2006年09月10日|個別ページWeblog|コメント(28)|トラックバック(16)

皆さん、ありがとうございました。再見。

中国電視台を乗せて農舞台の朝礼へ。
挨拶は「9月10日有終の美」

それぞれのチームが気合を掲げて仕事に散る。

十日町駅西口でツアーの送り。
ベネッセ森本社長とツアー。
昼、農舞台で田島征三さん、三好ツアーの人々他。
午後、峠で大雨にあう。
閉会式はどうかな?
2時30分福武ハウスで福武總一郎さん。

一休みして真野響子さんとゆくらフレッシュパークでの閉会式。
中里支所の舞台と環境づくりは見事で、
公園は里山につながるささやかで美しい灯に満ち、
内海昭子のカーテンはライトアップされ、翻る。

多くの人、熱気、喜びに満ちた会。
その光景は忘れ難く各人の脳裡に残る。

手伝った人々の一々のお名前は挙げれないけれど、ただ感謝!

私達は日々を整え、準備し、3年後にまた会うだろう。
希望のありかを知れる場所としての妻有で。

夜、こへび無礼講。
ただ楽しく満ち足りた時間だ。
私はその喧騒の中で、これを書き、眠る。

皆さん、ありがとうございました。
再見。




2006年09月09日|個別ページWeblog|コメント(12)|トラックバック(34)

美術は、人間のすばらしい部分を確かにつないだのだ。。

朝礼での谷上の挨拶は毎日の新聞見出しだ。

「泣いても笑ってもあと2日!頑張っていきまっしょい!」
今朝は何て言うのかな。

東京で頑張っている山崎絵梨からの手紙が託されてきた。
「私は妻有には行けないけど、最後まで東京で頑張るよ。
寂しくはないよ。日頃の電話でのやりとりでは、
お疲れ様、ありがとう、よろしくと自然に言えて嬉しかった。
参加しているとしっかり思っていた」
というような手紙だった。

私たちはつながっている。
多くの人たちがこの芸術祭を支え、伝えあって、これだけの人々が来てくれた。

見て、そこの作品の隣の、説明しているおばあさんの楽しそうな顔を!
見て、孫を連れて棚田を歩いている嬉しそうなおじいさんを!
見て、あのカップルのはずむ笑顔を!
見て、次の作品に駆けていく子どもたちの顔を!
見て、仕事をやりとげて満足そうなアーティストの顔を!
見て!
見て、今脳裡に残るもの、

それは、人々の楽しそうな顔、明るい会話、そして、すれ違うときの「お疲れさん」「ご苦労さん」「こんにちは」「ありがとう」の挨拶だ。
作品とそこへの道は田んぼや径庭の見事さを知る旅のなかで人々は自然にそう言うようになった。

妻有では、この夏生命(イノチ)の力が輝いていたように思う。
長雨のなかの青い茎が、今は黄金色にたわわに垂れる稲穂の変化のように。
里山は私たちを出会わせ、力を与えてくれた。
この妻有だけではなく、この国、そして他の国のいたるところで、そこに流れてきた人々の生活、そのつながりは大地の力と幅奏とシンクロし私たちを生き返らせてくれるだろう。

そのとき、赤ちゃんのように手のかかる、しかし無心に人をつなげてしまう美術は、人間のすばらしい部分を確かにつないだのだ。

もっと多くの人々に、子どもたちにそれらの素晴らしさが伝わっていくように、あと一日、心の準備をしよう。ここに居ない人々の気持ちに応えて明るい喜びを人に伝えよう。

2006年09月08日|個別ページWeblog|コメント(254)|トラックバック(20)

私は、この光景をみるために、このプロジェクトをやっているのだとの確信がある

午前中、池田緑さん、小藤田弘文堂社長など帯広のデメーテル学校の人たちのツアー。
皆さん気持ちよく、キビキビ動かれた。
デメーテルをやった土地だけに、実学的な関心も強い。
 
この間、元気のよい小学生たちがバス二台で回っているのに並行する。
彼らは出会う人に挨拶をしながらパスポート片手に嬉しそう。
バスまでの移動は駆け足。農舞台のピロティーで昼飯を食べていた。
聞けば津南町の芦ヶ崎小学校60人だとのこと。
校長庭野三省さんにご挨拶。
 
私は、この光景をみるために、このプロジェクトをやっているのだとの確信がある。
思えばアパルトヘイト否(ノン)!国際美術展の時も「ヤンバルクイナの棲む森の一人の少年のために!」と思ってやっていた。
 
