序盤接戦も、終わってみれば大勝！

2005/6/15 ●西武3 - 10阪神○。

5回までは逆転に次ぐ逆転でシーソーゲームとなっていましたが、やはりその流れを止めたのは球児投手でしたね。5-3とリードしながら、2アウト満塁で打者は3番の中村。しかもノースリーまでいきながら、最後は開き直って直球だけで押し切った感じでしたね。あそこで打たれていればこんな対象にはなっていなかったのではないでしょうか。そして続く7回も4番カブレラ、5番和田、6番石井という好打者を三者三振で斬ってしまい、見ていて感激すらしてしまいました。すごすぎる！



6回、7回と4打者に対し4三振と完全に追撃の火を消した藤川球児投手
(パの首位打者石井も三振のシーン)


と、球児投手を褒めちぎった後になってしまいますが、打線も今日は満遍なくがんばりましたね。実は前の試合のヒーロー浜中選手はノーヒットだったりするのですが、序盤は伏兵的な選手が活躍してましたよね。関本、上坂、鳥谷、町田とクリーンアップではないところから打点が飛び出す展開にタイガースの層の厚さを感じました。おっと鳥谷選手はもはや不動の2番打者になりつつあるので、伏兵ではないですね。(トップの写真はやや表情の硬めなヒーローインタビューを受ける鳥谷選手。)



2回表同点タイムリーを放つ関本選手


2回表怪我の赤星選手に代わって出た上坂選手の初球打ちタイムリー


4回表相手のエラーにつけこみ、鳥谷選手の決勝タイムリーが飛び出した


5回表接戦だっただけに貴重な追加点を挙げた町田選手のタイムリー


6回裏からはピンチの後のチャンスということで、帆足投手からなかなかヒットが打てなかった主軸にホームランが飛び出しこれで一気に勝利が確信できるような展開となりました。金本選手は31球場目のホームランということでめでたく、また金本、今岡両選手のアベックアーチは実は初めてだそうでこれまためでたい。そして8回には泳ぎながら鳥谷選手の今季初ホームラン、金本選手のバックスクリーンに超低空飛行で運んだ二打席連続弾も飛び出し、終わってみれば13安打10得点の大勝となりました。
その中で3安打4打点の活躍をした鳥谷選手には今後も活躍してもらいたいですね。



7回表31球場目のホームランをレフトスタンドに流し打った金本選手


7回表金本選手に続いてレフトスタンドに完璧に運んだ今岡選手


8回表見事に内角低めの球を救い上げてライトスタンドに運んだ鳥谷選手は今季初HR


8回表ダメにダメを押す二打席連続HRの金本選手。
超低い弾道の弾丸ライナーがバックスクリーン右横につきささりました！


これで岡田阪神最多の貯金10となりました。
ここ最近は投打の息があっていて、本当に強いチームになってきてますし、何より岡田監督の選手起用がずばっとあたっているような気がします。おそらく適材適所の配置をしているということもあるでしょうし、またその起用に応えようという意欲が選手側にも出てきて、選手とベンチの信頼関係が強くなってきているのかなとも思います。

このいい流れを断ち切らずにまたセ・リーグ相手に勝ち続けて欲しいです。
おっと、まだ交流戦は終わってませんでしたね。今日はきっと福原投手が完投してくれるはずなので、期待しましょう！

＃ あと、赤星選手の怪我が気になります。赤星選手離脱となると本当に痛いですしね。

---------------------------------------
【試合結果】

西武１勝４敗０分け
◇開始１８時０１分◇インボイス西武◇観衆２７２４５

阪　神 | ０ ２ ０ | ２ １ ０ | ２ ３ ０ | １０ 　
西　武 | １ ２ ０ | ０ ０ ０ | ０ ０ ０ | ３ 　

【阪神】 ○杉山(３勝４敗)、Ｈ橋本、Ｈ江草、Ｈ藤川、ウィリアムス、桟原
【西武】 ●帆足(６勝４敗)、正津、小野寺、長田
【本塁打】栗山５号(西)、金本16号(神)、今岡13号(神)、鳥谷１号(神)、金本17号(神)