SRV250&Jazzのカスタム記録:良爺ライダー(Peetar・Phoneda)

SRV250アメリケン&Jazz縦型エンジン(Ape80&XLR125R)
Win120のメンテナンス・カスタム記

SRV250のカムチェーンの調整箇所は何処ですか?

2013-02-24 15:32:10 | バイクのカスタム
カムチェーンの調整箇所ですか?

予備のSRV250のエンジンで 調べました

SRV250は カムチェーン テンショナーAss'yに内蔵された
 スプリングによりテンショナーロッドが押され
  自動的にテンションを掛け チェーン張りしています
   SRV250はカムチェーンの 調整は要りません。

チェーンが伸びてテンショナーガイドがすり減った場合は
 SRV250では まだ経験していないので、解りません
  オートテンショナーで調整できなくなれば
   テンショナーAss'yでの交換になるかも知れません
    ガラガラとシリンダー辺りから 何かこする音がしたら
     サービスで見てもらってください

追記:画像有りました。
   此が一番わかりやすい画像でしたので追加します
    1番のシリンダの後ろ側で中間位置に
     長さ40ミリくらいの 凸部が見えるでしょう?
  タイミングチェーンテンショナーAss'y(オートテンショナー)です
 その凸部が カムチェーンを 自動的に張る 機構の部分です
  2番エンジン側にも 後方に 同じものが 見えるでしょう
Dsc_0178


SRV250の何処からか 判らないが
 何か 異音がするのでしたら 音で聞き分けます
  騒音には色々な原因がありますので
   まずほかを調べてください。

シリンダーヘッドで カチカチ音がする様でしたら→タペットの隙間調整
 シリンダーで コンコン・キンキン音がする様でしたら
  ピストンの首振り 軽度の焼き付き かも知れません
   クランクケースでしたら ベアリング音もあります

一度信頼の置けるバイク屋さん ヤマハYSP等でチェックして下さい

オイルも 少ないのかも知れませんが 交換時1.6リットルです
 オイル交換した走行距離が 解らなければ 要交換です。

重要 : オイルは 4輪用を使わないで 2輪用に交換して下さい
    オイルは どれでも同じだと 思ったらいけませんよ
   エンジン騒音は オイルの粘度でも変わります。
    寒冷地でも4輪用の5Wor10W/30W等を
     使っては無いでしょうね? ”だ・め・で・す・よ”
      粘度が低いと 潤滑が悪く 金属摩耗などもあり
  騒音・ギヤの入りが悪い・ギヤ抜けなど 頻繁に起こります
   2輪のエンジンには 良くありません
    2輪には専用オイルで 低い温度から高温まで対応出来る
     100%合成オイルや 半合成オイルが お奨めです。


ヤマハの推奨オイル(オールシーズン)純正20W/40Wを使うか
 寒冷地では カストロールの10W/40Wか50Wを 使用して下さい。
  オイルが 少し高価でも エンジンを駄目にするより ましでしょう

一度フラッシングして エンジン内部を 綺麗にしてから
 オイル添加剤スーパーゾイルなど 入れてみては どうでしょうか
  スーパーゾイル ほんとにお奨めです。
   以前から 使っているのですが
 エンジン・ミッションを オーバーホールしたら 解ります
  エンジン・ミッション自体の 保護膜が凄い
   洗い油などで しっかり洗っても まだ保護膜が働いている
    焼き付き防止に 最適です

お詫び : いつも沢山のコメント有り難うございます
       コメントを受け付けていながら
     最近の皆さんの コメントを表示していません
   ですが コメント確かに 良爺ライダーの所へ 届いています
 初めての方などは メールにて ご返事させて いただいております
  良爺ライダー・アメフリスキーの メールが届いてない方は
   もうしばらく お待ちください
    SRV250 Jazz等での質問や 素朴な疑問など
  初心者の方に 有効と思えましたら ページにて更新しています

良爺ライダー・アメフリスキーも 高齢になり 何時まで
 皆さんの疑問に 答えられるか 判りませんが
  その時まで お付き合いください。

過去記事続編のメニューへジャンプします。http://blog.goo.ne.jp/ebucci/e/12976a2391147dade928ddef5906d980

