JRの運行改正に伴って、旧国鉄時代からの看板列車「あさかぜ」「さくら」が無くなりました。
いずれも、東京と九州を結ぶ寝台特急(ブルートレイン)でしたが、新幹線の進歩や航空網の発達、旅行形態が変化したことなどから利用客が減少し、廃止となってしまいました。
私はこれらの列車を利用したことはありませんでしたが、あこがれの特急であったことは確かです。四国から上京するときは、高松から宇高連絡船にのって宇野へ、そこから寝台特急「瀬戸」に連絡していました。
その後、瀬戸大橋の開通に伴って鉄路も本州と四国がつながり、現在は夜行寝台特急「サンライズ瀬戸」が走っています。
3年ほど前、東京に向けて利用しましたが、ほとんどが個室となっておりプライバシーは保てるものの、夜行列車というイメージからは遠くなってしまいました。
それでも、ベッドに横になってカーテンを開けると、夜空や架線、駅舎の屋根などが通り過ぎていき、レールの継ぎ目の音も同じです。
そうなるとやはり、旅をしているなと言う喜びに浸ることができました。
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