黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

西國第丗一番札所 姨綺耶山 長命寺 第丗二番札所 繖山 観音正寺

2008-01-05 23:00:00 | 西国三十三所巡礼
今日は夜明け前の午前5時前に車で家を出発して西國観音霊場の湖国2ヶ寺、
雪の少し残る長命寺と観音正寺へ巡礼してきました。今、くったくたに疲れていますけど・・・。

今回のルートは若狭の鯖街道から琵琶湖西岸を走って近江へ入ります。
7時過ぎの日の出時刻には大津に到着。ご来光があまりにも綺麗だったので
パチリ☆



家を出てから2時間半後の7時半には近江八幡の長命寺に到着しました。
長命山の中腹にある長命寺へは麓から808段もの石段参道を登るルートも
ありますが、今日は車で一気に山門前まで。簡素な山門です。



山門は簡素ですが下の写真に見える桧皮葺の本堂は室町時代、三重塔は桃山時代の建築で
いずれも重文指定にされております。



長命寺は次に行く観音正寺もそうですが聖徳太子の創建と伝わる古刹です。

さて長命寺を後にして車を走らせること30分足らずで観音正寺のある繖山の麓に
到着。今日は山門前まで一気に車で行こうと思っていましたけど車道が途中で
通行止!ということなので急遽歩き巡礼となりました。西國札所でも難所として
名高い観音正寺です。ルートは複数ありますが車両通行止の車道を登ることに・・・。
これがとてつもなくしんどかったΣ(||゜Д゜)

気温は5度ほどでしたがトレーナ1枚においずる(白衣)だけでも汗が・・・。
夏ならバテまくりでしょうね。金剛杖を持って行っていてよかったです。
40分ほど登ってやっと山門に到着。門というか仁王さまがお出迎えです。



この観音正寺は平成5年に火事で重文のご本尊もろとも本堂が全焼失してしまって
現在の本堂は平成15年に再建落慶したものです。ご本尊はインドから取り寄せた
白檀の千手千眼観世音菩薩で松本明慶大仏師の作になります。間近で拝観できます。



焼失をまぬがれた聖徳太子堂と護摩堂。



さてこの観音正寺のさらに上には戦国時代に六角氏が居城とした「観音寺城」の城址が
あるというので、ぬかるんだ細い坂道を登って城址にいきました。
そこには木々に埋もれた本丸の石垣が・・・。



こういうのってツボなんですよねぇ・・・。しっかりと建物まで残っている城郭よりも
誰も訪れることのない遺構として残っている城址のほうが・・・。

さて長命寺と観音正寺だけが当初の予定でしたが、湖国は聖徳太子ゆかりの地であり
その霊跡寺院がいくつかありますので、せっかくなのであと2ヶ寺お参りしました。
それは明日UPします。

西國巡礼もあと残すのは「一乗寺」「宝厳寺」そして満願寺である「華厳寺」の
3ヶ寺のみです。一気にラストスパートかけていきますよ!
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