるのはとても怖いけど、
でも私の未来をイメージして、少しづつ先の事も考えてみても良いかな、
そんな風に思えた日だった。

次の外来は2ヵ月後。
7/27の予定です。

 

5月は、病院でたった一人の大切な友達だった彼女とお別れをした月。
彼女は初めて会った時、

「私の5年生存率は、40%らしいよ。
 でも私、40%なら頑張れる気がする!」

そう私に言った彼女が、今もずっと忘れられない。

彼女が旅立ってもう丸2年。

今でも、私は全然強くなれないし、
不安や色んな感情でいっぱいになって、泣いてる日が多いわ。

でも、あなたが生きたいと思った「明日」を
私なりに今日も大切に生きています。

ありがとう。