凧師のひとり言

江戸角凧に魅せられて40数年。東京生まれ!江戸っ子? 実は三代続いていないので「東京っ子」かな? 千葉県九十九里に在住。

大正時代に作られた大凧の復元2

2015年01月31日 | 凧の制作

 

まずは、凧に必要なパーツ作りから。

 

糸目の元、『熊手』を作る

熊手とは、糸目の長い 江戸角凧の 糸目調節システムの事。

麻糸を 縄を「なう」ように、手で撚って作る。

制作過程で、結び目を作らない事が大事。

凧は風を受けて、糸目、揚げ糸を

強く引っ張っぱって揚がる訳だが、

結び目のある糸が強く引っ張られると、結び目で、切れやすいからだ。

やや太い、長さ2mの麻糸12本を撚って輪を作る。

それをまた、1本に大撚りし、

それを 6本に分けて6本の撚り糸を作る。

この凧は、横骨が6本 立て骨が5本

そして 糸目は 横5本 × 6段 = 計 30本

これは、糸目の大元。

この 熊手の大元は この 6段を調整する。

・・・だから 6本 なのだ・・・。 

この輪に揚げ糸を結んで凧を揚げる。

 

 

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