SRV250 ロングメッシュ・クラッチワイヤーの制作と調整

2013-02-24 08:28:33 | バイクのカスタム
良爺ライダー・アメフリスキーの
SRV250のカスタムは? 暫く なりを潜めていましたが

今回は 他機種のメッシュワイヤーを使い BRS250用に作り替えます
次は アクセル・ワイヤー迄 作ります
やはり アメリカンは ステンメッシュワイヤー ですね

ワイヤーが切れた時にも活用出来ます。
その場合 補修ワイヤーパーツを 購入すれば良いでしょう
太鼓などの補修パーツも売っています。

古くなりパーツが 入手困難な時でも
上手になれば アクセルワイヤーや 
ブレーキワイヤーまで 作る事が出来ます

良爺ライダーは 40数年前 メグロT2セニアを再生したときは
ワイヤー類等全て自作で作っていました。
昔は太鼓など 半田付け 仕様でしたので
太鼓など 作らなくて良かった。
メーターワイヤーだけは 作ることが出来ませんが
互換品が有るので そう問題ないと 思います。
長さを調べて メーター側も ステンメッシュに交換します

それでは始めます!!。
切断する前に 下準備します。
最初にレバー側の太鼓を止まるところまで引きます
下のケース側の擬宝珠(ギボシ)が ホルダーに引っ付くまで引きます
純正のホルダー部先端から 太鼓(タイコ)の根本まで
ワイヤーの長さを 測ります
良爺ライダーが 計測した長さは 150㎜でした。
各自要計測です。長くなっても この寸法は変わりません

Dsc_0313


長さは 貴男のSRV250用に合う ワイヤーを、適当に探して下さい。
今回はバルカン用?。購入したのが 随分前になるので忘れました。

Dsc_0314  Dsc_0315


このワイヤーは JazzのチョヴィットソンXLR125Rに
予備で使う為 購入した物です
クラッチワイヤーは下側が 擬宝珠(ギボウシ)型を用意
まず古くなった SRV250のレバー側の 太鼓を根元から切り取り
ワイヤーを抜き取ります。

抜き取った SRV250のワイヤーは 無理な取り回しの為
引き抜いてみれば、 ワイヤーが波打ち状態
これじゃ 何度もワイヤーに オイルを差しても
動きが スムーズに成らない はずです
メッシュワイヤー側も 同じように切り取ります

Dsc_0316
両方ともワイヤーを抜いたら
SRV250の純正のエンジン取り付けホルダー部が必要です
もう一つは 純正クラッチ調整部の 防水ゴムを 外します
(ホルダー側に引き 外して下さい)
外した防水ゴムを メッシュワイヤー側に 差し込みます
(方向を 間違えないように)
このメッシュワイヤーは中間にクラッチ調整部がありますが
SRV250には 取り付けホルダー側に
付属しているので 下半分は使いません
注意:ワイヤーを通す前に 必ずシリコングリースをワイヤーに
すり込んでおきます。 特に純正ホルダー側は
曲がりが 90度近く 曲がっているので
丁寧に すり込んでください。
これで ワイヤーの動きが 軽くなるはずです。
長いワイヤーを 純正ホルダーから先に入れ 
メッシュホルダーに入れ込みます
ワイヤーを入れるときの注意は
ワイヤーのネジリ方向と 逆にネジリながら差し込みます
これはワイヤーが解けないようにする為です。

Dsc_0317
此処まで出来たら終わったような物
差し込んだら今度は レバー側の太鼓を作ります。
8㎜の真鍮棒でしたら センターに2.2~2.3㎜で穴空けして

Dsc_0320


5㎜位のキリで 深さ3~4㎜位 穴を刳ると良いでしょう
Dsc_0319


最後に10㎜で切断すれば太鼓の出来上がり
ワイヤーの先端部を少しほどきバラして

Dsc_0321


ハンダや銀鑞で玉留めすれば簡単です
太鼓より出た鑞付け部を 太鼓と同じ大きさに仕上げれば良い
どうです? 簡単でしょう。
鑞付け・半田付けは 要らなくなったワイヤーで 十分に練習して下さい。
イモ付けになると 走行途中抜けるので 気をつけて下さい
初心者は 鑞付けの方が 良いでしょう
鑞付けも 説明書をよく読んで 作業して下さい。
半田付けは それ相応の 技術がいります
母材(ワイヤー)が 十分に暖まっていないと イモハンダに成りやすい
見た目は 丸っこくて母材に対して
オーバーラップしているので すぐ解る
配線などで イモハンダになると 接触不良になります
イモ半だとは 母材が十分に 暖まらない内に
ハンダを乗せるので 綺麗に付いていない
表面張力を 利用するので 十分に暖まった母材では
ハンダが流れるように 伸びて行きます。
ハーネスを 半田付けする時も同じです。
それか 真鍮の棒6㎜を用意します。