「大地の芸術祭」は移動できない。
この素晴らしいお祭り、生活のなかに生きる美術、美術によって輝く里山、五感を揺さぶる祭をどうやったら多くの子どもたちに届けられるか。
妻有では今、緑や人々が明るく輝いている。生命の力が見れる。
 
午後、小川展子さん、李美那さんたちをご案内。

夜、三省セミナーハウスでこへびの仲間たちに今後の方針について説明。
 
6時中国中央電子台のご一行と。
中国の中央TVがいよいよ妻有につながった。
私たちの経験を伝えられるだろうか。
 
多くの参加者から嬉しいメールが続々届いている。
心躍る皆さんの報告をお伝えできないのは残念。

2006年09月07日|個別ページWeblog|コメント(1)|トラックバック(8)

雨の中蛾が舞い、蛙が跳ねる

前日は京都の宮永東山夫妻、熊本の北口さん吉井さん一行にお会いする。
忘れていたが一昨日、松之山にある三省セミナーハウスに中里から8時30分に行き、夜半1時に帰る間のそれぞれ30分の間、一台の対向車にもすれ違わなかった。
大雨だったせいもあるが、とても不思議だった。
雨の中蛾が舞い、蛙が跳ねる。

あまり大声では言えないけれど、夜道動物をよく見られる場所があって、これは実に楽しい余得だ。
タヌキの親子が遊んでいたり、カモシカに出会ったりする。
日中のツアーのなかでの濃厚な緑の階調の変化も嬉しいが、朝早くの高原や、夕方の棚田も気持ちが良い。
旨い食事もあって、私にとってこの50日は疲れてクタクタだけれど、里山のなかで透明な風になっている実感がある。

今日は潮谷熊本県知事一行のツアー。
まちづくりに熱心な人たちとご一緒で、楽しみながら注意深く回られた。
兼瀬哲治さん、宮本孝志さん、丸本文紀さん、山本浩之さんなど。
あの素晴らしい南阿蘇や有明の海に妻有はつながることができるだろうか。

強い雨も降ったりして寒い。

2006年09月06日|個別ページWeblog|コメント(303)|トラックバック(39)

増便、増便。

隈研吾さん以下、国交省の日本風景街道の視察案内。
特急でかなりの場所を廻ったが、やはり建築作品には注目がいく。
忙しい人なのに来て下すってありがたい。

この日もそうだが、実に多くの方々が北回り、南回りのバスに乗って下さっている。
増便、増便。

ファーレ立川の時の公団の仲間たち、福永さん、松浦さん、大山さんご一行。
とても嬉しくありがたい。
見残しをご案内した。

イタリア生まれ、イギリスの至宝、キノコ料理のカルルッチォさん。
手作りのキノコ探しスティックをいただく。

2006年09月05日|個別ページWeblog|コメント(0)|トラックバック(1)

多くの作品は残したいが安全性や管理のことを考え、中途半端にはなかなかそうはいかない。

経済同友会の渡辺正太郎さんと作品巡りの打合せ。

朝礼に出たあと8時30分から広域事務組合で会期後の作品の継続、撤去等の打合せ。
担当の各支所とはほぼ同じ考えだった。
もちろん、多くの作品は残したいが安全性や管理のことを考え、中途半端にはなかなかそうはいかない。
物理的にも気分的にも見れる状態を継続するのは大変なことなのだ。

昼、ロシア総領事にご挨拶、彼らはこれから見学だ。

その後東京へ。
大岡亜紀さんの個展に。
作品がまたまた進展、深化し、楽しかった。


2006年09月04日|個別ページWeblog|コメント(1)|トラックバック(31)

それが美術や文化というものの前線なのだ

朝、田中三蔵さんと打ち合わせ。
9時、キナーレで毎日新聞手塚さんのインタビュー。
午後から日本IBM本林さんご一行のツアー。

夜7時30分、三省地区コミュニティ施設で、日本大学芸術学部のシンポジウム「里山で考える自然・都市・アートの再生」。
朝日新聞田中三蔵氏、日本大学高橋幸次氏、鞍掛純一氏。
見学のあと、こへびとして活動してくださっている法政の新澤先生や、印刷博物館の吉本美奈子さん等と深いところで話が進んだ。
新澤さんや、第一回「大地の芸術祭」から磯辺行久さんの大変なプロジェクトを支えてくださっている中里の南雲昇さんたちの意見も鋭く、厳しかった。

