エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

『スマートグリッド「プランB」』に対する日本経済新聞、エコノミスト、東洋経済等の書評(ご案内)

2012-08-13 00:38:52 | Weblog
 新著『スマートグリッド「プランB」~電力大改革へのメッセージ』については、お陰さまで、刊行以来さまざまな反響をいただいておりますが、日本経済新聞の次の書評(ポイントのみ)が代表的なものです。
 「3・11後の電力大改革では、技術や市場、制度を一体で見直し、日本全体の電力網をスマート化することが必要だと説く。その結果、NTTの誕生やインターネットの普及など、1980年代以降の情報通信の世界で起きた構造変化が、電力の分野でも今後数年間で同時に起きると予言する。著者はエコポイントの提唱者。スマートグリッドとエコポイントの組合せが需要刺激型の技術革新をもたらすとの指摘が興味深い」

 その他、週刊エコノミスト、週刊東洋経済などにも書評が掲載されましたが<参考1>、「プランB」とは、大飯原発をはじめとする原発再稼働問題や現在行われているエネルギー・環境の国民的議論を先取りし、真の「グリーン成長戦略」を可能にするものです。新著では、日本全体の電力網を需要応答、エコポイントなどによりユーザ指向のスマートなネットワークとし、8月中にまとまる電力の小売事業解禁、地域独占制の見直し、発送電分離、電力再編などを含めたエネルギー構造改革を先取りして、電力・ガス・石油、情報通信、家電、電機、自動車、住宅、素材などの分野での数十兆円規模でのイノベーションを創出する具体的なアクションプランを提示しています。

 今回8月末までの特例として、NTT出版社殿のご好意により、割引販売プログラム(5冊以上<国、自治体、大学、NPOの関係者につていは3冊以上>の購入に対して、1995円/冊→1800円/冊。郵送料無料)を提示いただきました。ご関心のある方は、kato.toshiharu@gmail.comにご連絡ください。申し込み方法等について私の方からご連絡させていただきます。

エコポイント提唱者 加藤敏春拝


<参考1> 書評
* 週刊エコノミスト 2012年6月12日号
「3・11後、恒常的な電力不足に悩まされる現状を抜本転換させるため、今までの供給に重点を置いたスマートグリッドではなく、近い将来実施される電力小売り完全自由化、発送電分離を視野に入れた市場・技術,制度改革の相互連動を実現し、日本全体の電力網を変えるスマートグリッドの「プランB」が必要と説く。」
「数年間で電電民営化とネットの爆発的普及と同様な革命がエネルギー分野で起こる」との予言は驚きだが、現実は動き始めている。」

* 週刊東洋経済 2012年6月23日号
  「東日本大震災・福島第一原発事故を契機に、日本は電力大改革時代を迎えた。それも過去の延長線上では済まない抜本策が必要とされている。」
「著者は、今こそ次世代電力網であるスマートグリッドを日本全体に構築せよ、と提言する。それによって、エネルギー関連産業はもとより、情報通信、自動車、家電などで数十兆円規模の市場創造になるという。」
「スマートグリッドを「エネルギーのインターネット」として活用することによって、需要とイノベーションの好循環を促し、経済全体にも活を入れようとする。」
「電力システム改革については、今夏に政府調査会の報告書がまとめられ、来年の通常国会に電気事業法などの改正案が提出される予定だ。その議論に一石と投じる提言の書と言えよう。」

*別途、分散型エネルギー新聞には包括的な書評を掲載いただきました(http://www.smartproject.jp/wp-content/uploads/pdf/120615_smartgrid.pdf)。適宜ご参考にしてください。

 <参考2> 『スマートグリッドの「プランB」』の目次

はじめに
■序章 「電力大改革時代」の電力網は「プランA」ではなく「プランB」で!
■1章 3・11後の5つの「不都合な真実」とスマートグリッド
■2章 「スマート国民総発電所」は原発15基分以上の効果を生む!
■3章 スマートグリッドの概要と3・11後の新たな展開
■4章 「エネルギーのインターネット」がスマートグリッドの本質
■5章 スマートグリッドの「プランB」の展開
■6章 「プランB」の中核=「ヴァーチャル発電所」
■7章 「プランB」の中核=需要応答とエコポイント
 1 国家プロジェクトとして需要応答を推進するアメリカ
 2 日本における需要応答とスマートプロジェクト等の取り組み
 3 アメリカにおける需要応答は「自動需要応答」へ
■8章 「スマートグリッドの経済学」
 1 長期停滞から脱出するために必要なスマートグリッド&エコポイント
 2 スマートグリッド&エコポイントは経常収支赤字化回避にも役立つ
■9章 スマートグリッドの「プランB」を実現する8本の骨太政策
 1 電力小売市場の完全自由化
 2 日本型の発送電分離の推進:発送電の機能分離と“公道”の開放
 3 スマートメーター、ホームゲートウェイの導入環境の整備
 4 再生可能エネルギー、コジェネなどの本格的導入環境の整備
 5 プラグインハイブリッド車・電気自動車の普及に向けた環境整備
 6 日本版グリーンディールの推進ー民間の初期投資負担軽減策
 7 スマートシティ構築に向けた環境整備:プライバシー保護と参加企業の経済性確保
 8 「エネルギーの地産地消」の実現による地域の自立化
■10章 「スマート国民総発電所」構築に向けたアクションプラン
おわりに

<参考3> 最近の注目すべき私の記事
 TETESCOPE MAGAZINE「3・11以降のスマート社会とは?」(慶大清水浩教授<エリーカ開発者>とのクロストーク)

http://www.tel.co.jp/museum/magazine/environment/

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