お墓と向き合い生死を見つめ直すブログ~富山のお墓レスキュー隊 亀山龍厳~

お墓を建てる石工職人の立場から、お墓について、どんな想いでお墓を建てているのか、などを書いています。

「自分に正直である」というのは「相手のことを考えない」という意味ではない

2016-12-11 03:18:24 | ストレッチ
「自分に正直である」ということは
「相手のことを考えないで行動する」ということではない。

「自分に正直である」ということは
「自分の行動に責任を持つ」ということである。


時々
「自分に正直で在りたい」とか
「自分にウソをつきたくない」と言って

約束を破ったり、
相手の気持ちを考えずに発言したり、
自分の行動が相手にどんな迷惑をかけるか気にしない人にでくわします。
(ごく少数ですが)

そして
「自分に正直でありなさい」と悩みを抱えている人たちにアドバイスする人もいます。


しかしそれは物事の片側しか見ていない愚かな行動です。

そんな自分勝手な行動が許されるほど
世間は甘くありません。


「自分に正直である」ということは
その結果どのようなことが起きるか想定して
周囲に与える影響も正しく予想して
その結果を受け入れる覚悟をもって行動するということです。


「自分に正直」になった結果
「自分が思っていたより、相手は気にしていなかった」ということもあるかもしれません。

「自分に正直」になった結果
できないと思い込んでいたことも、やってみたらうまくいくということもあるかもしれません。

つまり「相手のことを考えなくていい」という意味ではなく、
むしろ「相手との関係性も含めたすべてに責任を持ったうえで、行動しなさい」ということです。


「相手の顔色ばかりうかがいすぎる」ことが愚かなように
「自分の気持ちを押し殺しすぎる」こともまた愚かなのです。




自分の夢を叶えたいけど
周囲のことを考えすぎて委縮してしまう人がいるとします。

そんな人には「もっと自分に正直でいましょう」とアドバイスするかもしれません。

「そこまで家族やパートナーの顔色をうかがう必要はないですよ」と言うかもしれません。

ただしそれは「その夢が妥当な場合」に限ります。
「行動に移してみれば、結果はどうであれ満足できるのに」という場合に限ります。

常識のない夢や行動に対して「自分に正直であれ」とは言いません。
自分を正当化するために「自分に正直でありたい」と言うのはおかしなことです。

自分のことを冷静に判断するのは難しいのです。
だから第三者の視点から見たアドバイスを求め、それを参考にします。

しかし、行動した結果に対して責任を取るのはあなたです。





「自分に正直で在る」というのは
「相手の気持ちを考えなくていい」ということではありません。

「自分に正直で在る」というのは
「自分の気持ちも、周囲への影響もすべて全て自分の責任としてとらえ、その上で行動する」という覚悟を持つことです。

つまり『自分の人生に責任を持つ自分』を選択するということなのです。


自分の現状を誰かのせいにせず、
「自分の脚で立ち、自分の脚で歩く」という『覚悟』を持つことが
「自分に正直になる」ということなのです。







富山のお墓レスキュー隊 隊長 亀山龍厳




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