2006年の「大地の芸術祭」は来場者は多いが、無料で済まそうとする人も多い。地元パスは1000円なのに。
1000円で全施設が観られる。
地元パスは1回目は無料、2回目は500円だったが、身銭を切って文化を育てていくという壁をいつかは越えなければならない。
地元の実力者に対して、一回目から必死でパスを売り、泣きながらなぜこれが有料で、それがこの芸術祭を支えているのだと説明をしてきたこへび隊の話を私は忘れない。
それが美術や文化というものの前線なのだ。
私たちは6億円を集めなければならないのだ。


2006年09月03日|個別ページWeblog|コメント(246)|トラックバック(17)

世界をみるエクササイズ

午前中はいろいろ打ち合わせ、ご挨拶。

午後から、新潟大学で行われる美術教育学会のシンポジウムに出席。鷲田清一さんと。
美術と哲学はまさに世の中の大きな流れを捉え、さまざまな領域に浸透していかなければならない。
美術教育というよりは、教育としての美術であり、また哲学なのだ。
それらは世界をみるエクササイズであるとの話になった。
とても近いところで考えておられると、おそれながら思った。
ちなみに氏のご子息は金沢21世紀美術館の鷲田めるろさん。

飯山線にのってノロノロ走っていたら、越後川口での上越線接続が遅れてだめなのでタクシーで長岡まで。
しかしこのノロノロはいいなあ。
景色はいいし、いろいろな人がいるし。
帰りもまた新幹線、上越線、飯山線のハシゴ、キセル。
実に気持ちがよい。

こへびで頑張っている人たちについて一言。
彼らはどこかで割り切って作品を観ることを諦めている。
しかし、何かを強く感じているはずだ。
ツアーの乗客のなかには、余分な写真ばかり撮って時間に遅れがちな人もいる。
それは何も感じていない人たちに見える。
こへびは少ないながら実にしっとりと頑張っている。
ところどころで彼らに出会うととても気持ちがいい。

作品への途中の山道、お客さんどうしの「こんにちは」「おつかれさん」の挨拶がさわやかだ、嬉しい。

2006年09月02日|個別ページWeblog|コメント(1)|トラックバック(25)

蜃気楼のような塔を私はかかげ続けたい。

ほくほく線駅前9時40分、
新潟からの臨時列車を含めて数百人の人々がバスツアーの申込に並んでいる。
こへびサポーターバスガイド連がずらっと待機し、
1台づつに乗りこみ、手を振られて送られていく。
バスが十数台並ぶ様はいつも興奮する。

7年前の夏、バスは空気を運んでいるだけだと批判されていたのだ。

時間があると、私はキナーレのこへびカフェに坐ってブログを書く。
或いはお客さんのコースの相談にのる。
すると実に多くの人が声をかけていって下さる。

1回目、2回目のこへびたち、その他、表で影で応援してくだすった方。
何度も人を連れて案内して下さっている人。

それらの方々への感謝。
そしてそれらの方々の期待に応えたい。
希望のありかのひとつでありたい、と思う。
時代の限界、或いは圧制のなか、一人で、或いは家族と共に
怒りや悔しさや無念さのなかで、生きてきた人々。
それらの時間の積層のなかでかたちづくられたものを里山と呼ぶとしたら、そこにある風景や家やコミュニティからたちのぼる蜃気楼のような塔を私はかかげ続けたい。

できるだけ多くの人の助力と喜捨をうけて共にその成長を喜べるような祭とささやかな日常の喜びをわかちあいたいと思うのだ。

一日中ツアー。
三菱地所渡辺さん一行、毎日新聞手塚さん、NHK津島さん、大阪府現代美術センターの人々等々にお会いする。
福武れい子さんが連日、ツアーバスに乗ってお客さんをご案内して下さっている。
東大、原島総長他。

2006年09月01日|個別ページWeblog|コメント(558)|トラックバック(3700)

あと10日

あと10日。

盟友、渡辺斉さん引率の新潟建設業協会の方々にご挨拶。
その他いろいろご挨拶があった。

9時から地域創造のインタビュー。

11時から企業メセナのツアー。
キビキビしていて気持ちが良かった。

夜、行武治美さんと食事。
NHK新潟の大地の芸術祭特集を見る。

10時から三省セミナーハウスでスタッフと会期後の作品について打ち合せ。
今後のこと、作品撤去、集落・アーティストとの打ち合わせがこれから始まる。
が、今その時を何とかこなすだけで身体と頭はいっぱいだ。
夜1時解散。

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