黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

西國第廿二番札所 補陀洛山 総持寺

2007-06-02 19:49:32 | 西国三十三所巡礼
今日は西國観音霊場の第22番札所の総持寺へ参拝してきました。
大阪の茨木市、旧国名では摂津国にある高野山真言宗のお寺です。
住宅地のドン突きに突如としてその堂々たる楼門を見ることのできる
お寺です。門前はマンション。こんな感じ。



楼門から見た本堂です。ご本尊は千手観世音菩薩で通常は秘仏でお前立ちの観音様は
拝観できます。ここも仏敵織田信長の兵火にかかっています。豊臣秀頼の命により
豊臣家の家臣である片桐市正且元が再建。



境内からは茨木市のシンボル?のフジテックの巨大な塔?が見えて
都市部の寺だなあ~と思います。



総持寺は亀に乗った観音様として有名で亀との縁が深いお寺ですが、その由来は・・・。
創健者である藤原山蔭卿の父である高房卿が太宰府に赴任の途中、淀川を船で下っていますと、漁師達が一匹の
大亀を捕らえていました。高房卿は「今日は十八日で観音様の縁日です。どうかその亀を私に譲ってください。」と
自分の着物と交換し、大亀を河に放してやりました。その夜、河口で夜を明かした高房卿は、継母のたくらみにより
最愛の子である山蔭を河に落とされます。嘆き悲しんだ高房卿は「観音様、今一度我が子山蔭に、亡骸としてでも
会わせて下さい。」と、常日頃より信仰している観音様に祈念されました。すると昨日助けた大亀が元気な山蔭卿を
背に乗せて現れたのです。


藤原山陰卿は料理の包丁道の祖としても崇敬されていて境内には「包丁塚」という
包丁のお墓?も・・・。



ここのお寺は入山料は要らずに(無料)駐車料金も1時間以内ぐらいなら無料でした。
でも設備は整っていてお手洗いは綺麗だし、お手水所もなんと自動センサ-給水でした!



ちょっと、クスッときたのがコレ↓↓ ガチャガチャ式のおみくじ。でも300円!
しかも誰かやってるし~



さあ、これで西國巡礼も残すはあと8ヶ寺です。来年3月の結願を目指してこれからは
計画的に巡礼日程を組んでいきます。結願したら「先達」申請をして、今度はできるだけ
歩き巡礼をしたいと今から思っております。 合掌
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
散華 (けいこ)
2007-06-02 23:02:28
たしか総持寺で見た気がするんですが、散華って配布やめるんですか?

なかなか巡礼いけなくて、配布が終わるまでに満願しなくっちゃ
返信する
散華 (黒駒@管理人)
2007-06-03 09:20:36
>けいこ
 うん。来年3月いっぱいで散華の配布は終わるらしいので
 散華を集めている人はがんばって巡礼しないとね。
 だから僕も3月結願を目指しているわけ。
返信する

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