Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

持ってけ事件 - 加害者

2009-09-23 | ◆釣りバカ
いよいよカワハギのシーズン始まる。
昨年11月、12月と屈辱的な敗北を喫した魚であるが、
肝あえの刺身が非常にうまいので、今年も再挑戦。

今年は金沢八景のあいかわ丸ではなく、
佐島の海楽園から出船してみる。
カワハギは人気があるらしく、
連休中とはいえ満席での出船。
両隣とも自前の竿でかなり玄人くささがプンプンしていてやな感じ。
とくに左側のおじさんなど、自作の竹竿だと言う。

カワハギはかなり玄人受けする魚なので、
こういう人たちが多いのも已むなしか。
しかし、昨年の釣果を考えると気が重い。

11月のカワハギ 0
12月のカワハギ 1

昨年は当たりがあると早合わせして引っ掛けようと
していたのだが、今年はむしろ魚に餌を吸い込ませて
釣る方法に変えてみた。

これが効を奏したのかまず一尾。
自作竹竿のおじさんは、「まずは安心ですな」と余裕
のコメント。そして二尾、三尾。徐々に型も大きくなる。

自作竹竿のおじさんもようやく一尾。
「これでとりあえずお土産は出来た」とまだ余裕。

そうする間にもこちらは三、四、五と数を伸ばす。
さすがの竹竿おじさんも、「どうやって釣ってんの?
たるませ?」などと聞いてくる。やや苦渋の表情。

どうもいつもと違う展開に戸惑いながらも、
「少したるませですな。少しですよ」などとアドバイス
してみる。すると竹竿おじさんももう一尾追加。

しかし、こちらは根掛の連続でついにオモリが切れてしまう。
竹竿おじさんはやさしくて、「好きに使ってよ」とオモリを
提供してくれる。それを使って、さらに六、七、八、九、十
と数を伸ばす。

その間、竹竿おじさん全然釣れず。う~んなんでだ。
そしてついに時間切れでおしまい。そこで言ってみた。

「オモリ頂いたお礼に一匹持ってきますか?」
「ありがたい。釣れたことにしよ~」

ということで、いつもは「もってけ事件」の被害者である私が
今回は事件の加害者になったのであった。
この日が人生の転換点となるか。

帰るとき、駐車場でこの竹竿おじさんが携帯電話で大声で話していた。
どうも「また釣りに行ってるのか」などと言われているらしく、

「釣りが魚を釣るということであるならば、
俺は釣りには行ってない。」

などと屁理屈をこねていた。釣り人は往生際が悪いが、
気持ちは良く判りますな。もう私には無縁であるが。

ちなみに、この日の竿頭は13尾なので、10尾は今シーズン
1回目としては好調な出だしと言えよう。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんか・・・ (ゆきお)
2009-09-24 12:48:29
上から目線じゃないですか?(笑)
返信する
たまには (いけだ(@_@)
2009-09-24 19:32:29
たまには威張らせてあげましょう。

これが最初で最期ですから(笑)
返信する
Unknown (e-Tetsu)
2009-09-25 20:48:19
いちいち笑うな。
プロ釣り師を目指す私としては真剣なのだ。
返信する

コメントを投稿