Dsc_0318


用意出来ない時は ワイヤー補修Kitを購入して下さい。
この6㎜の棒を 金切り鋸で縦に溝を 作ります
(深さ2㎜~3㎜くらい)
歯の厚い方が 最後にやりやすい
次は端から5㎜の所に2.2~2.3㎜の穴を開けます
これでワイヤーが入ったと思います
入ったら 10㎜の長さに切断し 
周りをヤスリで 角を取り 仕上げて下さい
入りにくいときは 良く切れるペンチで
ワイヤーの先を切りそろえて下さい
これで下準備は終わります
いよいよ最後の仕上げです
ワイヤの長さを決めます

Dsc_0322


レバー側に150㎜の寸法を油性ペンで印を入れておきます
この画像はケース側ですが 印はレバー側です

Dsc_0323


この位置が太鼓の内側の位置です(内側とはメッシュホルダー側)
少し長いでも良いです短いより3㎜位長くても十分です
最後にクラッチ調整部にて調整します。
メッシュワイヤー側の 
太鼓に付いていた テフロンの保護環を使います
先にワイヤーへ この保護環を入れて下さい。
仕上げた太鼓にワイヤーを入れ150㎜の
印が見えるところで玉留めします
6㎜の真鍮棒は 太鼓より3㎜ほど長く切断し
ワイヤーを二股に分け 撚りを戻します
其の二股を 溝に沿わせてハンダ及び鑞付けして止めます
玉留めはハンダでも良いですが
銀鑞で鑞付けした方が安心出来る
鑞付けも 半田付けも どちらも綺麗に 脱脂して
母材を、十分に 温めてから 作業します
太鼓が出来 保護環を取り付けたら 完成です
ハンダは イモハンダに 成りやすいので 十分に練習して下さい
クラッチの調整は レバー側の スリットが入った調整ネジと
クラッチ遊び 調整ロックナットです
ワイヤーが伸びてレバー側の調整代が無くなったら
2番エンジン側 エキパイの後ろに調整ナットがあります。
レバー側の隙間が5㎜以上の遊びが出来ている
レバーの先端部(丸い玉)でしたら移動距離が10~15㎜以上
クラッチワイヤーの取り回しが
ノーマルの状態だと 調整しても
遊びが多くなったり 少なくなったりする
レバーの握りが固くなり 戻りが悪く ハンクラの状態になる)
オイルを注入しても良くならない
その時は ワイヤーの取り回しを やり変えます
素直に フレームから出して 直接クラッチレバーに接続する
これで クラッチレバーの動きが 軽くなるはずです
そこで レバー側の隙間を 5㎜に成るように 遊び調整します
前の状態より クラッチレバーの位置が
遠くに成るかも知れませんが 確実にクラッチが切れます
ケース側の調整はエキパイの 裏側にあります
2番エンジンのエキパイを外し 調整ナットを回して調整して下さい。
キチンと調整しないと ギヤの入りが悪くギヤ抜け等が起きる
オイルの量やオイルの粘度でも変わるので参考に
エンジンが 冷えている時は何ともないが 暖まると悪い時
10W/30Wでしたら→10W/40Wでしたら→10W/50W へと
高温粘度を上げてみます。 これでも改善されます。
汚れやオイルの量も調べる
交差点で ニュートラルに入りにくい 等が有りましたら過去記事へ
下のアドレスをクリックして下さい。移動します

http://blog.goo.ne.jp/ebucci/d/20120520


道具ですがハンダの場合W数が大きい物を選んで下さい
ハーネスでは30W位が使いやすい

Dsc_0337


これは良爺ライダーが仕事に使うハンダ鏝ですが
200℃~800℃まで可変出来ます。
此はプロ用ですので必要ないのですが
ハーネスの修理くらいでしたら

Dsc_0336


18Wから30W位が丁度良い
あまりW数が大きいと被覆が溶けます
鑞付けの場合は

Dsc_0335


銀鑞と硼砂(フラックス)が必要になります
銀鑞の作業温度が780℃ですので半田鏝では役不足
1000℃位のバーナーが必要です
ライターみたいな ポケットタイプの バーナーがあります。
このバーナーが 見あたりません
完成取り付けなどは 後ほどアップロードします。


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